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ゆゆ勝手に映画評(2007)

 

「机のなかみ」

あべこうじ主演他。大学受験を目前に控えた高校生の望(鈴木美生)は、家庭教師の馬場(あべこうじ)に勉強を教えてもらうことになる。同棲中の彼女(踊子あり)がいるにも関わらず、望の愛くるしさにすっかり参ってしまった馬場は、何かにつけて彼女の気を引こうとする。彼のアタックをかわしながら猛勉強を続ける望には、ある秘密があった。さまざまな“純愛”が入り乱れ、三角関係どころか四角、五角にも膨れ上がる人間模様、コミカルでちょっとエッチな「誰も観たことのない映画」。

8点!!絶妙!あべこうじの気持ち悪さとウザさも絶妙。鈴木美生のエロ可愛さも絶妙。カラオケシーンとか、超ぶりっ子なんですけど、わかってて可愛いです(爆)日常の中で、トライアングルが3つか4つ、絡まり合って入り乱れて、ラストにダダダッーってなだれ込む感じも絶妙に好きです。吉田監督。初監督で、この作品を出してくるとは末恐ろしいです(>_<)いつまでも、この勢いとチャレンジ精神を忘れずにいていただきたいです(爆)吉田監督は、いつもキャスティングがとても上手いと思います。元からハマっている人を女優さん、俳優さんじゃないところからもひっぱってきちゃうところとか好きです。あと、人間のダメダメさとか、切なさを、笑いを織り交ぜてすごく上手に伝えてくれる監督だと思います。好きです(*^^*) 2007年公開。

 

 

「オリオン座からの招待状」

加瀬亮、宮沢りえ出演他。ひっそりと佇む京都の小さな映画館“オリオン座”を舞台に、亡き夫(宇崎竜童)の意志を受け継ぎ、時代に翻弄されながらも、映画館を守り続けたふたりの愛と、優しい奇蹟の物語。─オリヲン座、そこは優しい奇蹟の宿る場所。

10点!!ほんわかで、静かで、優しい映画です。観るのは、2回目で、それほど、ストーリー展開があるわけではないのだけれど、目が離せなくなってしまいます。留吉(加瀬亮)がトヨ(宮沢りえ)をおぶりながら、帰り際に言うセリフや、蚊帳の中の蛍、優しい夕焼けを駆け降りるこどもたち、すごく優しくて温かくなる情景溢れる作品です。真っ直ぐで、不器用な留吉が劇場で挨拶するシーンは号泣です。留吉のトヨへの想いと、それを静かに受け止めるトヨ、ふたりの関係がとても素敵で、「ありがとう。」と言いたくなる作品です。2007年公開。

 

 

「ヘアスプレー」

ニッキー・ブロンスキー主演。ジョン・トラボルタ出演他。音楽とダンスとおしゃれに夢中な女子高生・トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)は、ひょんなきっかけで10代の子たちに大人気のTV番組「コーニー・コリンズ・ショー」のオーディションに合格し、一躍シンデレラガールに。全国放送で“ミス・ヘアスプレー”を市民投票で選ぶこの番組の中で、実は、トレーシーは差別撤廃を訴えるデモ行動を起こすという企みをもっているのだ。果たしてトレーシーを待ち受ける運命とは・・・?トニー賞で8部門を獲得した、大人気ブロードウェイ・ミュージカルを再映画化したダンシング・コメディ。

10点!!初め、ニッキー・ブロンスキーって何歳!?年齢不詳!?って思ったけど、超キュートな歌声と笑顔に、すぐにどっぷりハマってしましました!(*^▽^*)大ブレイク間違いなしのザック・エフロンもカッコイイし、ライバルアンバー役のブリタニー・スノウも、バービー人形がそのまま飛び出したみたいにキュートです♪♪ボルチモアが舞台だけれど、歌とダンスで、余裕で町を飛び出しちゃうくらいのスケールの大きさで、画面の端から端まで観ても、一度じゃ全然物足りないです。二度観たって、全然物足りない!(>▽<)♪60年代のふんわり丸いワンピースとか、レトロカラフルな衣装とか、街並みも、おとぎ話に紛れ込んだみたいで、とても素敵です♪曲のメロディーはもちろん、歌詞の内容もとても素敵で、元気をたくさん貰えます。サントラ借りに行かなくちゃ!もう、本当に、ニッキーの歌声が可愛過ぎます!(>▽<)エドナ(ジョン・トラボルタ)とウィルバー(クリストファー・ウォーケン)の、固い夫婦愛&絆も憧れます。映画のイメージは、カラフルなChepa Chupsキャンディーを敷き詰めた感じ♪(^^)♪。ストーリーは言わずもがな◎◎◎!誰もが、最高にHAPPYになれる映画です!こんなに素晴らしい映画が、この世界にあることに感謝☆☆☆2007年公開。

 

 

「憑神」

妻夫木聡主演他。時は幕末、下級武士の別所彦四郎(妻夫木聡)。学問所では優秀であったが身分制度に縛られ身動きできず、その上婿養子先から追い出され、もはや困ったときの神頼みと拍手打った神様が悪かった。何と現れたのは貧乏神・伊勢屋(西田敏行)、疫病神・九頭龍(赤井英和)、1200歳の死神・おつや(森迫永依)の憑神様だった。全てのツイてない人に幸せを呼ぶ大型時代活劇。

10点!!憑神と仲良くなっちゃう彦四郎も面白いですが、彦四郎の兄(佐々木蔵之介)をはじめ、貧乏神など、次々、江戸っ子気質の面白い人々(憑神も)が登場して、かなり笑えて面白いです。彦四郎の真面目な性格に、同情や感心して、遂には好きになってしまう憑神たちも、人情味溢れていて最高◎です!(*^▽^*)しかも、怒涛のラスト死神が可愛過ぎる!!(笑)でも、しっかり怖いです(笑)そして、おつやは歴史を揺るがす行動に!という、序盤からは予想出来ない展開も、とても面白いです。笑えて泣けて、しっかりした人間模様や人々の感情を描いた秀作です。2007年公開。

 

 

「ゲゲゲの鬼太郎」

ウエンツ瑛士主演。井上真央出演他。 ゲゲゲの森で目玉の親父や仲間たちとのどかに暮らす鬼太郎(ウエンツ瑛士)のもとに届いた一通の手紙。それは恐るべき魔力を秘めた“妖怪石”をめぐり、人間界と妖怪界を大きく揺るがすことになる大事件の始まりだった。ひょんなことから石を手に入れたのは人間の姉弟(井上真央)。石を狙って襲いかかる妖怪から彼らを守った鬼太郎は、妖怪石を盗んだという濡れ衣を着せられ妖怪大法廷にかけられることに。満月の夜までに石を取り戻すことが出来なければ命はない! 善悪様々な妖怪を巻き込んでの史上最大の戦いが始まる!

6点!!ゲゲゲの鬼太郎のストーリーの中でも有名な「妖怪裁判」のお話でした。ウエンツくんは、なんかナヨナヨしてて、鬼太郎のイメージと合わないから、慣れるまでに時間がかかりました。むしろ相方の小池徹平くんの方が合うんじゃ・・・。ウエンツくんの歌う主題歌も、雰囲気台無しにしてたし(--;)実花も、守られるにしては、強気な感じだったので、ヒロインは、もっとかよわい感じにしてほしかったです。でも、鬼太郎の淡い恋の結末にはホロリ。切ないですね~(>_<)色んな妖怪の、色んな妖術が出てきたのは、面白かったです。もっと、たくさんの妖怪の見せ場や派手なアクションシーンが欲しかったです。次回作に期待☆2007年公開。

 

 

「ゾンビーノ」

クサイ・レイ出演他。学校では友達もなく、両親にすら構ってもらえない不器用な少年・ティミー(クサイ・レイ)。そんな彼の住む町の人々は誰もがゾンビをペットとして買っている。ティミーの家にも、周囲に遅ればせながら新しくゾンビ(ビリー・コノリー)がやってくる。いじめっ子から助けてもらったのをきっかけに、ファイドと名づけられたそのゾンビとティミーは固い友情で結ばれるが、そんなある日、ファイドが隣人のお婆さんを食べてしまった!明るく鮮やかな映像でゾンビを描きながらも、ブラックな社会風刺がふんだんに織り込まれた、新感覚のゾンビ・ファンタジー。

7点!!ステータスだからという理由で、ゾンビ=ペットを飼う母親(キャリー=アン・モス)、ゾンビ=ペットだからといって、私利物欲のために、ひどい扱いをする人間たち、「僕もゾンビになる。」という子ども、ゾンビの過ちから、ご近所さんを殺してしまった一言目が「しょうがなかった。私たちは悪くない。」。世の中のドロドロした自己中心的な人間をブラックに、そして見事に描いている作品でした。それが陽気な音楽と、鮮やかな映像で描かれていて、B級映画の匂いをプンプンなのに、中身はちょっと(いや、スゴク)考えてしまいました。一見の価値ありです。2007年公開。

 

 

「マリと子犬の物語」

2004年10月23日新潟県中越地震。その際に、がれきの下になった飼い主の命を救い、また、全村民が避難した後の山古志村で、生まれたばかりの3匹の子犬を守り生き抜いた母犬マリ。マリたちが懸命に生きる姿、マリたちと人間との絆、そして、支え合う人々との絆を描いた心温まる作品。

8点!!泣ける系だからと敬遠しないで、観た方が良いです。邦画だし、身近な地震の怖さ、家族、地域の話だし、こんなに感情移入出来る作品はありません。(日本は地震大国なのに意外と地震の映画は少ないと思うので。)地震の映像もリアリティあります。動物を飼っている人にとっては特に、「犬も家族の一員&子どもと変わらない」という意識があると思うので、そうやって観た時に、生きてるのに、自分を助けてくれたのに、助かる手段があるのに、見捨てていかなければならないのは、辛すぎる現実だと思いました。それを子どもながらに納得せざる得なかった彩(佐々木麻緒)と亮太(広田亮平)の心も切な過ぎです(;_;)マリと子犬の生命力にも、マリの母親としての力にも勇気付けられました。こんなに頑張れるんだって感動しました。あんなに泣いたのに、エンドロールの名前のトップが船越さんだと「2時間サスペンスが始まるのか?!」って気になりました(爆)2007年公開。

 

 

「Little DJ 小さな恋の物語」

神木龍之介主演他。1977年、野球とラジオが大好きな少年・太郎(神木龍之介)は、海辺の病院でDJとなった。スピーカーから流れてくる太郎の声が、音楽が、病院で過ごす人々を勇気づけ、病院を優しい空気で包んでいった。そんな太郎のすべてをかけて、初恋の少女たまき(福田麻由子)に伝えたかった想いとは・・・。

8点!!設定は中学生だけど、あどけない素直な演技を見せてくれる神木くんの表情は、とても魅力的です。設定は単純だけど、演出や小道具がとてもイイ感じで、物語を生き生きと輝くものにしています。病院という絶望に近い環境だからこそ、小さな希望の光が、大きく、自分を支えるものになるのだと思います。太郎を取り巻く家族や患者さんを観て、そう思いました。小さな恋の物語は、心を温かくさせてくれました。2007年公開。

 

 

「それでもボクはやってない」

加瀬亮主演。フリーターの金子徹平(加瀬亮)はIT企業の面接へ向かう途中、痴漢に間違われ、罪状の否認を続けるうちそのまま警察署に拘留されることに。罪を認めれば相手と示談の上、すぐに釈放されると聞かされるが、自分の無実を主張し続け、ついには検察から起訴されてしまう。母・豊子(もたいまさこ)、友人の斉藤(山本耕史)は、徹平の潔白を信じて右往左往した結果、新人弁護士・須藤莉子(瀬戸朝香)と裁判官出身の老練な弁護士・荒川正義(役所広司)に出会い、助力を求める。日本の刑事裁判制度の問題点を明らかにする“とことん社会派”ムービー。

8点!!加瀬亮くんの演技が上手過ぎます。大げさなところはないひとつなく、真実味溢れる演技です。表情上手過ぎです。「男は皆、動機がある。」というセリフには驚きました。確かに、「そうかな?」とも思うけど、「それはちょっと違うだろ。」とも思います。初法廷の場面で、あんなに難しい用語を素人が、ただでさえ、ナーバスになっている時にまくし立てられて理解出来ないとも思いました。少なくとも、頭の回転が悪い私には理解出来ないです(汗)周防監督の作品だから、テンポ良く、ツッコミどころ満載に話が進んでいくのかと思いきや、ドキュメンタリータッチで、でもとてもわかりやすい「もし被告になってしまったらナビゲートビデオ」を観ているようでした。こういう作品が注目されて、ヒットするのは、大変だと思うけど、さすが周防監督&加瀬くん!という感じです。2007年公開。

 

 

「Presents ~うに煎餅~」

戸田恵梨香、平岡祐太主演他。OL1年目の羽月(戸田恵梨香)と、留年を重ねる大学5年生・悟(平岡祐太)は大学時代からの恋人同士。そんな悟とぎくしゃくし始めた羽月は、合コンで出会った年上の男性・安田(黄川田将也)に惹かれていく。OL1年生と大学5年生のバレンタインからホワイトデーまでの恋ものがたりをキュートでポップでカラフルに映画化!

