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ゆゆ勝手に映画評(2001)

 

「千と千尋の神隠し」

主人公の千尋は現代に住む10歳の女の子。両親と一緒に引っ越す途中、不思議な場所に迷い込む。そこは、人間の世界のすぐ傍にありながら、さまざまな神やお化けが棲んでいる世界、『霊々の世界』だった。その世界は、湯バーバという強欲な魔女が支配しており、大人も子供も関係なく、働かない人間は消えるか動物になるしかないという掟があった。その掟を知らずに、美味しそうな料理を食べてしまった千尋の両親は豚の姿にされてしまう。 一人だけ取り残された上、名前まで奪われて「千」と呼ばれるようになった千尋は、生き残るために湯バーバめ下で働き始めた。そして、千尋の「生きる力」は次第に目覚めていくのであった。

10点!!主人公・千尋の年齢は10歳。この年頃の子どもの成長力は物凄いものがあります。お母さんにしがみついてたと思ったら、誰かのために、自分のために、一人でどこへでも行けたり、色んな事を覚えたり・・・。大人が見ていない間の子どもの世界を見た気がしました。日本と中国が混ざったような昔情緒溢れる世界観に、湯バーバ、ハク、顔なし、それぞれのキャラクターたちが生き生きしていてとても面白かったです。大人が十分に満足して帰れるファンタジーです。2001年公開。

 

 

「パコダテ人」

宮崎あおい主演他。日野ひかる(宮崎あおい)は、函館のはまなす学園に通う高校一年生。クラスメートの隼人(勝地涼)との初デートの朝、目覚めると、なぜかシッポが生えていた!シッポが気になり、デートはドタキャン。二人はなんとなく気まずい雰囲気に・・・。ひかりを元気づけようと、姉みちる(松田一沙)は、お手製のフェイク・シッポをつけてひかりを街に連れ出すが、その姿を函館スクープ記者・早川(萩原聖人)に撮られ、シッポ人間出現のニュースはあっという間に函館中を駆け巡る。しかも、シッポ人間の発見に懸賞金までかけられて、シッポ・フィーバーは加熱するばかり。そんな中、なんともう一人のシッポ人間(大泉洋)が出現!やがて二人のしっぽは函館中を巻き込む大事件に発展して・・・。笑って、泣いてシッポの分だけ優しくなれる、シッポ・ファンタジー。2001年公開。

5点!!小学生向けな内容です。大人向けのパコダテ人が観たかったなぁ。でも、私は、宮崎あおいちゃんはこの作品が一番可愛いと思います!あおいちゃんの可愛さ満載!!o(*>▽<*)oクライマックスの、大泉洋のハズした登場シーンだけ笑えましたが、後は、DVDでです。現実味がないのかな?テンポもゆるいし。何が悪いってわけじゃないけど、良いところも特に思いつかない映画でした。2001年公開。

 

 

「スペース・トラベラーズ」

10点!!金城武主演他。笑いのテンポといい事件の展開といいキャストも旬の人ばかりだったし、小細工も良かったです。金城くんのコメディタッチな日本作品の最初の頃ですね。2001年公開。

 

 

「サトラレ」

10点!!安藤政信主演他。新しい話だと思いました。政府とかが踊る大捜査線同様ちょっとコメディタッチすぎたのが×だったけど、安藤の心の声に笑い、後半のおばあちゃんの病気発覚のシーンから最後までボロ泣きで終了です。大好きな作品のひとつです。2001年公開。

 

 

「梟の城」

6点!!中井貴一主演他。忍者映画としてはナシです。だって飛ぶ時、糸が見えてる!!(笑)中井貴一さんはいまいち好きじゃないのでウ~ンって感じでした。タダだから観る映画です。2001年公開。

 

 

「赤影」

7点!!安藤政信主演他。安藤くんの「赤影参上!!」ってゆう決めゼリフがすべてカミカミで可愛かったです(笑)内容は忍者とわがままなあんみつ姫(奥菜恵)だけな薄い内容でしたが、安藤くんファンにはそれだけで良い映画でした(^^;)麻生久美子さんが可愛かったです。2001年公開。

 

 

「バトルロワイヤル」

7点!!藤原竜也主演他。原作を読んだとき、こんな分厚い本をどうやってまとめるんだろう?って思ったけど、さすが深作監督!コマコマまとまってました。でも原作を読んでから行った方がより良いと思います。安藤くんがかなりキレてて怖かったです。今売れ筋の若手がけっこう出てるのでチェックです。2001年公開。

