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ゆゆの勝手に映画評(~2000)

xmen

「X-MEN」

 

ヒュー・ジャックマン主演他。社会から追放されたミュータントたち。彼らは全員、遺伝子の突然変異によって超人的なパワーを持ち、その特殊能力ゆえに、社会から疎外されたのだ。やがて、プロフェッサーXによって組織されたミュータント・チーム、X-MENは、善のために生まれながらの特殊能力を役立たせる方法を身につけるが、命がけで守っている人類が、自分たちの存在を拒絶し、忌み嫌っているのに気付く。社会のミュータントに対する偏見と耐えがたい処遇と戦いながら、X-MENは人類とミュータントとが平和共存する世界の実現を最終目標にしていた。そして今、X-MEN対悪のミュータント組織との人類の存亡を賭けた壮絶な超能力バトルの火蓋が切られる!マーベルコミックが誇るSFライブ・スーパーヒーロー・アクション超大作。

 

7点!!観る前はSFだし、難しいかなと思ってたのですが、そこはさすがのマーベル。ミュータントも時代設定も小学生にもわかるように説明してくれてたので入りやすかったです。ただ、「少し先の未来」みたいな設定がもはや過去に思えましたが(>_<)ヒューのウルヴァリンはロマコメ引きずってる?感じのロマンティックなキャラで。ヒューだからそう見えるだけかな?ウルヴァリンの爪は人工的に埋め込まれたものだったのか!!(衝撃)リアルに全く展開がわからないので、「あれ?確かプロフェッサーXとマグニトーって最後まで出てたよね?最初からこんなおじいさんで2017年に生きてるの?」と驚いてました。ローグ役のアンナ・パキン、クレア・ディーンズみたいな子で可愛かったです。合間時間を見つけて観ていきたいと思います。2000年公開。

 

「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」

 

イーサン・ホーク、ジュディー・デルピー主演他。恋が生まれる瞬間を、見たことがありますか―アメリカ人青年ジェシー(イーサン・ホーク)と、ソルボンヌ大学に通うセリーヌ(ジュリー・デルピー)は、ユーロートレインの車内で出会った瞬間から心が通い合うのを感じる。ウィーンで途中下車した2人は、それから14時間、街を歩きながら語り合い・・・そんな自然な会話の中から、彼らの人生観、価値観、そして心の奥の微妙な揺れ動きが見え隠れする。でも別れのときはもう迫ってきていた・・・。ユーロトレインの車内で出会った二人がお互いに心惹かれ合い、一緒に過ごした別れの時間までの14時間を描いた、リチャード・リンクレイター監督が贈る極上のラブ・ストーリー。第45回ベルリン国際映画祭監督賞受賞作品。

 

10点!!なんだ、この最強のイチャイチャは!(//∇//) 「目は口程に物を言う」といいますが、初めの頃の二人の目線のそらし方(レコードの件り)も明け方のラブラブな見つめ合いももう恥ずかしいけどニヤニヤが止まらない!!(*ノ∪`*) これは絶対一人で観たい。でも一人で観たら寂しいか。気を許して長い恋人と観るのがベストか(/∀\*) 私は基本、20代より30代、30代より40代のオジフェチなのですが、イーサン・ホークも40代の方が格好良いですが、20代?30代?の頃のイーサンもとびきり格好良いですね。そしてチャラい(笑)大学生の女の子に諭されちゃうくらい浮足立っていてチャラいです(爆)この会話劇はアドリブは殆どなくてタイミングも何もかも綿密に計算されたものだそうです。リンクレイター監督が言いたいこと言わせたいことを男女二人に分けてディスカッションというか、そういう気配がしました。でも、それがウディ・アレンみたいにうっとおしい感じじゃなくて、サラリとしていてお洒落なんです。ジュリー・デルピーのふわふわの髪型でゴムで縛らないで編んでるのが好きです。ああいう日焼けしたら大変なくらい白い肌にすっぴんで髪もボサボサでお洒落に見えるのはフレンチガールの特権ですね(いいなぁ。)私は続編2作をまだ観てないので、少し寝かせてから観たいと思います。新しい恋の高揚感が画面から伝わってきて、幸せな眠りにつけそうです。1995年公開。