3点!!ホントにデートムービー。TVドラマをお金払って観ちゃった感じ(>_<)羽月の服装も、カラフルというより、奇抜過ぎて引く。安田のキャラも、わざとらしいおかしさで引く。21時からのデートムービーとうたっているなら、もっと普通のキャラクターたちの行動で、共感出来るものにした方が良いと思います。作り過ぎ。2007年公開。

 

「マイティ・ハート 愛と絆」

アンジェリーナ・ジョリー主演。世界中があきらめても、彼女は愛する人を待ち続けた。生まれてくる新しい命と共に…。 2002年、パキスタンを取材中にテロリストによって誘拐・殺害されたジャーナリスト、ダニエル・パール氏の妻の手記を映画化。子を身ごもりながら、夫を誘拐されるという世界に衝撃を与えた事件、その30日間をつづった感動の実話を映画化。今年最高に観る人の心をゆさぶる感動のトゥルー・ストーリー。

6点!!偶然テレビのドキュメンタリーで観て、感動したい感じです。アンジーの強い想いと、演技も、かなり心伝わるものになっていますが、これを観る人は少ないだろうなぁっと(^_^;) マリアンヌ(アンジェリーナ・ジョリー)はとても強い女性で、彼女の強さには、見習わなきゃ、強くならなきゃと思わせられました。2007年公開。

 

 

「恋空」

新垣結衣主演他。1200万人が涙したケータイ小説「恋空」が遂に映画化!主人公の普通の女子高生・美嘉(新垣結衣)は、同級生のヒロ(三浦春馬)との運命的な出会いから、波乱の人生を歩み始めます。数々の悲劇が降りかかっても美嘉は、自分の恋に向き合っていきます。そんな美嘉がたどりつく恋の結末とは・・・。

5点!!ガッキーがとりあえず可愛かったです。ピュアで真っ直ぐで、歌声までカワイイ♪彼女が可愛かった分だけ、アイドル映画の域を抜け出しきれなかったのが残念です。でも、演技力がついたら将来良い女優サンになりそうですo(*^▽^*)o内容は、原作よりはるかに良かったです。原作のバラバラ&言葉足らず、ギャルっぽさを払拭した、現代っ子セカチューみたいでした。ただ、優(小出恵介)との恋は、もう少し掘り下げないと、美嘉にとっての優の存在の大きさは伝わりにくいんじゃないかなって思いました。会場は、女子高生でいっぱいで、最初から泣いている子がたくさん(^^;)やっぱり高校生の頃の恋愛って特別だなって思いました。特別な恋として残ってる。この映画は、大人目線ではなくて、高校生の頃に戻ったつもりの目線で観て欲しいです。2007年公開。

 

 

「スターダスト」

クレア・デインズ、ロバート・デ・ニーロ出演他。追いかけよう、世界の果てまでも・・・満点の星空から地上に落ちた流れ星。それは美女(クレア・デインズ)に姿を変え、1人の若者(チャーリー・コックス)と出会う。しかし、その時まだ2人は知らなかった。その場所―“人間界の壁の向こう”には見たことのない魔法の世界が広がり、誰もが流れ星を狙っていることを・・・。邪悪な魔女(ミシェル・ファイファー)、空飛ぶ海賊(ロバート・デ・ニーロ)、亡霊の王子たち―流れ星が恋に落ちたとき、運命が動き始める!

9点!!タイトルの「スターダスト」如く、それぞれの登場人物が皆キラキラ輝いていて、人間味に溢れていて、ファンタジーの世界に吸い込まれました。まず、空から落ちてきた‘星’=イヴェインの争奪戦という設定が面白いです。主人公がおとぼけっぽくて、ただカッコイイ&ジェントルマンではないところも新鮮で○です。ただイヴェインは、「ロミジュリ」の頃のクレアにやって欲しかったです。大人になり過ぎてて、‘星’という難しい役のピュアさと若さが足りない(^^;)イメージはぴったりなだけに残念です(>_<)一部完結でこれだけのものが出来るなら、私は「指輪物語」や「ナルニア~」より親しみがあって好きです。短時間に巧く魅力がギュッと詰まってます☆2007年公開。

 

 

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

吉岡秀隆、堤真一主演他。会いたい人がいる。待っている人がいる。日本中を感動の涙で包んだ、あの感動が再び・・・。物語はあれから4か月後の昭和34年春。おなじみの「三丁目」の住人たちを始め新たなメンバーも加わり、一層にぎやかになった夕日町を舞台に、現代の日本が忘れかけている温かい“心の交流”が描かれます。

10点!!なんだ、あのオープニング!まぢウケる!(笑)期待以上!今回は、龍之介(吉岡秀隆)の芥川賞、龍之介+ヒロミ(小雪)+純之介(須賀健太)の関係、六子(堀北真希)の恋を中心にストーリーは展開されます。他にも、切なくも温かいサブストーリーがたくさんo(*^▽^*)oほんわかした笑いあり、涙ありの見どころ満載過ぎて何度も見直したい作品です。すべての人たちが人情味溢れていて、本当に温かくて、観ていて幸せな気持ちになります。やっぱり時代の良さとか、昔の良さってあるんだなっていうのが全面に出ている作品でした。この作品で、山崎監督の実力は、不動のものになったと思いました。超オススメです☆2007年公開。

 

 

「クローズZERO」

小栗旬、山田孝之主演他。名だたる不良たちが集まる鈴蘭高校(通称・カラスの学校)。多数の派閥が勢力争いを繰り返していて、いまだかって鈴蘭を統一制覇したものは、誰もいない・・・。現在は“百獣の王”と呼ばれるほどケンカの強い、3年の芹沢多摩雄(山田孝之)率いる“芹沢軍団”が最大勢力。他にも、芹沢に敵対する第2、第3の勢力が存在。そんな群雄割拠の鈴蘭に、ひとりの男が現れた。3年の転入生・滝沢源治(小栗旬)。不可能といわれている鈴蘭制覇を本気で狙いだしたのだ・・・。いまを生きる熱い男たちの最高の物語・エピソードZERO・・・さぁ、はじまりの物語をはじめようぜ。

7点!!熱いです!!原作には、興味がなかった私でも(読み始めでリタイア・・・)楽しめました。今時代、こういう真っ直ぐで、男くさくて殴り合いonlyな映画は珍しくて面白いと思います。しかも、殴り合いがずっと続いていても飽きることがないです。キャストは美形&個性派目白押しだし、ストーリーや世界観もしっかり足場固まってるし、テンションは上がりっぱ↑↑↑です。山田孝之くんが他のキャストを圧倒する勢いの気迫っぷりで上手でした。前にあるものは全部倒して突き進めみたいな熱さと勢いと、若さと体力に魅せられる作品です。ところで、不良と呼ばれる人たちはなぜ語尾に「~や。」をつけて話すんだろう??2007年公開。

 

 

「ローグ アサシン」

ジェット・リー主演他。3年前、新友を殺された。復讐を誓ったオレの前に、あの男が突然、蘇った・・・伝説の暗殺者ローグ(ジェット・リー)と新友を殺されて復讐に燃えるFBIのジョン(ジェイスン・ステイサム)。爆発するバトルの果てに明かされる驚嘆の真実・・・、果たしてローグとは一体何者なのか!?

3点!!面白くなかったです。ジェット・リーのアクションは全然観れないし、脚本は穴だらけで展開読めちゃうし、余計な設定入れ過ぎだし、ボロボロです。私はジェット・リーとジェイスン・ステイサムの肉弾アクションが観たかったのに、飛び道具とカーチェイスばっかりだし。またしても日本のイメージを勘違いし過ぎだし。ハリウッドはまだ日本やくざはいつも着物着て、真剣振り回してるってゆうか常備してると思ってるのか?( ̄皿 ̄)そしてヒップホップとの組み合わせ最悪(-"-;)裏切り、裏切り、裏切りのストーリーは脚本が綿密じゃないと、ゴチャゴチャになるだけで、観てて気持ち悪いです。シンプルにしたら観れる映画になった気がするので、勿体ない映画です。2007年公開。

 

 

「自虐の詩」

中谷美紀主演他。母の顔は知らず、父は銀行強盗。子どもの頃から苦労を重ねてきた幸江(中谷美紀)は、親友・熊本さん(アジャ・コング)との激烈な少女時代を経て、内縁の夫イサオ(阿部寛)と暮らし始める。しかしイサオは、仕事もせず、気に入らないことがあるとちゃぶ台をひっくり返すダメ男。隣に住むおばちゃん(カルーセル麻紀)からは、別離を勧められ、パート先の店主(遠藤憲一)からしつこくプロポーズされようとも、イサオと一緒にいることが幸江の幸せ。そんなる日、運命を急展開される予期せぬ出来事が!!ギャグや小ネタ、ぶっとびCGてんこ盛りの中で、幸も不幸も乗り越えた人生の真実を描き出した物語、遂に完成!

7点!!予想通り、期待未満な出来だと思います。ギャグ流れしないで、きちんとストーリーが成り立っているのは、堤監督らしいです。キャストもきちんと持ち場を演じてた感があるし。でもぶっ飛びレベルが足りないです。しかし、確かに泣ける。ギャグだけど泣ける!(;_;)ちゃぶ台をひっくり返されても、お金をせびられても幸江がイサオについていくのには、感動的な理由が!亭主関白&喧嘩っ早い&でもピンチの時には絶対側にいる男に女は弱いんですよね~(>_<)幸せ感じちゃう。不幸を乗り越えての幸せというか、アメとムチというか(爆)人情溢れる関係図が良かったです。2007年公開。

 

 

「カンバセーションズ」

6点!!ヘレナ・ポナム=カーター、アーロン・エッカート主演他。男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト。マンハッタンのクラシックなホテル。ウェディングパーティーで10年ぶりに再開した昔の彼。偶然?必然?苦い別れを経験し、この街を離れ、すべてが想い出になったと思っていたのに、止まっていた時計の針が動き出す。昔の彼と昔の彼女の、ほろ苦くて甘いカンバセーションズ。

私は、彼女ほどはリアリストではないけれど、すっかり彼女目線で観てしまいました。後に残るのは後悔、そして苦甘い記憶(ほろ苦いではなく。)だとわかっていながら、その一瞬に身を委ねてしまう。でも頭の中では、「やばいやばい。さてどう処理しようか。」と思っているってゆう(笑)こんな経験があるからこそ、苦笑いというか、心に痛い映画でした(笑)男性(アーロン・エッカート)のキャラクターも、超いる!って思いました。でも、女性から観たら、男の人はロマンチストというか突っ走れてうらやましいというか。すごくリアルにそれぞれの感情がわかる映画でした。出来ればわかりたくないけど(爆)だって、元恋人と再会して、相手の心を探ってしまうなんて、やっちゃうけど、イヤ~~(>_<)恋心って、理屈じゃどうにも出来ない、暴走しちゃう感情だってことを再認識しました。ほぼノーカットっぽいデュアル・フレームな撮り方と、常に2方向からのカットを画面に出し続ける斬新なカメラワークにも注目です。2007年公開。

 

 

「包帯クラブ」

柳楽優弥、石原さとみ主演他。天童荒太≪感動のベストセラー≫、ついに映画化!関東近郊で暮らす高校生たち。嫌な事ばかりではないが、毎日少しずつ傷つき、大切なものを失う。ふと、ある人が心の傷ついた場所に包帯を巻いてくれた。気持がスゥーッと楽になる。それが「包帯クラブ」の始まりだった。今を生きる若者たち、かつて10代だった全ての人たちに贈る優しい奇跡の物語―

8点!!ゲストに原作者の天童荒太さんがいらしていて、私は彼の話を聴きたくて行ってきました。原作が久々に強烈に印象に残った作品だったので、映画は、それに比べるとパンチが足りないなと思って、号泣とまではいきませんでしたが、人に伝えていきたくなる作品でした。(バトンみたいな。。。)他人の痛みとか、普段近すぎて気付かなかったりする優しさとか存在とかに、もっと敏感に生きたいなと思いました。でも原作を短時間に収めた感があったので、少し解りにくかったです。原作での数々のディノ(柳楽優弥)の名言をもっといれて欲しかったです。柳楽くんの演技は相変わらず素晴らしく最初からまんまディノ!って感じでラストまでずっと彼に釘付けでしたo(*^▽^*)o深呼吸が必要なすべての人たちに、、お薦めデス☆2007年公開。

 

 

「阿波DANCE」

榮倉奈々、勝地涼主演他。東京から転校してきたヒップホップクイーンの女子高生、茜(榮倉奈々)。地元で阿波踊りを誰よりも愛するコージ(勝地涼)と幼なじみのユッキー(北条隆博)、カズ(橋本淳)、ミノル(尾上寛之)。最初はお互いのダンスを認めず対立するが、それぞれの踊りへの情熱は同じ。そして2つのダンスを融合させた“AWA DANCE”を作ることを思いつく!恋と友情、親子の絆―笑いあり涙ありの、とびっきり情熱的な国民的青春映画!!