 

 

「ショコラ」

5点!!ジョニー・デップの風来坊的なところがぴったりでした。でもテンポがのんびり過ぎて途中で眠くなってしまいました。フランス映画が苦手な私はテンポがゆっくりなものは無理でした。2001年公開。

 

 

「GO」

7点!!金城一紀さんの出世作です。国籍なんて関係ない、でも大好きな人に国籍のことを言われてしまうという「キツイでしょーそれは(;_;)」!!でも最後には彼女(柴崎コウ)も「国籍なんて関係ない」って二人は結ばれてよかったです。若者の悩みや国籍、恋愛が凝縮したなかなか良かった作品でした。2001年公開。

 

 

「スウィート・ノベンバー」

4点!!キアヌ・リーブスの久々の恋愛映画でしたが、いまいちヒットでしたね。でも純愛悲劇すぎて共感できませんでした。もう純粋じゃないのかも・・・(--;)2001年公開。

 

 

「O(オー)」

8点!!ジョシュ・ハートネット主演。シェークスピアの「オセロ」の現代版です。ジョシュ演じるヒューゴは悪役です。嫉妬に燃えて黒人の同寮生オーディンを破滅に追い込むというお話です。ジョシュが冷たーい役柄に徹してるのが珍しいというか見ごたえがあります(ファンなんで)黒人差別に真っ向から焦点が当たってるところも珍しいです。2001年公開。

 

 

「パール・ハーバー」

10点!!真珠湾攻撃のお話なので日本ではけっこうブーイングも起きましたが、戦争映画としては一流なんじゃないかと。戦争の悲惨さもきちんと描かれてるし、なのにストーリーの中心は恋愛と友情に置かれていて素晴らしいです。でもジョシュはこの作品以降、有名大作は避けているそうです。(ザンネン)2001年公開。

 

 

「I am Sam」

9点!!ショーン・ペン主演。ダコタ・ファニングがとっても可愛いです。実力派だし、小さい頃の安達由実ちゃんみたい。ショーン・ペンはもっと上手すぎです!7歳程度の知的能力しかない父親で、でも娘を必死で守ろうとする父親役を見事に演じきってます。弁護士役のミシェル・ファイファーもいつもキレ気味な敏腕弁護士役として良いスパイスになってます。サムが劇中よく引用するビートルズの台詞や流れてる曲も良いし、サムの周囲の人たちのサムを見守る温かさもうまく描かれています。サムの友達役に実際に知的能力に障害がある人たちが出演しているのでより自然な雰囲気が作り出されています。この映画でサムのような知的能力に障害があるといわれている人たちがどのような表現をするかどうしたら周りと上手くやっていけるか考えるきっかけになれば良いと思いました。2001年公開。

 

 

「ブリジット・ジョーンズの日記」

8点!!レニー・ゼルヴィガー主演。恋に仕事に奮闘する30代女性ぴったりです☆それにしても頑張って太ったんですね。パンティーで走ったり。。バニーガールの格好したり。かなり笑えたけど、彼女頑張ってます。原作の方も大ベストセラーになっていますが、映画の方が凝縮されてて面白かったです。ヒュー・グラントのプレイボーイなのにカッコいいなって思わせちゃうとこも素敵。続編が楽しみです♪2001年公開。

 

 

「ブラックホーク・ダウン」

3点!!1993年10月3日の米軍によるソマリア侵攻の失敗を描いた戦争超大作。ジョシュ・ハートネット、オーランド・ブルーム、ユアン・マクレガー、トム・サイズモアなど有名俳優勢ぞろいって感じですが、戦闘シーンが激しすぎてもう誰が誰だかわからない状態でした。結局正義のための戦いと評してアメリカの独りよがりな作品な気がします。戦争って本当に無意味ですねってことも感じ取れましたが。2001年公開。

 

 

「ニューヨークの恋人」

8点!!ラブコメディの女王メグ・ライアン主演。王子様役は私生活でも王子な雰囲気のヒュー・ジャックマンです♪1876年のニューヨークから現代にタイムスリップしてきたレオポルド公爵(ヒュー・ジャックマン)と現代で仕事に忙しく生きるケイト(メグ・ライアン)とのラブロマンスです。私のお気に入りの小説ジュード・デヴロー作「時のかなたの恋人」に設定も雰囲気もそっくりなのでこの映画が好きな方はぜひこちらの小説も読み下さい(^^)タイムスリップとか中世の衣装の公爵とかありえない設定だらけなのに最後まで楽しませてくれるところはさすがジェームズ・マンゴールド監督です。女の子がデートで観たい映画ですね♪2001年公開。