 

「ニュー・シネマ・パラダイス」

 

戦後間もないシチリアの小さな村。この村の唯一の娯楽はパラダイス座という映画館。少年トト(サルヴァトーレ・カシオ)も母親の目を盗んで映画館に通いつめていたが、彼の心を魅了したのはフィルムの宝庫である映写室と、それを操る映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)だった。頑固者のアルフレードは、映写室という聖域からトトを追い出そうとするが、やがてふたりの間に不思議な友情が芽生えていく…。人々はパラダイス座に集まっては、笑い、泣き、冒険に胸を躍らせ、恋に身を焦がす。一歩外にでればそれぞれに人生がある。一癖もふた癖もある映画館の常連たち、トトの成長と旅立ち、そしてアルフレードとの親子にも似た関係。監督ジュゼッペ・トルナトーレは33歳(当時)とは思えない見事な手腕で、映画館をとりまく人生模様と映画への愛をユーモラスかつノスタルジックに描いてみせた。そして、それを支えたのが巨匠エンニオ・モリコーネの素晴らしい音楽。映画史上に燦然と輝く、感動映画の金字塔。

 

8点!!トトを演じたサルヴァトーレ・カシオの可愛さ!!そして彼が順調に美青年に成長していく過程の周囲の温かい見守りと淡い恋の切なさ。それらを彩る聞きなれた高揚感のある音楽。正直、2時間超えで長いですし、「6才のボクが大人になるまで」みたいな感じで、大事件が起こるわけではないのですが、映画愛に溢れてますね。ニュー・シネマ・パラダイスの広場を中心とした小さな街並みも皆知った顔で素敵だなぁと思いました。ラストの展開とか、何故33歳にしてそんなに温かくユーモラスなアイディアが出てくる!?と感嘆しかないです。もう少し年齢がいってから観たらもっと良いのかも知れないですけど、今の私だと「超ハマる」というよりは流しておきたい、カフェで観ながらくつろぎたいくらいの作品でした。1989年公開。

 

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

 

山崎裕太、奥菜恵主演他。港町に住む小学生の典道(山崎裕太)と祐介(反田孝幸)。同級生のなずな(奥菜恵)のことを好きな二人は、夏休み前日、なずなからある勝負を持ちかけられる。両親が離婚し、転校しなければならないなずなは、密かにプールの競争で勝った方と駆け落ちを画策していたのだ。なずなは勝負に勝った祐介と待ち合わせ場所に向かうが、祐介にすっぽかされてしまい、親に無理やり連れ戻されてしまう。それを見ていることしかできなかった典道が「もしも、あの時、勝負に勝ったのが俺だったら・・・。」と願うと、世界は反転し始める―。

 

9点!!ちょうど山崎くんの声変わりの時にぶつけてるのが凄いな(笑)奥菜恵のなずなの絶妙な可愛らしさと色っぽさのバランスは誰にも超えられないでしょう。男の子たちが今観ると格好良くなさ過ぎて「中学生日記」みたいになってました。プールの塩素の臭い、お祭りのべたつく甘い匂い、海風、重たいトランク、色んな要素がすべてひと夏の淡い恋に繋がっていて、何とも言えない気持ちになります。切なくて甘くていいなぁ。大人になってからでも、こういう気持ちってなれるものなのだろうか?とか色々考え込んでしまいました。色々服装とかダサいというか現代の子には理解出来ない要素がたくさんあったので、本作を超えるキャストでリメイクして欲しいです。1995年公開。

 

 

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

 