6点!!「ウォーターボーイズ」「スイングガールズ」に次ぐ、爽やかダンスムービー☆「眉山」の裏で、こんなけったぃな阿波踊りが行われていたとは!(笑)KABA.ちゃんお見事!(笑)奈々ちゃんたちのダンスは上手とはいえなかったけど、ラストの盛り上がりまで勢いを落とさず、上手にストーリーと絡めていけてると思いましたo(*^▽^*)o親子愛にもホロリ。おじいちゃん(笑福亭松之助)がイイ味出てました。あとあと!勝地くんかっこいい!あんなにジーンズにシャツINが似合っちゃう俳優さんはなかなかいないです(笑)主題歌はTRFの「survival Dance」だったんですけど、この映画を観る世代の子たちには初めて聴く曲なんだ~と思ったら時代を感じてしまいました(爆)2007年公開。

 

 

「ミルコのひかり」

ルカ・カプリオッティ出演他。1971年のイタリア、トスカーナ。映画を愛する10歳の少年ミルコ(ルカ・カプリオッティ)は、不慮の事故で両目の視力を失う。両親と離れ全寮制の学校へ転校させられ、自分の目が見えないことを受け入れられず心を閉ざすミルコ。だが、ある日偶然見つけた古ぼけた1台のテープレコーダーから知った音との出合いが、彼に新しい世界をもたらすー。 映画が大好きな盲目の少年がイタリア映画界屈指の音楽家となるまでの、珠玉のトゥルー・ストーリー。

9点!!イタリア映画界屈指のサウンドデザイナー・ミルコ・メンカッチ氏の物語です。可能性って素晴らしい!イタリア映画って素晴らしい!と改めて思える映画です。実話に基づいたストーリーも子どもたちの演技(目が見える子と見えない子がほぼ同数ずつキャスティングされてるんです)も演出全体も完璧!特に、ラストのミルコたちの音の童話劇には、その場で拍手喝采しそうになりました。温かい気持ちになれたし、子どもたちの可能性と自由ある未来に向かって一生懸命な姿は本当に輝いていましたo(*^▽^*)o2007年公開。

 

 

「遠くの空に消えた」

神木隆之介主演。大後寿々花出演他。青い麦畑、どこまでも続く一本道、ビル一つない大空。時がゆったりと流れるのどかな田舎町は、空港建設を巡る争いに揺れていた。都会から転校してきた亮介(神木隆之介)と地元の悪ガキ公平(ささの友間)は、孤独な少女ヒハル(大後寿々花)の夢を叶えるため、そして失われつつある村を守るために、100人の仲間を麦畑に集める。「奇跡って待ってても起きないんだろ?だったら俺たちの手で起こそうぜ。」信じ続ける想いが、今、遠くの空に届こうとしていた・・・。“こどもたちと大人たち”への「こども力」満載のファンタジー☆

4点!!日本なのに、、日本のはずなのに・・・イタリア田舎だかアメリカ田舎だかを意識した世界とカウボーイの格好した日本のおっさんたちって(汗)違和感ありすぎ!ファンの方には申し訳ないけど、行定監督の力の無さを露呈しちゃった感じです(爆)鳩のおっさんとか超不自然だし!ファンタジーに現実が食い込むと、こんなにださくなるんだって呆然(ρ.-)亮介、ヒハル、公平の親たちに対する切ない想いと、ヒハルの願いを叶えるために起こした奇跡は良かったです☆信じれば願いは叶う、というあの頃の気持ちを思い出しました(*^ー^*) 2007年公開。

 

 

「消えた天使」

リチャード・ギア主演他。性犯罪登録者の監視を続けてきたベテラン監察官のバベッジ(リチャード・ギア)は、新人監察官アリスン(クレア・デインズ)と共に全米を騒然とさせた女子大生誘拐失踪事件を追う。容疑者=性犯罪登録者たちの邪悪な世界へ足を踏み入れた2人が、ついに向き合う想像を絶する犯人像、そして衝撃のラスト!サイコ・サスペンス超大作!

8点!!衝撃。すごく重たい映画です。「“怪物”と戦うものは、自らも“怪物”にならぬよう気をつけなければならない」―過去の事件のトラウマから、人を信じられず、凶暴性を帯びた調査をするバベッジ。彼と出会い、事件に関わることで、性犯罪という異常でおぞましい深い闇に満ちた世界へ足を踏み入れるアリソン。ストーリーはシンプルで◎。アメリカの性犯罪の実情を浮き彫りにした、目を背けたくなるけど、観る価値のある映画でした。アメリカの性犯罪者の身元公開の義務、2分に1回のペースで起きている性犯罪率。1人の性犯罪者に対し、100人の被害者がいることもあるという、衝撃の事実、問題に真正面からぶつかった作品です。2007年公開。

 

 

「ベクシル 2077 日本鎖国」

声:黒木メイサ主演他。舞台は今から70年後、ハイテク技術を駆使して鎖国を強行した、未来の日本の姿である。21世紀初頭、ロボット産業の急速な発展により市場を独占した日本。しかし、国連はそこに潜む様々な危険性を理由に、日本政府にこれらの技術を厳格に規制することを求めた。しかし、日本はそれに反発。ハイテクを駆使した「鎖国」を開始した。それから10年、未来特殊部隊“SWORD”所属女性兵士ベクシル(声:黒木メイサ)が、日本に潜入する。ベクシルが見た日本の光景とは?いったい日本に何が起こっているのか?

3点!!アニメは好んで観ない私ですが、曽利監督なら意表を突いてくれるのじゃないかと期待して観に行ったのですが、つまらなかったです。まず、黒木メイサちゃん演技力不足(ToT)あと、難しいのかも知れないけど、実写化した方が面白くなると思いました。3Dライブアニメってなんか感情移入が出来ない(>_<)サウンドに頼りすぎてる部分が多いし、人間の表情がない。これからはこういうアニメが増えてくるっていうけど、私はやだなぁって思いました。あとゲームみたいに展開もエンディングも明確過ぎて、観た人が考える部分がなさすぎてツマンナイ(>_<)だから私はゲームはやらないのだけど。(ゲーム好きの方すみません。)2007年公開。

 

 

「プロヴァンスの贈りもの」

ラッセル・クロウ主演他。陽光ふりそそぐプロヴァンス―。豊饒なる土地から極上のワインが生まれるように、思いがけない休暇から、とびきりの恋が生まれた。ロンドンで超多忙な毎日を送るマックス(ラッセル・クロウ)。プロヴァンスでレストランをきりもりするファニー(マリオン・コティヤール)。二人は、マックスが遺産相続のために、亡くなったヘンリーおじさん(アルバート・フィニー)の南仏にあるシャトーを訪れたことから、運命的な出会いを果たすのだが・・・。

5点!!ラッセル・クロウの作品にしては期待外れ?かな?まるで、極上のワインは味がわかる人にはわかるけど、わからない人にはさらりと通り過ぎてしまうみたいな。「オヤジの楽しい休暇物語。」みたいでした(爆)物語は、シャトーを訪れたマックスの今と、ヘンリーおじが生きていた頃の子供時代の自分との回想とのふたつで進んでいきます。綺麗な景色の描写、ゆったりした自然の流れ、フレディ・ハイモア(マックスの子ども時代)の成長ぶりは良かったです。でも、それだけの映画という感じ。クスリとしたくなる場面は幾つかあったけれど、大人の深みを期待していた私には残念な映画でした。2007年公開。

 

 

「夕凪の街 桜の国」

田中麗奈、麻生久美子主演他。広島のある 日本のある この世界を 愛するすべての人へ 広島原爆投下から10年後と現代に生きる2人の女性を通して、現在までに至る原爆の影響を描いた、こうの史代原作「夕凪の街 桜の国」。監督は、「半落ち」、「出口のない海」など、人間と家族の思いを見つめ続け、情感溢れる秀作を生み出してきた佐々部清。―この人生、すべて愛おしい―。何気ない日常生活、家族や恋人との愛にあふれた人生から感じるのは、生きることへの喜びと平和への願い。今また切なくも温かい命の尊さを語りかける名編がここに誕生した。

8点!!戦争映画は、これまでにも幾つか観る機会があったのだけれど、広島・長崎の原爆を扱った映画を観たのは、意外にも初めてです。しかも、私は広島を訪れたことがあったとしても、それはたぶん幼少期で覚えていません。皆美(麻生久美子)の言葉は、「幸せになりたかった。長生きしたかった。」に聞こえました。もちろん、言葉通りの意味もあったのだろうけど。皆美の「殺せて、やったーって思ってるかな。」ってセリフも印象的でした。戦闘に参加してない一般市民でさえ、こんな風に思う人もいたなんて、今の私には想像しがたい非現実で。原爆によってもたらされた心と身体の傷は、何年経っても、世代が変わっても、ずっと、ずっと永遠に続いていくもので、忘れてしまうなんてありえない事だと思います。七波(田中麗奈)の自分のルーツを辿る旅は、愛に溢れた自分の家族や込められた願いを知ることとなり、何も知らないで敬遠するということが、どれだけ怖いことなのか実感させられました。佐々部監督の作品は、いつも静かに深く心に入ってきて、考えさせられるところが好きです。麻生久美子のナチュラルな魅力も相変わらず好きです。2007年公開。

 

 

「イタリア的、恋愛マニュアル」

カルロ・ヴェルドーネ、シルヴィオ・ムッチーノ出演他。恋をしましょう!それは人生を楽しむレシピです。“恋”で始まり、結婚して“危機”“浮気”“別離”と、年齢ごとに誰もが経験するであろう愛の姿を、時にはおなかがよじれるほど可笑しく、また時には切なくホロリとさせる、大人のロマンティック・ラヴストーリー。

8点!!恋をしている人、愛について悩んでいる人にとって、本当にマニュアルになる映画!というか考えさせられちゃいました。至って、普通のラブストーリーがオムニバス風に4つ描かれているだけなのだけど。彼と喧嘩中に観たのですが、観終わってから「ちゃんと帰って話し合おうかな。」みたいな(笑)

☆トンマーゾ(シルヴィオ・ムッツィーノ)&ジュリア(ジャスミン・トリンカ)☆の場合
恋の始まりってこんな風にワクワクするよね♪トンマーゾとジュリアの頭の中の声と実際のセリフのギャップが面白かったです。。恋の始まりは駆け引きが楽しいという感じで(^^)若干、トンマーゾがストーカー入ってるところを除けば、あんな風に始まって結婚までHAPPY ONLYで突っ切れちゃうカップルっているのかな?お幸せに☆って感じのストーリー。ん~情熱的に口説かれてみたい♪♪

☆バルバラ(マルゲリータ・ブイ)&マルコ(セルジョ・ルビーニ)☆の場合
もう!まさに付き合って5年以上、倦怠期!目にも心にも痛い映画でした(>_<)あ~ゆう風になったら本当にどうしたらいいのかわからない。。。でも、自分たちにも振りかかかることがあるかも知れない身近で、切実な問題だと思いました。人と人って近ければ近いほど、大切さが見えなくなってしまったり、どう接したらいいかわからなくなることがある。バルバラとマルコはその後どうなったのだろう?と本気で心配です。

☆オルネッラ(ディーノ・アッブレーシャ)&ガブリオーレ(ルチャーナ・リッティツェット)☆の場合
これもわかる!自分に罪悪感がある時って、相手に優しくなれるよね!(爆)でも、それは良いことなのか、悪いことなのか(笑)私は、結果良ければ、すべて良し派です、たぶん(笑)

☆ゴッフレード(カルロ・ヴィルドーネ)&リヴィア(アニタ・カプリオーリ)☆の場合
こういう鈍い男性いる!!鈍いのは悪い事なの?だって周りが変えたくても、本人が変えたくてもどうしようもなくない?!と最近の私は思います(笑)この映画は、観るタイミングで感想が違ってくると思います。

全体的に、なぜか男性に厳しい映画(笑)イタリアは男性からいくのが基本なの?だからなの?って思いました(笑)だとしたら良い国だw 大ヒットしたおかげで、「恋愛マニュアル2」も作られてる素敵な作品。2007年公開。

 

 

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

ダニエル・ラドクリフ主演他。魔法界がヴォルデモート復活のニュースに疑いの目を向けている間に、ヴォルデモートは“死喰い人”を再結集させた!彼らは、ハリー(ダニエル・ラドクリフ)と“不死鳥の騎士団”を罠にはめ、のんきな魔法界を大混乱に陥れる・・・。そして、遂に生死をかけた壮絶な戦いが始まった!ハリーは「すべて」を失ってしまうのか?!そして遂に、ハリーとヴォルデモートを結ぶ謎が、「予言」によって明かされる!!