 

 

「冷静と情熱のあいだ」

8点!!竹之内豊、ケリー・チャン主演。原作の大ファンだったのでとても期待して公開初日に一人で勢いで観に行ったらカップルだらけで寂しかったデス(;_;)あおい役が本来日本人なのにケリー・チャンが演じるというのとあおいのイタリアでの恋人役が中国人というのとラストの再会の前に順正(竹之内豊)とあおいが再会してしまうというのが盛り上がりに欠けました。でも昔の恋人を互いに心の片隅で切なく想い続けて再会できるっていうのはどんな映画でも感動しますね。エンヤのノスタルジックな主題歌がイタリアの美しい景観とオシャレな恋にピッタリです。2001年公開。

 

 

「スパイゲーム」

ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット主演。ロバート演じるベテランエージェントが中国に捕まった若い相棒(ブラッド・ピット)を助けるため、自分の最後の任務として壮大な作戦を実行する。ブラッド・ピット演じるビショップは投獄された昔の恋人を救うため命がけで中国へ向かう。

8点!!2時間緊張感が途切れないスリリングなサスペンス映画です。ブラッド・ピットにしては珍しく地味なタイプの映画を選択したと思います。でも見ごたえあります。2001年公開。

 

 

「ハートブレイカー」

シガニー・ウィーバー、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット主演。ペアを組んで結婚詐欺を繰り返す母娘だが、娘のペイジ(ジェニファー)が一人立ちしたいと言い出したことから母娘のドタバタ詐欺セクシーテクを駆使した戦いが始まる。

10点!!不注意でカモの金持ち男性を殺してしまったり、娘の恋人を口説き落としてしまう母親いたり、かなり笑えて面白い作品です。男性はこの作品を見て女のズルさを学びましょう(爆)2001年公開。

 

 

「ハリー・ポッターと賢者の石」

10点!!ダニエル・ラドクリフ主演。ベストセラーファンタジーの映画化です。原作のハリー、ロン、ハーマイオニーのイメージもぴったりで魔法の世界やクィディッチの迫力がたっぷり詰め込まれた3時間です。原作同様、最高のファンタジーです。2001年公開。

 

 

「バニラ・スカイ」

トム・クルーズ主演。マンハッタンの豪邸に住むハンサムで何にも不自由のないデヴィット(トム・クルーズ)は、恋人ジュリー(キャメロン・ディアス)がいながら、ある夜パーティーで出会ったソフィア(ペネロペ・クルス)に一目ぼれしてしまう。だが、それを見抜いたジュリーは嫉妬のあまり、彼を車に乗せたまま崖に突っ込み、彼女は死に、デヴィットはハンサムだった顔が見る影もなく変形してしまう。絶望の中をさまよい続け、ついに元の顔を取り戻す方法を見いだしたデヴィッド。しかし、彼の運命はやがて、思わぬ方向へと転がり始める。ロマンス、セックス、疑惑、そして見果てぬ夢。予期せぬ人生のジェットコースターに突然、投げ込まれたデヴィッドは、愛の本質を求めながら旅を続けていく。そして、旅の終わりに彼が見たものは・・・。

10点!!来日試写会に行ったのでトムファンが凄いことになっていました。彼もとてもファンに優しく試写会が30分くらい押してしまうくらいサインをしたり握手をしたりでなかなか彼が会場に入れない状態でした。素敵でした。ペネロペとも当時はラブラブで終始手をにぎり合っていました。映画は「オープン・ユア・アイズ」のリメイクでペネロペ・クルスはどちらにも出演しています。すごく巧妙に作られていて何度も見て理解したい作品です。当時恋人同士だったトムとペネロペのラブシーンは本当にラブラブです(^^)2001年公開。

 

 

「バンディッツ」

ブルース・ウィルス主演。刑務所を脱走したジョー(ブルース・ウィリス)とテリー(ビリー・ボブ・ソーントン)は、誰も傷つけることのない鮮やかな手口の銀行強盗を続け、いつしか英雄に祭りあげられていく。やがて、結婚生活に疲れた主婦ケイト(ケイト・ブランシェット)が仲間として加わるが、ジョーもテリーもケイトを愛するようになってしまい・・・。