ビョーク主演他。セルマは歌う、命よりも大切なもののために―。チェコからアメリカにやってきたセルマ(ビョーク)は女手ひとつで息子を育てながら、工場で働いている。セルマを母のように見守る年上の親友キャシー(カトリーヌ・ドヌーヴ)。何かにつけて息子の面倒を見てくれる隣人のビル(デビッド・モス)夫妻、セルマに静かに想いを寄せるジェフ(ピーター・ストーメア)。様々な愛に支えられながらもセルマには、誰にも言えない悲しい秘密があった。病のために視力を失いつつあり、手術を受けない限り息子も同じ運命を辿るのだ。愛する息子に手術を受けさせたいと懸命に働くセルマ。しかしある日、大事な手術代が盗まれ、運命は思いもかけないフィナーレへと彼女を導いていく・・・。カンヌ国際映画祭でパルムドール他2冠に輝いた衝撃の感動作は世紀を越え、全世界へ。

 

6点!!物語の初めから工場で共に働くキャシーも工場長もセルマのミスを責めることなくいつも親切だし、特別美人というわけでもないのにセルマをひたすら思い続けて仕事終わりに待っている男性ジェフがいるし、隣人夫婦はセルマの内職を手伝ってくれるしで、セルマのこれまでの彼らとの関わりや人となりがわからない中で「皆親切。貧しいけれど幸せ。」みたいに描かれているのが、とても不自然に感じました。セルマも空想の中でボッーとして仕事で迷惑をかけても反応が薄いし、(見えないとは別に。)服も髪も無頓着で、とてもモテるとは思えないし、ザ・悲劇のヒロインなのですが、共感出来ないと言いますか・・・。息子以外に執着しておらず、生きようとする力を感じないんですよね。それも自分から見た息子の幸せでしかないので、キャシーの訴えに悩むこともなく耳も傾けない。息子の自分の目が見えなくなるかも知れないという恐怖と母親が死刑になる恐怖だったら、精神的にダメージがあるのはどっちもどっちだと思うのですが、その辺りは考えられないようで、それが受け入れられなかったのかも知れません。でも、ビョークが歌い出したら、ひたすら転がり落ちていく展開でも、音楽が素晴らしく、惹きつけられます。彼女が空想の中だけでなく、いつもあんな風に歌っているというのならば、ジェフが惚れるのもわかるのですが(>_<)ミュージカルのテンポや挿入の仕方がとても変わっていて、観たことのない違和感が心地良くて、隣人の件りや死刑台へ行く際も、ここでミュージカルか~と驚きました。クライマックスでセルマが息子の名前を叫び続けるシーンは泣けました。初めてセルマが自分の根っこの感情を見せ、願いを叫んだシーンだったので。もっと早くからそういう展開にしてくれれば、ずっと号泣パターンだったはず。転がり落ちるだけの救いのない話ですが、音楽がとても良いので、また観たいです。良さが発見できるかも知れないし。2000年公開。

 

 

「12モンキーズ」

 

ブルース・ウィルス主演他。いつも同じ夢だった。―空港を駆け抜ける男、膝から崩れ落ちる男、取り乱す女。それを見つめる少年・・・。21世紀初頭、全世界に蔓延したウイルスによって、人類は絶滅の危機に瀕していた。生き残った人々は地上を追われ、血かでの生活を余儀なくされた。2035年、科学者グループは原因を探るために調査を重ね、その謎に“12モンキーズ”が関わっていることをつきとめる。そして、囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィルス)は、特赦を条件に“12モンキーズ”の調査を命じられ、ウイルスが蔓延し始めた1996年に送り込まれるのだが・・・。ウイルス発生の鍵を握る“12モンキーズ”とは一体何か?知られざる化学兵器か?秘密の軍隊か?それとも・・・?そして、人類の行く末は・・・。独自の映像世界で映画ファンを魅了する鬼才テリー・ギリアム監督が、豪華キャストで放つ一流エンターテインメント。正気と狂気、現実と幻想、過去と未来をめぐり、想像を絶するドラマが展開する!!