10点!!といっても、私はポッタリアンなので、評価は甘々なのですが(爆)ハリー・ポッターを観られれば満足みたいな。ということで、ジャパン・プレミアに行ってきました!o(^ー^)o内容は、トレローニー先生(エマ・トンプソン)がホワグーツを追い出されそうになるところで、まず可哀そうで涙。「ああ。シビル、可哀想に。」(by マクゴナガル先生(マギー・スミス))みたいな。だって、エマ・トンプソン、相変わらず上手過ぎ。そして、ラストのシリウス(ゲイリー・オールドマン)とハリーの結末に涙。おかげで、感情の起伏が激しすぎて、頭が痛くなってしまいました(>_<)今回は、ハリーはじめ、生徒たちも実力を増して、どんどんヴォルデモートと戦おうという意思で話が進んでいくので、同じ生徒になったような目線で観ることが出来て面白かったです。(すっかりポッタリアン)別に、R指定にするところはどこもなかったと思うけど。。。ルーナ(エバナ・ラブグッド)がイメージ通りの可愛い女の子で、次回作も楽しみです♪クライマックスの魔法対決のところは、もっとドンパチやってほしかったです。せっかく覚えた魔法をたくさん使うところが観たかったのと、それに比較して大人の魔法使いの凄さを、もっと観せてほしかったです。でも、その中でも、愛と友情がはっきりテーマ化されてるのは、やっぱりそこらのファンタジーと違って良いなぁと思いました。さぁ、次回作を読み直さなくては!(いつもそういう気持ちになって次回に続くw)2007年公開。

 

 

「吉祥天女」

鈴木杏主演他。「天女の衣に触れた女は幸せになるが、一方、これに触れた男には祟りがある・・・。」妖艶な美貌と雰囲気を併せ持つミステリアスな少女“叶小夜子”(鈴木杏)。理由あって実家を離れて育ち、12年ぶりに生家の叶家に戻ってくる。旧家である叶家と対立する新興の遠野家。遠野家の兄弟、ワイルドで強引な遠野暁(深水元基)と、遠野家の養子として育てられたクールで繊細な涼(勝地涼)。性格も態度も、まったく正反対な2人だが、どちらも魔性の魅力を持つ小夜子に強く惹かれていく。そして、クラスメイトの麻井由似子(本仮屋ユイカ)は、大人びた小夜子を慕い、友情を育んでいくが・・・。

4点!!サプライズな舞台挨拶行ってきました。。。なんて昼ドラなキャスティング!複雑な家系図!時代!昭和45年って・・・しかも昭和45年な理由がわからない(-"-;)原作ありきな映画でしたね。原作ファンの方には、それなりに満足できる出来になっていると思いましたが、原作を知らない人には昼ドラにみえる(爆)吉田秋生のマンガってどれも家系図複雑だしね(>_<)しかし、いつもコロコロしてて元気いっぱいな杏ちゃんが、次第に小夜子にみえてきた時はさすが演技派女優!と思いました。でも、なんていうか、ヒット要素が一つも見当たらない映画。2007年公開。

 

 

「西遊記」

香取慎吾主演他。あの3匹の妖怪と1人の僧侶がいよいよスクリーンに進出。今回の劇場版では、原作の中で最も有名な、魔法のひょうたんを携えた金閣大王、銀閣大王との対決のエピソードを映画化!御一行、史上最大の危機!悟空(香取慎吾)、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)、三蔵法師(深津絵里)は、なまかとの約束を守れるのか?!この夏最大の話題作!

7点!!ワールドプレミア(これで+1点)に行ってきました!高杉さと美のミニライブからはじまり、立派な天竺のセットから豪華キャスト陣の登場!そんな勢い&テンション↑↑↑のまま映画に突入、しかもエンドロール後に香取くんがまた登場したので、試写会というよりショーみたいでした。(ジャニーズファン凄過ぎ&それに煽られる子どもたち(笑))私的には、今年も夏休み映画の季節がきたなぁ~って感じですo(*^▽^*)oドラマ版は全く観てなかったのですが、内容は、天竺に行く途中のドラマ版からのスピンオフという感じで、西遊記に金角・銀角は欠かせないわけで。名前を呼ばれて返事をしたら吸い込まれちゃう瓢箪は、「小さい頃観た~☆」と懐しく楽しむことが出来ましたo(*^▽^*)o特に、銀角(岸谷五朗)と悟空(香取慎吾)の空中戦は見どころ!筋斗雲かっけぇぇ~って(笑)お姫様=多部ちゃんも可愛かったです♪メリハリがあって、真っ直ぐなメッセージ性もあるし、良くまとまっているとは思うんだけど、おこサマ向けな事は否めないです( ̄皿 ̄) 2007年公開。

 

 

「キサラギ」

小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅(ドランクドラゴン)、香川照之出演。自殺したアイドル(如月ミキ)の一周忌追悼会に集まった男5人。ミキちゃんとの思い出話に浸るはずが、「彼女は殺されたんだ・・・」と誰かがつぶやいた。その言葉を引き金に、事態はとんでもない方向へ!たった一つの部屋で生まれる謎は誰も知らなかった驚きの結末へと向かっていく・・・。かつてない笑いと驚きと感動がつまった、極上の密室サスペンス!

7点!!試写会のサプライズゲストに小栗旬くんとユースケさんとドランク塚地さんがいらっしゃいました。その時の、女子の黄色い叫び声といったら、もう!すごい!これが「黄色い声。」ってゆうのかぁ~って感心しちゃうくらいの悲鳴でした(笑)小栗くん、好きなので見とれてしまいました。少しやせたかな?と思ったけど、かっこ良かったです(*^ー^*)ストーリーの方は、テンポの良さと、二転三転する展開は◎!でも展開読めちゃうょ~(>_<)それも含めて、会場を巻き込んで、笑いの渦を作る舞台みたいな映画です。舞台にしたら、きっと面白いと思う、うん。でも、ワンシチュエーションものって、俳優陣の演技力で勝負がついちゃうから、その点だと、全体と、主に小出くんの微妙な間とズレとツッコミのズレが噛み合っていなくて、残念でした。ラストは、小栗くんの涙にもらい泣きしそうになりました。ハートフルなサスペンス?(笑)2007年公開。

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「舞妓Haaaan!!!」

安部サダヲ主演他。男の究極の夢。それは…《舞妓はんとの野球拳!!!》鬼塚公彦(阿部サダヲ)は東京で働く平凡なサラリーマン。ただひとつ異なるのは熱狂的な舞妓ファンで暇さえあれば京都に通っている。そんなある日、念願の京都支社への転勤が決まったのだ!あっさりと、彼女・富士子(柴咲コウ)を捨てて、京都入り。死にものぐるいで仕事をして、やっとの思いでお茶屋デビュー!!宴会も盛り上がり、いざ舞妓との野球拳…というときに泥酔したプロ野球のスター選手・内藤(堤真一)が隣の座敷から乱入し、宴会の雰囲気は最悪。夢にまでみた野球拳も台無しになってしまった。公彦は決意した。内藤を見返すため…プロ野球選手を目指すことを!?時を同じくして、公彦にフラれた腹いせに“舞妓”を目指すことにした富士子も京都入り!“舞妓”をめぐって渦巻く、夢と嫉妬とプライドとあれやこれや…何が起こるか予測不可能。怒涛の“舞妓”エンターテインメントが今、はじまる!

10点!!あの「7班!7は~ん!(涙)」って、、いるよね、あ~ゆう子(笑)阿部サダヲ、学ラン似合い過ぎちゃダメだから!(笑)てか阿部サダヲ×クドカンってタッグが最強過ぎ!場内の座席が笑いで揺れた時はビビった(笑)Σ(゜∀゜)━!!しかし、舞妓ヲタクに限らず、世のヲタクといわれる人たちは皆、あんななの?(^^;)でも、チョロチョロ画面いっぱいに動く阿部サダヲは本当に可愛い(笑)てか愛らしい(笑)笑いあり涙ありミュージカルありの異色コメディ!(好みはバッサリ別れると思いますが(^^;)私は大好き♪)2007年公開。

 

 

「プレステージ」

ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、スカーレット・ヨハンソン出演他。19世紀ロンドン。互いの技能を駆使し、名声を賭け張り合う2人のマジシャン。アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベール)。ライバルとしてしのぎを削りあう2人であったが、ある舞台でのマジックの最中、アンジャーが水槽からの脱出に失敗し、ボーデンの目の前で溺死する。翌日、ボーデンは殺人の罪で逮捕される。冤罪を主張するが聞き入れられない彼は、死刑を宣告される。ボーデンはそこに恐るべきトリックを感じる。これはアンジャーが仕掛けた史上最大のイリュージョンではないのか―。世紀のイリュージョン・エンタテイメント!

9点!!復讐とマジックのトリックにとり憑かれたアンジャーは狂鬼そのもの。舞台は、華麗とは程遠い怪しい恐怖の場所に。だってマジックは人を喜ばせて楽しませる場所でしょう?自己満足のためだけに観せているものに人が集まるとは思いません。楽しむというより、人間の、未知を知りたいという怖いものみたさからなのかな?アンジャーに対抗するボーデンは、見事だけど、マジックのためだけに生きて、大切なものを失ってから気付く悲しい男のサガ全開。でも二人とも美形だから観てられたけど、違ってたらただの復讐恐怖映画だょ(>_<)あと、スカーレット・ヨハンソンを、もっと話の軸に入れてほしかったです。ただの男同士の攻防より、最後まで女が絡んだ方が面白いです。ラストは、「言ってはいけません」って冒頭に出たから言えないけど、すでにマジックの域を超えており、反則技だと思ったので、あまり驚愕しませんでした(´~`)何気展開読めるし。でもとても良く出来た秀作!2007年公開。

 

 

「きみにしか聞こえない」

成海璃子主演他。鳴らないはずのおもちゃのケータイ。その声の相手は1時間前の世界の彼からだった。傷つきやすく内気な女子高生リョウ(成海璃子)。彼女は携帯を持っていない。電話をかけてくれる友だちがいないからだ。でも本当は憧れている。私も、いつもみんなとつながっていたい・・・。10代を中心に絶大な人気を誇る作家・乙一の感動作を、みずみずしい映像と共に綴った、ゆっくりと心にしみわたるスローラブストーリー。

5点!!乙一ワールド完全再現!きっと小学校の頃観てたら号泣しただろうなぁ~今や、これに不倫要素くらい加えてくれないと泣けないな~((爆)ぁりぇなぃっと(-_-;))成海璃子ちゃんのフレッシュで可愛い叫び声に、爽やかな風が吹き込んだという感じです。やわらかな世界観に浸るか、寝るか、それはあなたの自由です(爆)2007年公開。

 

 

「そのときは彼によろしく」

長澤まさみ、山田孝之、塚本高史主演他。“この世界には、物理学の教科書にも載ってない強い力がひとつある”―かつて「あの町」で出逢い、小さな湖畔で遊び、将来の夢を誓い合った3人―花梨(長澤まさみ)と智史(山田孝之)と佑司(塚本高史)。それぞれの事情で離れ離れになった13年後、3人は運命的な再会を果たす。動き出す甘美で切ないドラマ。セピア色だった想い出が鮮やかな色を帯びて再び輝き始めていく。記憶の中の大切な誰かを想うとき、奇蹟のプリズムが回り始める。小説とは異なるラストシーンが用意する予期せぬ感動は、きっと見る者にかけがえのない優しい気持ちを思い起こさせてくれるだろう。眩いばかりの光に溢れる“プリズム・ラブストーリー”。その涙はきっと温かい。

5点!!柴咲コウの書き下ろしによる主題歌「プリズム」が、原作にぴったり!ひと聴き惚れです☆映画は、原作をサラリとなぞりつつ、断片的に取り出すみたいな感じで、若干無理やり作った感がありました。今回は、キャスティングからして合ってないと思うし、原作の花梨の小悪魔的な可愛らしさやイイ女っぷり、智史の超シャイ&天然ぶりとか、他も、皆ひとりひとりのキャラクターの良い所が全然見えなかったのが残念でした。そのせいで、面白さが半減したと思います。原作とは、別物として観た方がいいと思います。ぁ~でも、柴咲コウの「プリズム」の歌詞、良い!(繰り返しになりますがw)あれだけで映画の全部を表してます☆彡2007年公開。

 

 

「主人公は僕だった」

ウィル・フェレル主演他。男は悩んでいた。自分だけに聴こえる、作家の声に。私たちの人生のストーリーを書いているのは、運命?神様?それとも自分自身?国税庁に勤めるハロルド・クリック(ウィル・フェレル)の場合、なんとそれは文字通り“作家”だった!しかも結末は主人公の死!果たして彼はストーリーを変えることができるのか?人生のストーリーを書き直したいすべての人に贈る、奇想天外で心温まる感動作!