7点!!派手なアクションあり、ラブストーリーありで地味だけど、なかなか面白いです。でもブルース・ウィルスがタイプじゃないのでラブストーリーに共感できなかったのが残念(>_<)2001年公開。

 

 

「ヴィドック」

3点!!私の苦手なフランス映画です。わかりにくくグロいです。 19世紀のフランスで、全土を揺るがした狂気の連続殺人事件が発生。犯人は「鏡の顔を持つ男」だ。「その鏡に映った者は、必ず死ぬ」という噂が囁かれる中、名探偵ヴィドックが調査に乗り出すというストーリーです。犯人が予想外だったことだけは面白かったです。でもフランス映画は推理ものなのに途中で眠くなってわけわからなくなってしまいました(--;)2001年公開。

 

 

「陰陽師」

7点!!野村萬斎主演。彼のためにある映画ですね。男性にして妖艶で本当に陰陽師・阿倍晴明の雰囲気にぴったりです。悪役・道尊を演じる真田広之さんの勢いと怒りの演技もさすがです。伊藤英明くんはベテランに囲まれてちょっと演技力不足が目立ちましたけど、頑張ってました。2001年公開。

 

 

「リリィ・シュシュのすべて」

市原隼人、忍成修吾、蒼井優、伊藤歩他、注目の若手俳優たちが瑞々しく繊細な演技をしています。田園が美しい地方都市。窒息しそうな毎日を送る少年にとって、カリスマ的歌姫リリイ・シュシュだけが唯一の救いだった・・・。

7点!!十四歳の少年少女たちのリアルを描く岩井俊二監督作品です。実際に起きた事件をベースにして描かれた少年少女たちの危うい繊細すぎる心が見事に描き出されています。素晴らしいのにとても心に痛い作品なので2度観るには勇気が要ります。あと、インターネットの文字が画面いっぱいに表示されるのでポケモン現象というかとても酔うのでそれは注意してください。2001年公開。

 

 

「シュレック」

3点!!吹き替え版で観てしまったせいでしょうか。シュレックの声の浜ちゃんの声がなんともオヤジくさくてとてもラブストーリーには思えませんでした。ストーリー自体もディズニー独特の面白さが足りず、つまらなかったような気がします。続編を観たい作品ではないです。2001年公開。

 

 

「キリング・ミー・ソフトリー」

ヘザー・グラハム、ジョセフ・ファイン主演。巨匠・陳凱歌監督がハリウッドに進出して描いたエロティックサスペンス。偶然出会ったミステリアスな男性アダム(ジョセフ・ファインズ)と愛の世界に溺れ、お互いをよく知らぬうちに結婚したアリス(ヘザー・グラハム)。幸せな結婚生活を送るはずが、その後彼の信じられない過去が明らかになり・・・。

6点!!つっこみどころ満載な映画だったのですが、自宅で電気を消して鑑賞したので「きゃ~(怖)」とか「アダムがくるよ!」とか隣の彼氏に話かけまくってちょっと面白おかしく観て楽しみました(笑)展開はオチも読めるし、何のひねりもなく古典的なのですが、アダムとアリスのひと目会った瞬間に情熱的に惹かれ合うっていうのはわかりますね~私も一目ぼれの天才なので。しかも一目ぼれした瞬間に相手の何もかも欲しくなってしまうという即効行動派なとことか超共感。運命とか感じちゃうタイプなので。(そして失敗した数は数え切れず爆)アダムの愛は確かにちょっと狂気的ですが、あそこまで愛されてみたいっていうのはありますね。ラストの再会のシーンは切なかったです。2001年公開。

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「AI」

ハーレイ・ジョエル・オスメント主演他。デイビッド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は11歳。体重27キロ、身長137センチ、髪の色はブラウン。 近未来。ついに”愛”をインプットされた少年型ロボット、デイビットが誕生する。彼を試験的に養子に迎えたスウィントン夫妻は、愛情深いデイビットをいつしか本当の子供のように思い始める。しかし、不治の病に冒されていた実子が奇跡的に回復したことで、デイビットは居場所を失ってしまう。母モニカ(フランセス・オコナー)に愛されたいデイビットは、人間になる方法を求めて旅に出る・・・。その愛は真実なのにその存在は、偽り。”愛”をインプットされて生まれてきたA.I.(人工知能)の少年の、数千年にわたる壮大な旅を描いた物語。スタンリー・キューブリック監督の構想をスティーブン・スピルバーグ監督が受け継いで完成させたSFヒューマン・ドラマ。