 

5点!!過去に行ってウイルス源を突き止めろという単純な物語かと思いきや、色んな時代に飛ばされて、同じ人物に別の時代で会ったりして、自分のことすら妄想だと思い込み出し・・・というかなり難解なSF映画でした。SF苦手なんです・・・(>_<) ブラット・ピットがかなりクレイジーな役を演じていて、こういう役も出来たんだと圧倒されました。ブラピがメインだと思っていたので、ブルース・ウィルスが頑張ってましたけど、難しいし、寝落ちしながら観ました。前振りや小細工が多すぎてハラハラを逃してしまった感じ。音楽とか演出やラストなどがレトロでオシャレで映画を観た~という満足感に浸れる作品です。1996年公開。

 

 

「シックス・センス」

 

ブルース・ウィリス主演他。小児精神科医マルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)は、毎年、子供たちの“心の病”の解決に人生を捧げ、第一人者として邁進していきた。しかし、10年前に治療したビンセントという少年の事件が、マルコムの心を傷つけ、そのために、彼と最愛の妻アンナとの間には深い溝ができ、人生に絶望しかけていた。そんなマルコムが、今回、手掛けることになった8歳のコール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、彼に過去の辛い経験を思い起こさせた。ビンセントの症状に酷似しているのだ。コールはひどく怯え、母親リンにさえ何も話せず、1人で苦しんでいた。かたくなに心を閉ざすコールを説得して、やっと打ち明けられた驚くべき“事実”。コールを救うため全力を尽くすマルコムの前に、科学では説明のつかない「何か」の存在が、次第にその全貌を明らかにしていくのだった・・・。いま、全世界が注目する―かつてない戦慄と空前の話題に包まれた<新感覚スリラー>誕生!

 

6点!!大ヒット映画だと聞いたから観たのにいつものシャラマンさんじゃないですか~(>_<)そこら中にヒント映像を散りばめて、でも間違い探し的な散りばめ方だから探すのももう面倒くさくて、音楽と間で恐怖をあおってくるけど、結局スリラー的な怖さはまったくなく・・・眠たい!!いつものM・ナイト・シャラマン!!最期のオチは予想出来ず「なんてこった!」と思わず叫びましたが、最初から予想することも諦めちゃってたからなぁ・・・。でも、シャラマンにしては、しっかりしたラストを提示してくれてて、そこがヒット要因だったのかなと感じました。皆、話題作だからって意気揚々と劇場に行って寝ちゃった人が大量発生したんじゃないかしら?と当時を想像しちゃう作品でした。1999年公開。

 

 

「エアフォース・ワン」

 

ハリソン・フォード主演他。大統領専用機<エアフォース・ワン>。それは、最新のテクノロジーと最高権力の象徴のはずだった・・・。最新テクノロジーと最高の権力の象徴―“空飛ぶホワイトハウス”の異名を持つ大統領専用機<エアフォース・ワン>がロシア人テロリスト・グループに占拠された。人質となった政府VIP、大統領側近、ジャーナリストたち、そして大統領の最愛の家族を救うことができるのは、ただひとりの男だけ―それは、合衆国大統領ジェームズ・マーシャル(ハリソン・フォード)自身だった!事態打開のチャンスを狙い機内に潜む彼は、冷酷なテロリスト・グループに対し反撃を開始するが・・・!?

 

8点!!初見です。ハリウッドのセットの感じにパラシュートで降り立つ冒頭とかワクワクします。物語はスピード感あり、画面もガクガク揺れるし、色もカチカチするし、ジェットコースター感満載なのですが、銃撃シーンとアクションシーンだけ映し方をごまかし過ぎてて緊張感に欠けます。でも、勢いと肉弾戦で乗り切ってやれ的なノリは嫌いじゃないです。5本の配線を自己判断で切っちゃうところと、大統領側近や確実に死ぬのがわかってて乗り込んでくるパイロットと交代しているのに、最後に笑顔を見せちゃうのとか、リアリティに欠けましたが、そこを抜かせば、何も考えずに楽しめる映画でした。テロリスト役のゲイリー・オールドマンもラデク将軍役のユルゲン・プロホノフも格好良かったです。1997年公開。

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