6点!!中盤寝てしまいましたぁ~((o(;△;)o))決してつまらない映画ではなかったので、疲れてたんですね、ハイ。多分、大まかなあらすじは見逃してないとは思いますが(汗)面白いのは、作家のカレン(エマ・トンプソン)が真面目で善良な人だってこと。だから待ち受けるハロルドが実在の人物だとわかった時点で、ハロルドだけでなくカレンも、何とか結末を変えようと頭を悩ませるのです。悲劇作家なのに。そんなエマ・トンプソンのノイローゼ気味作家ぶりは素晴らしかったです。結末はまぁあまぁ。(なんせ寝ちゃったし。)でも、死を目の前にして、なぜ自分が死ぬのか知りたがらないで怯えてるハロルドは、人間の行動としておかしいと思いました。不自然。普通は自分が死ぬ理由を知りたがって必死になると思う(^^;)それよりもハロルドを振り回す原書「死と税金」、こっちの内容の方がとても気になります!2007年公開。

 

 

「眉山-びざん-」

松嶋菜々子主演。宮本信子出演他。母だから、言えなかった。娘だから、聞けなかった。残された時間の中で娘は、母の切なく苦しい恋を知った。ごく普通の生活の中では、身近であるが故に忘れてしまいがちな本当に大切なもの―家族、恋人、友人、そして故郷をより愛しく思える、母の恋と娘の恋が紡ぎ出す温かな「奇跡」の物語。 

5点!!舞台挨拶に行ってきました。松嶋菜々子、足ながぁ(笑)本編は、、、韓流の泣かせ映画にはいつもひっかかるけど、さだまさしの泣かせ作品にはひっかかりませんでした。というか、前半のあまりのテンポのゆるさと景色の綺麗さでウトウト夢の中へZzz…(*´~`*)。母親役の宮本信子さんの演技は素晴らしいですね。「マルタイの女」以来10年ぶり?の映画出演だそうですが、キリッとした貫禄ある母親役にぴったりだと思いました。さすがにクライマックスの阿波踊りのシーンで少しはウルッときましたが、もうちょっとストーリー性ある方が私は好きですね。好みが分かれるんじゃないかと思いました。でも、観終わった後、母と話したくなったというか、今よりもっと母と近づきたくなりました。2007年公開。

 

 

「あしたの私のつくり方」

成海璃子主演他。生きていく。この「私」とずっと。ひとりぼっちになりたくないから、みんなが求める「私」を演じている。学校では目立たず、家では良い子の女子高生・寿梨(成海璃子)。でも本当の自分は何だろう? 小・中学校で同級生だった日南子(前田敦子)は優等生から転落したイジメられっ子。寿梨はたったひとつの忘れられない想い出から、疎遠になっていた日南子に携帯メールである物語を送り続ける。それは、“みんなに愛される私”になれる物語だった…。

3点!!前田敦子がヘタ過ぎ!可愛くないし。イタイ(=_=)成海璃子ちゃんがオーラがあるから観てられないって感じでした(>_<)あと、なぜに石原真理子をキャスティング!?髪切る前だし、超時代違う感じなんですけど(爆)ストーリーは、誰もが通り抜ける青春の陰の部分を綴ったもの。本当の自分って何だろう?本当の自分を出したら周りはどうゆう風に思うのかな?思われるのかな?私も中学の時とか考えました。自分らしくって、大人になった今でも、とても難しいことだけど、それで心が晴れるなら頑張ってみる価値はきっとある。今を象徴する、等身大のふたりの女の子の物語。2007年公開。

 

 

「スパイダーマン3」

トビー・マグワイア主演他。大ヒットアクション大作の第3作。前作から約3年、今度はスパイダーマンがブラック・スパイダーマンに変貌し、新たなる敵サンドマンらとの死闘を繰り広げる。かつて暴漢に襲われて亡くなったベンおじさん殺害の真犯人、フリント・マルコ(トーマス・ヘイデン・チャーチ)が刑務所から脱獄。その情報を知らされ激しい怒りに燃えるピーター(トビー・マグワイア)は、メイおばさん(ローズマリー・ハリス)の制止の言葉も聞かず犯人の行方を追う。ピーターは、友を、恋人を、家族を守ることができるのか?!

9点!!オープニングから過去の映像とこれからの映像を織り交ぜていて、かっこ良くて、久々に映画が始まる前の高揚感を感じました。ピーター(トビー・マグワイア)が、ブラック・スパイダーマンになってしまったことでの、MJ(キルティン・ダンスト)とのすれ違いが観ていて辛かったです。そのシーンが長いし、停滞前線って感じで(>_<)ピーター×ハリー(ジェームズ・フランコ)×MJの三角関係や、ピーターとハリーの男同士の友情には、超感動!大号泣でした!ハリーかっこ良過ぎ!これで終わりなのかな?続編希望!MJは、スパイダーマンの彼女だからか、瞬発力が普通の人間超えしていて、スゲーwwと思いました(笑)3人ともキャラクターが成長していたし、シリーズごとのテーマもはっきりしていて、特撮モノでこんなにハマる映画は、今のところスパイダーマンだけです!ぁぁ~○○○がぁ~泣いた。・゜・(ノД`)・゜・2007年公開。

 

 

「初恋の雪 ヴァージン・スノー」

宮崎あおい、イ・ジュンギ主演他。“初雪の日にデートした恋人たちは幸せになる”―陶芸家の父に同行し、日本の高校に転入することになったミン(イ・ジュンギ)。自転車で京都の街を走り回っていたある日、巫女姿の七重(宮崎あおい)と出会い、恋に落ちる。あるアクシデントをきっかけに七重はミンに心を開き、いつしか二人は大切な約束―初雪の日にソウルの石垣道を一緒に歩くこと―をする。しかし、祇園祭の宵山の日を境に七重は姿を消してしまうのだった。約束もかなえられないままに…。京都とソウルを舞台にした、どこまでもピュアなこのラブストーリー。

6点!!京都の“和”と、ソウルのノスタルジックさの中で繰り広げられる、淡くて甘い京菓子のような純愛。韓流+αという感じで良かったです。クドくなくて。それでなくても、宮崎あおいちゃんの若くて可愛い大和撫子っぷりと、ワンシーンだけで絵になるイ・ジュンギの美しさだけで、十分通用するんだけどね。内容は、それほど大したことはないけれど、美男美女のふたりと景色が織り成す美しさだけで、プロモーションムービーとして楽しめます。音楽は、韓流過ぎて大袈裟だと思ったけど(>_<)珍しく普通の高校生を演じているイ・ジュンギは、可愛いすぎてファンにはたまらないんじゃないんでしょうか☆2007年公開。

 

 

「俺は、君のためにこそ死ににいく」

徳重聡、窪塚洋介出演他。太平洋戦争の末期、鹿児島県・知覧の町に特攻隊員らを見守り続け、彼らから母のように慕われた女性がいた・・・。 昭和19年秋、太平洋戦争で圧倒的に不利な戦況に陥っていた日本軍は、米軍のフィリピン攻略を阻止すべく苦汁の選択を強いられる。それは大西瀧治郎海軍中将(伊武雅刀)の下、戦闘機に250キロの爆弾を搭載して敵艦に体当たりする特別攻撃隊を編成することであり、関大尉(的場浩司)らが初めてこれを決行した。軍指定の富屋食堂を構え、若き飛行兵たちから母のように慕われていた鳥濱トメ(岸惠子)は、二度と帰らない彼らを引き止める事も出来ず、複雑な想いを胸に秘めながら、慈愛の心で常に彼らを見守り続けるしかなかった…。

久々に舞台挨拶付試写会に行ってきました!映画出演者及び関係者のただならぬ熱い想いが伝わってくる舞台挨拶でした。芸能人を観る機会は多いので、石原慎太郎氏の方が物珍しくて、「おお~。」って思ってしまいました。別に好きじゃないけど。てゆうか話を聞いて&映画を観て、さらに不信感が募ったけど(爆)正確には、不信感じゃないけど、こういう考えの年代の人が私が思っているよりもたくさんいるんだなって。

4点!!映画自体は、実際に生前のトメさんから聞いたエピソードをなぞったものと、戦時中の映像を織り込んだドキュメンタリータッチで描かれていました。彼らは、もちろん愛する人のために特攻していったのだとは思うけど、それが伝わってこない!仲間のため?それとも恋人?家族?本当にそう信じて飛んだ人がはいたはずなのに、それが伝わってないのだからタイトルは変えた方が良い気がします。「俺は、君のためにこそ死ににいく」ではなくて、「君のためにこそ死ににいかなくてはならない。(状況に追い込まれた)」の間違いなんじゃないの?と思いました。脚本と監督と出演者の意思が噛み合っていない気持ち悪いものを観させられた気がします。素材良し、調理失敗みたいな。噛み合っていたら良いものになったかもしれないのに(`ε´)しかし、上映後の拍手は凄かったw(☆o◎)w 唯一、トメさんの立場と心情は理解出来ました。特攻隊が、決して犬死なんかではなく、若い大切な命の結晶だったとか、そういうのはそう思います。2007年公開。

 

 

「THE 焼肉MOVIE プルコギ」

松田龍平主演他。空前の焼肉ブームの中、人気テレビ番組“ヤキニクバトルロワイヤル”で前人未到の赤肉料理でキングの座に君臨する巨大焼肉チェーン虎王の御曹司、トラオ(ARATA)。虎王チェーンが唯一業績不振の北九州地区には、焼肉の達人と呼ばれる韓老人(田村高廣)とその孫のヨリ(山田優)、そして修行中のタツジ(松田龍平)が切り盛りする白肉が大人気のプルコギ食堂があったのだ。あの手この手でプルコギ食堂をつぶしにかかるトラオ。遂に、日本中が注目する中、究極の白肉VS赤肉対決、そしてタツジとトラオの宿命の対決がはじまる!