10点!!「母をたずねて三千里」ならぬ2000年という果てしない旅。希望を持てるAIは、諦めるという絶望は持たないのかな?キューブリックはAIのいる未来を期待したのかな?それとも無い方が良いと思っていたのかな?人工知能への倫理観への警鐘ビシビシなのですが、デイビッドに希望も感じられるし、どちらの意志も感じられる素敵で悲しい作品。テディの「TED」感が凄かったのですが、「TED」はオマージュなのかな?自由に動けるぬいぐるみと大人になれた俺的な。ド派手なSF世界観が暴力的な感じと無垢な子どものAIとSEX用のAIを組み合わせるところがキューブリックらしくてシニカルで好きです。ハーレイ・ジョエル・オスメントは天才的(勿体ない)。フランセス・オコナーは天使みたいに可愛らしいです。すごくムズムズするというか、完璧で欠点などひとつもないのに語りたくなるとても知的な作品なので、観る年代によっても感想が違うと思います。子どもにも観せたいですし、彼らが大人になった時にまた観せたい映画です。2001年公開。

 

「PLANET OF THE APES/猿の惑星」

マーク・ウォールバーグ主演他。惑星間の偵察を任務とするオベロン号は宇宙空間の異常を発見する。特殊訓練を受けたチンパンジー、ペリクルーズが調査のため送り出されるが、通信が途絶。宇宙飛行士レオ(マーク・ウォールバーグ)は上官の制止を無視してその後を追った。しかし、レオの偵察ポッドは近くの惑星に墜落。危機一髪のところで緊急脱出したレオだが、逃げ惑う原始的な人間を狩って楽しむ、言葉を話す猿の武装集団と遭遇し愕然とする。この地は猿が支配する猿の惑星だったのだ!壮大なる〈起源〉から、想像を絶する〈新世紀〉へ。猿と人類の存亡を懸けた決断。共存か、それとも決戦か。鬼才ティム・バートンが放つ、リ・イマジネーション版「猿の惑星」。

7点!!私は一番初めの「猿の惑星」しか観たことがないのですが、宇宙人が不時着したのは地球という設定以外、新しいストーリーだったので、「どうなるんだろう?」というワクワクともう猿だから何でもあり的なテンションで最後まで楽しめました(^^)でも、猿じゃない感凄い。ヘレナ・ボナム=カーター感だけ凄いってどういうことだ?(笑)ヒロイン役のエステラ・ウォーレンと少年役の子がティム・バートンの好みだなぁと思いながら観てました。今回は人間たちが完全に思考してるし話せるし、レオと変わらないので、何で猿に勝てないのだろう?猿の単純思考感もいっぱいなので、説得力には欠けました。あと、レオは宇宙飛行士とは思えないほど理論的じゃなさ過ぎる。どうして帰れるって思ったんだろう?どうして猿が帰ってこないのに行こうと思ったんだろう?ハリウッド映画は大抵、主要人物のおっちょこちょいでストーリーが展開されていくものだとわかってはいるのですが、ツッコミどころが多過ぎました。でも、最後まで引きつけられたので、まぁいっか、名作ってすごいなと楽しめちゃう作品です。2001年公開。

 

 

「スターリングラード」

ジュード・ロウ主演他。100人殺した。命を指先に感じながら。第2次世界大戦下の1942年6月、極冠の地スターリングラードでソ連とドイツの両軍による激烈な戦いが展開されていく中、若きソ連兵ヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)は狙撃の名手として国の英雄へと祭り上げられていく。しかしドイツ軍も、彼を暗殺すべく凄腕のスナイパー、ケーニッヒ(エド・ハリス)を彼の地へ送り込み・・・。 ナチス・ドイツを破滅に導いた伝説の男ヴァリシ・ザイツェフとは一体誰か・・・!?歴史を変えたスナイパーの衝撃の実話。