6点!!山崎まさよしの主題歌の如く、ゆっるい映画でした。某局「鉄板少女ア○ネ」よりは、面白かったけど。でも、松田くんの雰囲気の良さ(味出てきたねぇ。)と、山田優ちゃんの素っぽい超可愛さ&美脚だけで観る価値あり。あのキスシーンはやばいでしょ~カワイ過ぎo(*^ー^*)o兄ちゃん(ARATA)の声って目つぶって聞くとトヨエツだよね。トヨエツよりかっこ良くてタイプだけどo(*^ー^*)oある意味、美味しい映画(笑)特に焼肉を食べたくならないところがミソですが、B級ムービーとしてはなかなか◎。2007年公開。

 

 

「バベル」

ブラッド・ピット主演他。ケイト・ブランシェット、役所広司、菊池凛子出演他。それは、モロッコで放たれた一発の銃弾から始まった。命中したのは夫婦の絆を取り戻すために旅をしていたスーザン(ケイト・ブランシェット)。辺境の地で救助もままならない状況に苛立つ夫リチャード(ブラッド・ピット)をよそに、事態は国際テロ事件へと発展する。銃の所有者は日本人男性ヤスジロー(役所広司)。妻の自殺以来、聾唖の娘・チエコ(菊池凛子)との心の溝に悩んでいた。その頃、乳母に託して来たリチャードとスーザンの子どもたちは、メキシコへと連れられ生死の境をさ迷っていた―。神は、人を、分けた。3大陸4つの言葉、国境を超えたキャストたちの衝撃のヒューマンドラマ。

7点!!なぜ、神は人を分けたのか―神がいるとするならば、大人やこども、国、人種、言葉、環境、経験を分けたのは、それでも分かり合える、惹かれ合えるとわかっていたからだと思います。乳母とこどもたちのシーンでの届かない想い、人種が違うという事実のために起こった悲劇が切なかったです。チエコの手紙には何が書いてあったのか。ラストのそれが気になります。単純に、地球がひとつなのと、国とかに分かれてるのと、未来にとって、どちらがいいのだろう?と考えてしまいました。あと、毎度のことながら、アメリカは少し日本を勘違いしている気がします(^^;)2007年公開。

 

 

「ボンボン」

フアン・ビジェガス主演他。いい人なのにツイてないおじさんがいました。ある日、人助けのお礼に大きい白い犬「ボンボン」をもらいました。途方に暮れたものの、それからちょっとづつ良いことが起こり始めます―。ヨーロッパで大ヒットしたラテン版「わらしべ長者」、ついに日本上陸。

5点!!なんだ、この絶妙な哀愁加減とシツこさゼロのつぶらな瞳のおじさん(フアン・ビジェガス)は!?そしてカメラワークにまかせっきりの何もしない犬!(ボンボン)なのに、存在感ありまくりな一人と一匹。初めに車中で、おじさんと並んだボンボンを観て「でかっ!(笑)」とツッコミを入れてしまいました。おじさん役のフアン・ビジェガスは役名のまんまの素人サンだそうです。なのにすごい表情イイよ~o(*^▽^*)oおじさんの小さな幸せにほんわかしてしまう不思議感覚ロードムービー。オチが素敵。2007年公開。

 

 

「アンフェア the movie」

篠原涼子主演他。バツイチ、子持ち、大酒飲み。しかし、その素顔は、検挙率ナンバーワンの敏腕刑事・・・そして美人。それが、雪平夏見(篠原涼子)だ。大人気テレビシリーズの映画版、ついに登場!雪平の娘が入院している病院がテロリストに占拠された!彼らの要求は「警察庁が不正流用してプールした現金80億円」。裏金の存在を明らかにしたくない警察とテロリストのリーダー後藤(椎名結平)の緻密に仕組まれた頭脳戦。テロリストの真の目的を探る公安部の斉木(江口洋介)。そして、事件に巻き込まれた我が子を救い出そうとする雪平。復讐の連鎖に終止符を打つため、雪平の最後の戦いが今、始まる。

7点!!私は、ドラマシリーズが好きなので、楽しめたけど、一般ウケはどうかな。とてもシンプルな作りで、篠原涼子、ハードボイルドさとセクシーさ+で、日本版アンジェリーナ・ジョリー入ってます。事件の規模的には映画にして良かったと思うけど、アクションとか、ストーリーとかは、ドラマからの成長は見られません。なので、ドラマでいいか微妙線。まぁ、DVDが待ちきれない人(あたしw)用ってことで。蓮水(濱田マリ)がネズミ小僧に見えました((笑)毎回毎回)あ~次々、登場人物が消えていく(汗)最後に残るのは誰なのか?!(笑)「~the final」の公開を待つ!ってやるのか?(笑)2007年公開。

 

 

「ブラッド・ダイヤモンド」

レオナルド・ディカプリオ主演。ジェニファー・コネリー出演他。[自由][家族][真実]―彼らはダイヤにそれぞれ違う輝きを見た―ひとりは、ダイヤの密売人(レオナルド・ディカプリオ)。彼にとって、それは救いのない現実から脱出するための最後のチケット。ひとりは闇ダイヤの採掘場に強制的に連れてこられた愚直な漁師(ジャイモン・フンスー)。彼にとって、それは引き離された家族を奪還するためのなけなしの切り札。もうひとりは女性ジャーナリスト(ジェニファー・コネリー)。彼女にとって、それはどうしても暴かなければならない真実のための動かぬ証拠。舞台は、狂気と混乱が支配する内戦下のアフリカ。隠されたダイヤにたどり着くために、自分自身の望みのために相手を利用し、相反する思惑に衝突をくりかえしながら、極限の状況のなかで行動を共にする彼らに、やがて生じ始める変化。そして3人が突き当たったダイヤの裏側に広がる果てしない闇―ダイヤが約束する未来を、最後に手にすることができるのは誰なのか?

6点!!ダイヤ争奪アドベンチャーかと思いきや、それはラスト10分だけで、南アフリカの過酷な内線事情をクローズアップしたものでした。戦争とはいえない一方的な大量殺戮や、難民キャンプの規模の大きさ、少年兵の多さ、彼らに対する非人道的な扱い。だからダイヤというより、ソロモン親子を主軸に観てしまいました。一瞬指につけていたダイヤを捨てたくなりました(爆)あとアッチャーの心の変化をレオが繊細に演じていて良かったです。でもベタな展開は・・(`ε´)社会派とアドベンチャーの間のどっちつかずムービーで、前置きが凄まじく長いのが痛いデス(>_<)2007年公開。

 

 

「東京タワー」

オダギリ・ジョー、樹木希林主演他。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きてくれた人―オカン、ありがとうね。才人リリー・フランキーが亡き母への思いを中心に全身全霊で綴り、社会現象的ブームを巻き起こしたロングセラーベストセラー「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」がついに映画化。

5点!!なんかもの凄くお腹オーバー。すごく勿体ない映画でした。全体の出来、演技は文句つけようがなく良いのだけれど、世間での騒がれすぎや、特番やら、ドラマやらの不出来のせいで「もういいよ、東京タワー。」的な感じはどうしてもぬぐいきれませんでした。すべての順序が逆だったら真っ白な気持ちで観れたと思うと残念です。原作の内容も、いたって普通の親子の話ですしね。原作だけに止どめておけば良かったものを・・・(>_<)昭和の小倉の炭鉱前後の雰囲気や、樹木希林は素晴らしかったです。2007年公開。

 

 

「ホリデイ」

キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット主演。ジュード・ロウ、ジャック・ブラック出演他。人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある―「等身大の女性像」、「愛に癒される」、「自分探しの旅」・・・なんて使い古されたページを破り捨てたくなったら、それはきっと運命の『ホリディ』があなたを誘っている証拠。クリスマス直前に恋を失ったロンドンのアイリス(ケイト・ウィンスレット)とL.A.のアマンダ(キャメロン・ディアス)。「最悪の状況を抜け出したい!」―彼女たちが選んだ方法は、“ホームエクスチェンジ”。それは条件の合うもの同士が、お互いの家、車、環境を一定の期間に交換するバケーションの新しい形。すべてが変わる2週間。運命の休暇が今、はじまる―最高にホットでチャーミングな4人が奏でる恋と人生のアンサンブル!

10点!!ジュード・ロウにあんな愛の告白されたぁい!!!!!超妄想入っちゃいましたo(*>▽<*)oてゆうかジュード・ロウってハンターの眼してる!ドキドキ!撃たれたっ(爆>_<)‘恋,って言葉に興味がある人は絶対に観るべき!特に恋を探してる人!観たら最高の恋愛ビタミンになります!恋愛において、互いに好意を持ってるってわかってる状況って、一番楽しい時だと思うんですよね。しかもいつもと違う場所!気候!最高!ホリディしたーぃ!恋愛に飢えてることを痛感しました!(>_<)恋に対してテンション↑↑↑になる映画です!あと、アイリスとアマンダの行動がとにかく可愛い!恋に夢中になると、なんてロマンティックな可愛い台詞が出てくるの!って感じです♪恋をしてる女の子はキラキラ&ファッションも素敵!シェークスピアの恋に関する格言は全部当たってるってほんとかも。オススメです!2007年公開。

 

 

「アルゼンチンババア」

役所広司、鈴木京香、堀北真希出演。母親の死んだその日になぜか姿を消してしまった一人娘みつこ(堀北真希)の父、悟(役所広司)は半年後、町外れの草原に住む変わり者“アルゼンチンババア”の屋敷で発見された。気のいい町の人々を巻き込んで、父親をまともな(?)世界に取り返そうと奮闘するみつこが目にした屋敷の光景は、温かな陽だまりのように気持ちよく、不思議にしあわせな空気が満ちていた・・・。哀しみを乗り越えてよみがえる父と娘の美しい絆に、しあわせの涙が頬をつたう大きな愛と命の物語。

4点!!アルゼンチンババア=ユリ(鈴木京香)って何者!?ババアとかいいつつ、皺ひとつなく肌綺麗過ぎるし。リアリティゼロ。かといって、ファンタジー感も中途半端。タンゴも音楽も香りやお茶の使い方も台無し。つまんなーぃ映画でした(>_<)主軸のみつこと父の関係も説明が足りなさ過ぎるし。なんであんなに怒ってお節介なのかよくわからないおばさん(森下愛子)も、近所の人たちも噛み合い具合がいまいち過ぎて退屈な時間だけが流れていく~。お金出して観なくて良かった┐('~`;)┌2007年公開。

 

 

「ハッピーフィート」

声:イライジャ・ウッド、ヒュー・ジャックマン、ブリタニー・マーフィー出演他。皇帝ペンギンたちが暮らす南極大陸を舞台に、音痴のペンギン・マンブル(イライジャ・ウッド)の奮闘を描いたミュージカルムービー。皇帝ペンギンのメンフィス(ヒュー・ジャックマン)とノーマ・ジーン(ニコール・キッドマン)夫妻に、息子のマンブルが誕生。生まれて間もなくしてパタパタと足を動かす妙な癖を披露したマンブルは、その後立派な小学生に成長する。しかし、ペンギンにとって大事な歌の授業中に、音痴であることが発覚してしまう。

6点!!なんてダイナミックなペンギン・ムービー!CGが素晴らしく、かなり期待以上す。人間界をも巻き込むマンブルの勇気の旅!泣ける!可愛い!ヒューの歌声ステキ!な映画です。一緒にパタパタしちゃいましょう♪♪でも、途中微妙に集中力切れてダレました(^_^;)2007年公開。

 

 

「ラストキング・オブ・スコットランド」

フォレスト・ウィテカー主演。ジェームズ・マカヴォイ出演他。アフリカへと旅立った若きスコットランド人医師(ジェームズ・マカヴォイ)は、その地で想像を絶する“衝撃的な存在”に出会う。絶対的君主統制下のウガンダを舞台に、独裁者の光と影、その「王」に近づき、知りすぎてしまった男に迫り来る恐怖と闘いをドキュメンタリータッチで描いた極上のサスペンス・スリラー!

8点!!アミン役のフォレスト・ウィテカーの存在感・威圧感がとにかく凄い!完璧な再現!私は、この時代はまだ生まれてないので、アミン大統領の事はほとんど知らないのですが、とても人を魅了するカリスマ性を持つ反面、非情な殺人者としての恐ろしい顔を持った人物だという印象を受けました。それでも、愛想のよいアミンにコロッと騙されてしまうニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)はいただけません。ひよっこじゃないんだから(笑←ひよっこっぽい感じがした)が、しかし、日本の政治家も他人事ではないような気も(爆)エア・フランス機のハイジャック事件との繋ぎ方も安直に感じました。ただ、アミン大統領の政権を扱った映画は、今までに観たことがなかったので、勉強になりました。実際に、ウガンダでロケしただけあって、超リアリティあります!2007年公開。

 

 

「バッテリー」

能力と自信をあふれさせた孤高の中学生ピッチャー・原田巧(林遣都)が、野球を通じて家族や友人、クラスメイトとの関係を築きあげていく様をみずみずしいタッチで映し出します。感動は世代を超えて・・・今、最も支持されるあさのあつこの大ベストセラー小説、待望の映画化!

9点!!林遣都主演他。青春ってこんなに切なくて辛くて一生懸命だったっけ?でも、現代の多感な中学生のリアルを描いているというか。初めて経験する中学の上下関係、自分のクビをかけてまで信じてくれるコーチ(萩原聖人)と一生ものの友(山田健太)との出会い。友を信じられなかった辛さ。再び信じることの怖さ、そして勇気。繋がらない母(天海祐希)との心、兄弟の想い。素直になる心。登場人物、皆の熱い想いがたくさん詰まった、瑞々しい作品です。繊細で、真っ直ぐな主人公・巧という人物も素晴らしかったです。誰もが、胸を熱くし、青春を振り返ること必至!2007年公開。

 

 

「ナイト ミュージアム」

ベン・スティラー主演他。自然史博物館の夜間警備に就いたラリー(ベン・スティラー)。バツイチで順調とはいえない生活をおくる彼にとって、この仕事は離れて暮らす息子に父の威厳をアピールするチャンスでもあった。しかし、仕事を始めてみると、そこは展示されているすべてのものが夜になると突然動き出し駆け回る、奇想天外な空間だった!しかし、その奮闘の裏で、なにやら密やかな陰謀が動き始めていた―!

5点!!こども心がくすぐられる最高の冒険ファンタジー!小さい頃に憧れた、夜の博物館や美術館の不思議の世界へようこそって感じです。大人には最初から最後まで展開読めちゃうけどね。色んなところから少しずつスパイスを折り込んだ遊園地のアトラクションみたいな映画ですo(*^▽^*)o 2007年公開。

 

 

「さくらん」

土屋アンナ主演他。てめぇの人生、てめぇで咲かす!恋に揺れ、愛を選び、自分らしく本気で生きる青春。江戸・吉原遊郭に咲く極彩色エンタテイメント!いま最高にカッコいい女たち、各界で活躍する女性クリエイターが集結した話題作!!

6点!!惣次郎(成宮寛貴)への初恋辺りまでは、なんとか観れたけど、あとは展開は読めるし、ただ才能っていって集めて観せるだけが映画じゃないと思います。しかもラストは、いきなり方向転換ファンタジーオチだし(爆)あの日暮(土屋アンナ)をかっこいい~とか憧れる~とか共感は出来なかったです。人によると思うけど。途中まではイイ感じだったのになぁ、大奥みたいで(笑)新しいものを観せるにしても、江戸にないものとかを入れちゃうのはルール違反。興ざめです。ギリギリのラインで時代の中で表現出来ないなら、現代劇にすればよかったのにって思いました。どこかで観たような演出も多かったし(ロミ&ジュリバルコニーとか)唯一、音楽の使い方は絶妙だと思いました。それだけ。2007年公開。

 

 

「蒼き狼 地果て海尽きるまで」

反町隆史主演他。遊牧民の族長の子として生まれたテムジン(反町隆史)。のちにチンギス・ハーンとなる彼の恵まれた生活は、父の死から一変する。しかしテムジンは不屈の魂で多くの困難を乗り越え、着々と勢力を拡大していく。出生にまつわる苦悩、息子ジュチ(松山ケンイチ)への愛と憎しみなど、モンゴル帝国を築いたチンギス・ハーンの、歴史に秘められた素顔を描いたエンタテイメント超大作!


7点!!歴史好きとしては、観とこうか、的な作品です。大変上手くまとまっています。あれだけのお金とロケをすればね、このくらいは作れるよねって感じの出来でした。スレスレ合格、平均点。それくらい俳優陣の演技が微妙です。松山くんは上手でした!反町くんの演技は終始微妙だったけど、あの時代に生きたチンギス・ハーンという人物と波乱に満ちた生涯はとても魅力的でした。自身の出生の苦悩。妻(菊川玲)と息子に繰り返される同じ悲劇。そして圧倒的な人を惹きつける強さ。まさにそれだけで映画になる英雄なんですねチンギス・ハーン。気になるのは、これを観たモンゴルの方はどう思うんでしょうってコト。┐('~`;)┌ 2007年公開。

 

 

「どろろ」

妻夫木聡、柴崎コウ主演他。はるか古か遠い未来か、さだかでない。大地の東の果てにあるその国では、数十年に及ぶ戦が続き、秩序を失った争いと荒廃だけがすべてを支配していた。乱世の覇者となるべく魔物との契約を交わした父・醍醐景光(中井貴一)の代償に、その肉体を四十八の魔物に奪われた悲運の子・百鬼丸(妻夫木聡)。肉体を取り戻す旅に出た彼は、戦で天涯孤独の身となった野盗の少年“どろろ”(柴崎コウ)と宿命的な出会いを果たす。戦の業を否応なく背負わされたふたりは、魔物たちとの壮絶な戦いを切り抜けながら、己が未来をつかむため戦乱の荒野を駆け抜ける!アジア発、世界へ―テーマは、「正義」「勇気」そして、「希望」。

6点!!続く!って感じのラストでした。続くのか?続くなら観たい。どろろと出会ってから生き生きとした青年らしさを取り戻してゆく百鬼丸が良かったです。百鬼丸と一緒に魔物に立ち向かってコロコロはね飛ばされているどろろも可愛かったです。ふたりの名コンビぶりは良かったです。妖怪は予想以上にグロかったです(これぞ日本の妖怪映画!って感じ)でもオールニュージランドロケ&原作も音楽も気合い入りまくりの割には、キャラクターたちの心に秘められた想いがずっと秘められたままだったり、小出しで終わってしまったりして、展開やスケールはすごいのに全然感動したり泣いたり出来ませんでした。感情停滞前線南下中みたいな(爆)中盤でこのまま進むなら寝てしまうと思ったら、エンディングにかけていきなり甘々な展開にガックリだし。もっと修羅をゆく父との相対や、クライマックスの盛り上がりを期待してたのに残念です。続きがあるなら監督変えて練り直した方が面白そうだなと思いました。ストーリーはいいので、感情スパイスが足りなかったということで。演技力がある人が演じてたら、長年の想いとかって伝わってきたのかなぁ?2007年公開。

 

 

「僕は妹に恋をする」

松本潤、榮倉奈々主演他。その時、世界は残酷なほど美しく見えた―初めて本当に人を好きになった。彼女の優しい笑顔は何気ない毎日を美しい景色に変えてくれた。けれど、その美しさが心を締めつけてゆく。完全に叶うことのない想い。僕は妹に恋をする―。青木琴美の累計600万部の大ヒット同名コミックを、心打つほど切なく、美しく、待望の映画化。

3点!!私が感情移入するにはもう手遅れな映画でした(爆)若過ぎる!そしてありえないくらいのキザな台詞の連発!ハズカシ~!!(//>_<//)原作は知らないけど、ゆったりした描写の美しさや究極の純愛みたいなのを期待していただけに、「なんだ?この構成、誰が考えたの?」と思ってしまいました。しかし、隣りの女子高生は号泣。やっぱり私はピュアさを失ってしまったのか?(爆)ゆったりした雰囲気の中で、切ない感情を観せる作りは良いと思うけど、魅せる力がない人が作らない&演じないと確実に失敗する映画だと思いました。そして失敗だと思いました(>_<)榮倉奈々ちゃん、可愛いから演技力UPしてほしいデス。。。2007年公開。

 

 

「となり町戦争」

江口洋介、原田知世主演他。「舞阪町はとなり町・森見町と戦争を始めます。開戦日5月7日。」ある日届いた、となり町との戦争のお知らせ。偵察業務に就かされた“僕”(江口洋介)は、その業務遂行のために、体森見町推進室の“香西さん”(原田知世)と夫婦生活を始める。戦時にもかかわらず、町は平穏を崩さない。かろうじて戦争状態とわかるのは、日々のニュースで発表される戦死者の数だけ。淡々とした日常生活のなかに侵食した戦争。“僕”は、知らず知らずのうちに、その戦争の中心にいたのだ・・・。戦争、地方自治行政、そして男女の感情の一線・・・その一線を越える物語。リアルで不条理な世界、これは真に最も身近な戦争である。

5点!!遅い展開と地味な描写とテンポで眠くなっているうちに、戦争はいつの間にか佳境入りしてました(爆)一風変わったラブストーリーとしては観れなくはないけれど、何が「となり町戦争」なのか、一体何を伝えたいのかいまいちつかめず。(イヤ、言いたいことはわかるんですけどね(-_-;))でも、小さなコミュニティ内での争いや、内乱とかって実際こんな感じなのかなとは思いました。戦争が日常で、さっきまで一緒にいた人がいつの間にか死んでるみたいな。これにはゾッとしました。つか最後はあれからどうなるわけ?ん~、、、監督やり直し!(笑爆)2007年公開。

 

 

「長州ファイブ」

松田龍平主演他。幕末の世、日本の未来のために刀を捨てた、サムライがいた―ペリー率いる黒船の浦賀来航から10年後。外国を打ち払おうとする攘夷の嵐が吹き荒れる幕末期の1863年、遥かなる異国、イギリスに命がけで密航した若者達がいた。粗末な服に身を包み、新しい時代を切り開く気概だけを胸にロンドンの地に立ったこの長州藩の5人の志士達を、のちにイギリス人は敬意を込めて「長州ファイブ」と呼んだ・・・。5人の名は、若き日の伊藤博文(三浦アキフミ)、そして井上馨(北村有起哉)、井上勝(山下徹大)、遠藤謹助(前田倫良)、山尾庸三(松田龍平)。幕末の歴史に秘められた5人の若き日の真実が、140年あまりの時を経て、今、ここに明かされる。

9点!!「ウルルン滞在紀」と「プロジェクトX」を合わせたような内容でした。なので、シンプルな力強さに感動。やはり、国や色んな分野の技術や工業などに尽力した人の姿には、尊敬しますし、感動します。あと松田くんの演技力の上達ぶりにも感動。惹きつけられました。でも松田隆平と山下徹大以外の俳優さんが地味過ぎてわからない(爆)及び、歴史から見た人物像がわからなくて(こっちは私の勉強不足。それに明治維新前で名前が違う(涙))少し混乱しました。大型映画より単館系が好きな私ですが、せめて顔のわかる俳優さんを使ってほしかったです(失礼!)。あ、、タイトル変えた方がいいと思います。内容と噛み合ってなさ過ぎ(^^;) 2007年公開。

 

 

「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」

広末涼子主演。阿部寛出演他。戦国よりも幕末よりもハイテンションな、あの時代へ―2007年、現在。800兆円の借金をかかえ破綻の危機に瀕した日本を救うため、1990年にタイムスリップし、“バブル崩壊”を止め、歴史を作り変えるという仰天プランが始動する!1990年の3月の東京を舞台に、人類史上最もハイテンションだった時代の男女が織りなす、底抜けに明るいノー天気で、恋愛あり、活劇あり、親子の絆ありの、グッとくる王道エンターテイメント!!

9点!!完成披露の舞台挨拶試写会に行ってきました。阿部さんが素敵でした♪劇団ひとりが来なかったのが何気に残念(笑)ストーリーはというと、、、ちょっとラブコメ+親子愛な感じで。でも、お札振り回してタクシーつかまえるのを競うとかありえなぃし!(笑)でもバブル期にはあったのかなぁ??経験してないからわからないけど、今とのお金の感覚の差が凄過ぎて面白かったです。演出が古典的で、展開が読め気味なのが痛いけど、それでもテンポの良さと、阿部さん演じる下川路の面白キャラとかでラストまで持ってけちゃった辺りは◎です。何にも考えずに観ても普通に楽しめるエンターテイメント作品です。2007年公開。

 

 

「華麗なる恋の舞台で」

アネット・ベニング主演他。人生は舞台のよう。大人の恋は、華やかで美しく、ちょっと意地悪でドラマティック―1938年ロンドン。満たされながらも変化の無い生活にうんざりしていた人気女優のジュリア(アネット・ベニング)は、親子ほども年の違う青年トムと出逢い恋を落ちる。だが、それも束の間、トムは若い女優と恋仲になり、ジュリアは傷心。現実を受け入れ、全て譲ってしまうかに見えたジュリアだが、傷ついただけでは終わらないのが、大人の恋。彼女の人生の第2幕は、まるで華麗な舞台のように、ドラマティックな結末を用意して、今、幕をあけようとしていた。軽やかに、そして大胆に、彼女が仕掛ける爽快なクライマックスに、誰もが拍手を贈りたくなるだろう。

10点!!すっごく面白かった!主人公のジュリアも魅力的ながら、脇役陣も面白揃い!ジュリアは、私のひと回り以上年上の女性だけど(失礼!)、よく笑う笑顔がとても魅力的で、恋をするととても可愛く、皆に愛され、慕われているのがわかる女性で、私も同じ女性として憧れますo(*^▽^*)o時代背景も彼女の住む世界も、私とは違うから現実感は薄いはずなのに、ジュリアと一緒に一喜一憂出来たのは、ジュリアのキャラクターとアネット・ベ二ングの演技力以外の何ものでもないと思います。優雅なダンスを踊っているかのような素敵なラブストーリーで、笑喜劇でもある逸作です。2007年公開。

 

 

「ディパーテッド」

レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン主演他。アンディ・ラウ、トニー・レオンによって描かれた香港の話題作「インファナル・アフェア」をハリウッドでリメイク!オリジナルにはない人間関係がさらに濃密なドラマを生んだ本作「ディパーテッド」を手掛けたのは、マーティン・スコセッシ監督。マフィアへの極秘潜入捜査を命じられ、苦悩の中で犯罪者のふりをし続ける男(レオナルド・ディカプリオ)と、エリート警察官に成りすまし、出世街道を突き進みがら法を犯し続ける男(マット・ディモン)のそれぞれの運命を描く。生か死か瀬戸際での騙しあい、暴きあい2人の姿が、スリリングな展開で描かれる!!