8点!!“スターリングラードの戦い”ですよね。でも殆ど知らない中で観ましたが、市街戦の悲惨さと人間劇のバランスがとても良かったと思います。3~4人くらいの登場人物を通して戦争の流れもわかりやすく伝わってきました。レイチェル・ワイズがめちゃめちゃ若いです、2001年だと30歳くらいですけど、20歳くらいにしか見えないっていう、さすが美魔女(爆)ジュード・ロウとレイチェル・ワイズがキラキラしているので、他二人、ジョセフ・ファインズとエド・ハリスがストイックで男気がある雰囲気で良いバランスのエンタメに。社会主義の国って皆平等って言ってるけど戦う時、どうするんだろう?と疑問に思っていましたが、映画を観る限りは日本に近い感じがしました。あの退却兵を撃っちゃう感じとか。色々な場所での市街戦の悲惨さが映画化されてきましたが、スターリングラードはその中でもトップクラスだっただろうなと思わせる荒廃ぶり、無茶ぶり、悲惨さでした。子どもを作戦に加えるとか、市民を犠牲にしてとか、もう絶対あったらいけないことだと強く痛感する映画です。2001年公開。

 

 

「デンジャラス・ビューティー」

サンドラ・ブロック主演他。グレイシー・ハート(サンドラ・ブロック)は、女らしさとはほど遠い男勝りのFBI捜査官。ある事件のミスで捜査の第一線からはずされた彼女に、とんでもない命令が下される。手配中の連続爆弾魔の次のターゲットが、アメリカ最大の美の祭典、ミス・アメリカ・コンテスト会場だったことから潜入捜査を命じられたのだ。きっぱりと断るグレイシーだったが、現場復帰のチャンスだと説得され仕方なく引き受ける。美容コンサルタントの厳しい指導のもと、グレイシーは見事“ニュージャージー州代表”に大変身。連続爆弾魔を追ってグレイシーの胸のすくような女っぷりが輝きだす。女性支持率、世界制覇!!世界中で女心を虜にしたNo.1ヒットムービーが、この夏日本に上陸!

5点!!グレイシー・ハートのキャラクターが魅力的でファニーなのと、ミスコン仲間たちの友情物語が海外ドラマみたいでトントン拍子で進んでいくお話が楽しい作品。サンドラ・ブロックってメークしてないとマイケル・ジャクソンに似てる・・・(爆)昔の映画って誇張し過ぎなのかも知れないけど、FBIって仕事してないんだなとかミス・アメリカじゃなくてミス・ニューヨークくらいにしておけば良かったのにと思うレベルの低い祭典とかに目を瞑れば、笑えるし、何も考えずに観れて良いと思います。2作目は駄作になることが多いですが、グレイシーがパワーアップしてるなら続編も観てみようかな。2001年公開。

「JSA」

ソン・ガンホ、イ・ビョンホン主演他。1999年10月28日午前2時16分。11発の銃声。2つの死体。共同警備区域で何が起こったのか。南北分断の象徴である38度線上の共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。生き残った南北の兵士たちは何故か互いに全く異なる陳述を繰り返した。両国家の合意のもと、中立国監督委員会は責任捜査官として韓国系スイス人である女性将校・ソフィー(イ・ヨンエ)を派遣。彼女は事件の当事者たちと面会を重ねながら徐々に事件の真相に迫っていく。そこには全く予想外の「真実」が隠されていた・・・。「シュリ」を超えて韓国映画史上空前のメガヒット!一触即発・ヒューマン・ポリティカル・サスペンス。

6点!!パク・ヌチャクがわかりやすいエンタメを作ったよという話だったはずですが、もう冒頭からリタイアしそうなくらい難しくてついていくのに必死でした。ソン・ガンホとイ・ビョンホンがしりとりしたり文通したりする辺りからやっとテイストが落ち着いて感情移入できるようになりました。実在の事件に基づいているのだとしたら、4人ともに純粋な友情があって、すごく悲しいと思いました。誰も望んでいないどころか、さらに死者を出す真相を暴く意義あるのかな?と、スヒョク(イ・ビョンホン)と閉めた傷を無理やりこじ開けただけのように感じました。ギョンピル(ソン・ガンホ)は最後にソフィーに伝えた事実が計算だったのかも知れないと思ってしまう食えないオヤジという印象。ソン・ガンホは年齢を重ねた方が格好良い(個人的に「渇き」がMAX)と思っていたけれど、クライマックスと真相が判明してからの表情がまぁ素晴らしいこと。若くても格好良いじゃん!と惚れ直しました。映像がアットホームで一瞬ヌチャクなことを忘れちゃうけど、ややこしい後のダメージはやっぱりヌンチャクな作品です。2001年公開。

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