6点!!なんて可哀相過ぎる結末!!「え!?うそ?!」って思っちゃいました。韓国版も同じなのでしょうか?(´~`)過去から決別したい正義感の塊・ビリー(レオナルド・ディカプリオ)と、どこかで何かを出し抜いてでも上を目指す悪人コリン(マット・ディモン)。前半は音楽がうるさいだけで退屈でしたが、(ビリーに感情移入はしましたが。)後半のイタチゴッコは手に汗握るハラハラドキドキです(>_<)女医サンをもうちょっとストーリーに絡めた方がハリウッドっぽくて良かった気がします。レオの表情がとても良かったです。続きじゃないのかなぁ。アッサリした感じは好きです。2007年公開。

 

 

「ラッキーナンバー7」

ジョシュ・ハートネット主演。モーガン・フリーマン、ブルース・ウィルス出演他。ニューヨークを舞台に、1分先の「運命」にまで綿密に仕掛けられた罠・・・。渦巻く謎はオープニングからエンディングまで加速しつづけ、一瞬たりとも見逃すことはできない。最高の俳優たちをも魅了した極上のストーリー。不運つづいのスレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、友人を頼りにニューヨークへとやって来る。ところがそこで、さらなる不運が彼の人生に降りかかる・・・。敵対する二人の大物ギャング、ボス(モーガン・フリーマン)とラビ(ベン・キングスレー)。凄腕の暗殺者、グッドキャット(ブルース・ウィルス)。事件を捜査するニューヨーク市警(スタンリー・トゥッチ)。そして、偶然の恋におちていく女、リンジー(ルーシー・リュー)。彼らとの出会いがスレヴンを翻弄する・・・。だが、すべての仕掛けは20年前から準備されていたのだ。すべてのカードが出揃うとき、駆けられたのはスレヴンの運命だった!!2007年、待望のクライム・サスペンスが日本を席巻する!


7点!!しょっぱなからジュシュのセクシーさにヤラれ、完全に正当な評価が出来なくなりました(汗)もぅ笑顔可愛すぎっ!(>_<)全部かっこよすぎ!でも、冒頭からラストまで鼻が折れてるのはちょっと・・・?(笑)全体としては「ホワイトライズ」に似た、過去と現在を交錯させた謎解きと「オーシャンズ11」並みのキャスティングによる(なのに(爆))地味な復讐劇の3連打!!ジュシュの笑顔からの豹変ぶり演技には「O(オー)」の時から脱帽です。怖ぃ・・・可愛いジュシュがぃぃ・・・(^_^;)リンジー役のルーシーはちっちゃくて面白いキャラクターで可愛かったデスo(*^▽^*)oラスト近くまで「Who are you?」の連続で地味だけどなかなかよく出来たサスペンスです。ジュシュびいきで+1点です。2007年公開。

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「幸福な食卓」

北乃きい主演他。「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」―春休み最後の日、朝の食卓で父さんが言った。バラバラになりかけたひとつの家族が、そこからやがてゆっくりと再生していく姿を、切なくもやわらかな空気感で綴った話題の小説「幸福な食卓」の映画化。切なくて、やさしくて、“こころにふわりと響く”家族の物語をぜひご覧ください。

7点!!舞台挨拶でキャスト、監督の皆さんがいらっしゃいました。勝地涼くんをちょっと好きなので生で見れて嬉しかったです♪映画はあったかい家族に触れて涙が自然と出てきました。家族に問題を抱えていて、そのことで病気も抱えている私には、一歩踏み出そうと思えたというか希望になる映画でした。一見、バラバラで壊れているかのように見える佐和子(北乃きい)の家族。佐和子自身も父親(羽場裕一)の自殺未遂で不安定。そんな時に現われた勉学(勝地涼)との恋愛はピュアな感じで良かったです。そんな佐和子を襲った悲劇に家族が再び家族になろうとする。心から佐和子を心配して支えようとしているのがわかる。それに涙が溢れました。私の家族も本当はそうなのかな?って。まだ再生出来るのかな?って。今は歯車がずれてしまっているだけなのかな?って。そんなことを考え出したら涙が止まりませんでした。こういう家族って案外たくさんいると思うから観てみて家族っていいなって思ったり、私みたいに考えたりするのはいいことだと思いました。考えすぎて頭痛くなっちゃった。(苦笑)2007年公開。

 

 

「マウス・タウン ロディとリタの大冒険」

ペットねずみのロディ(声:ヒュー・ジャックマン)はご主人様が旅行に行くと、お屋敷のあるじ気どり。そこに邪魔者ねずみシドが現れた。家から追い出そうとトイレに誘い出すが、逆に自分が地下の町マウス・タウンに流されてしまった!!そこで出会った不思議でやんちゃな少女リタ(声:ケイト・ウィンスレット)ロディは元の世界に戻れるのか!?

3点!!前作「ウォレスとグルミット」が去年アカデミー賞をとっていたので、少しは期待していたのですが、やっぱりドリームワークスの作品は私に向いてないみたいです。どうしてもディズニーと比べてしまうので、この作品には、夢や、憧れ、勇気といったものがあまりない。この種のアニメにはそれは不可欠だと思うんですよね(>_<)あとクレイ・ムービーの先駆けとして観るならわかるけど、全部CG使ってるんじゃあまり意味ないんじゃ・・・って思いました(^_^;)ロディの声役のヒュー・ジャックマンは大好きなんですけど、あんなひょうきんな声を出せると思っていなかったので面白かったです。2007年公開。

 

 

「レミーのおいしいレストラン」

才能と情熱に溢れ、一流シェフになることを夢見るレミー。しかしそれは叶わぬ夢・・・なぜなら彼は人間ではなく、レストランにとって最も招かれざる客“ネズミ”だからだ。そんなレミーと、料理が苦手な見習いシェフ・リングイニの出会いがフランス料理界をも揺るがす大事件を巻き起こす。ひとりでは実現できない夢も、二人なら叶えられるかもしれない―情熱と友情に支えられて《奇跡の料理》を目指すレミーとリングイニの誰も見たことのない奇跡・・・幸せを運ぶ珠玉のストーリーに、小粋なパリのエッセンスをたっぷり加えた至福の一品をお楽しみください。

6点!!ちょ・・・ねずみが厨房にズラッーって!!そういう話だってわかってたけど、主役だって知ってるけど、キモい!!(>_<)ピクサーなので、絶妙にリアルで、鳥肌です(>_<)ストーリーは、ディズニーの動物ものの王道で、「オリバー」とか「わんわん物語」に似てるかなぁと思ってみてました。出会いがあって、主人公板挟みになって、敵とのクライマックスがあって。でも、料理がテーマなので、微妙に大人もので、中盤までの大人の主導権争いみたいなシーンの連続は、子どもには退屈なのでは?と思いました。お料理を美味しそうに綺麗に見せるなども余りなくて、たくさんの調味料を駆使して、パリ随一のレストランで二人が頑張るみたいなのも見足りなくて、折角のお料理コラボなのに、勿体ないなぁと思って、観てました。リングイニとヒロインとの恋も、何だか盛り上がりが足りなかったので、ミュージカル仕立てにしたらいいのになーと思って、観てました。色々、良くなりそうな要素が散らばったままなので、続編希望!です。2007年公開。

 

 

「ブロークン・イングリッシュ」

パーカー・ポージー主演他。ノラ・ワイルダー(パーカー・ポージー)、30代独身。ニューヨークのホテルでVIP対応として働いている。親友は結婚し、男性と付き合おうとすれば失敗。そんなある日、魅力的なフランス人、ジュリアン(メルヴィル・プポー)に出会う。情熱的に、ストレートに気持ちをぶつけてくる彼に心を奪われながらも、失敗して傷つくことを恐れ、距離を置こうとするノラ。やっと自分の気持ちに正直になり始めたとき、ジュリアンから「パリに帰る」と伝えられてしまう。結婚適齢期を迎えた女性の気持ちをリアルかつロマンチックに描く等身大のラブストーリー。

4点!!ノラは、アラフォー独女で、ヒロインには珍しいくらいネガティブで、ネガティブになり過ぎて、その負のオーラが男を追い払っているんじゃないかというくらいネガティブです。プラス、ネガティブなのに、人生にいつか魔法が起きるんじゃないかって本当に信じてるちょっとイタイ女子です。しかも、男に振られ過ぎて、不安症が悪化してパニックになるっていう(汗)同時に、結婚してるけど、結婚生活破たん寸前の親友も出てくるので、女性としては、両方の人生のリアルな苦楽を見せてくれるので、とても気持ちが分かって、共感出来ます。まず、ノラが運命の相手に出会うまでが長い長い(^^;)まだ出会わないの?この人にも振られるの?って前半ドッと疲れます。なので、運命の相手ジュリアンに出会った時の、超情熱的な美形フランス人にクラッとくる気持ちと、美形過ぎるからまた騙されるのかも・・・と疑心暗鬼になるノラの気持ちがよく解りました(^^;)またジュリアンが、ストレートな愛情をビシビシぶつけてくる、不安症にも引かないで一緒にいてくれる、超カッコいいと揃っていて、その完璧男子をタイミングと気持ちが合わなくて、逃しちゃう感じも、あるあるでわかるなぁって苦笑いでした。で、彼を追いかけてあてもなくフランスへ行くのですが、(どこまで夢見がちなんだっていう)、フランス人の素敵な言葉たちが心に沁みるっていう寅さん的な流れに。(寅さん知らないけど。)淡々と女性のリアルな恋愛事情が描かれているので、盛り上がったりはないですが、とてもリアルで耳に痛い話だなぁと、面白かったです。2007年公開。

 

 

「愛とセックスのセレブリティ」

アシュトン・カッチャー主演他。セックスを対価に囲ってくれる金持ち女性たちに頼りながら、ロサンゼルスで気ままに暮らすニッキ(アシュトン・カッチャー)。年上の弁護士サマンサ(アン・ヘッシュ)の家に転がり込み、優雅な生活を送っていた彼は、ある日、ダイナーで出会ったウエイトレスのヘザー(マルガリータ・レヴィエヴァ)に一目ぼれしてしまう。女性に囲われていることをヘザーに言えず、苦しむニッキ。だが、ヘザーにも、ニッキに言えない秘密があった・・・。誰もが振り向くほどのルックスで女性たちをだまし続けてきた男が、真実の愛を求めて苦悩するエロチック・サスペンス。

4点!!アシュトンがジゴロとか、セクシー過ぎるんですけど!!(>_<)ジゴロだからか(?)、女性目線なセクシーシーン満載で、鼻血出そうに(汗)女にたかって生きているわりに、性格が悪いわけじゃなくて、嫌な気持ちにならずに観ることが出来ます。ストーリーも、ヘザーの秘密については、大方の予想通りという感じで、驚く展開はないけれど、テンポ良く話が進むので、自宅でダラダラ観るのには、良かったです。しかし、あんな狭いコミュニティーやパーティーで、自分と関わった女がわんさかいる中で生活してて、ニッキは刺されないのだろうかと心配になりました。2007年公開。

 

 

「パンズ・ラビリンス」

イバナ・バケロ主演他。ありのままの現実は、生きるにはつらすぎた。しかし、絶望はやがて金色の光に変わる―。恐怖政治が国を覆っていたスペインの暗黒時代に、少女オフェリア(イバナ・バケロ)は生を受けた。優しかった父が死に、身重の母親と二人で直面する現実は目を覆うようなことばかり。新しい父親はまさに独裁のシンボルのような恐ろしい大尉。生まれてくる自分の息子にしか興味を示さず、オフェリアの生きる世界は閉ざされていた。そんなとき、彼女が見つけたのはうす暗い森の中の秘密の入り口。妖精の化身である虫たちに導かれて、迷宮の世界への冒険が始まる・・・。1944年のスペイン内戦下を舞台に現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える少女の成長を描く鬼才ギレルモ・デル・トロ監督によるダーク・ファンタジー。

8点!!完全に大人向けですね。怖過ぎ、そして試練過酷過ぎ(>_<)一応ファンタジーとあったので、迷宮に行ってからストーリーが進むのかと思っていましたが、現実の隙間の縫いながら行ったり来たりのハラハラするお話でした。迷宮の番人パン(ダグ・ジョーンズ)も、悪魔にも似た容貌で、信用出来るかわからない感じなので、進むも地獄退くも地獄みたいな感じで。主人公のオフェリアは、扉が開けば迷わず飛び込む事の出来る、まさしく冒険ファンタジーにふさわしい少女で、大人になったらこうはいかないよなぁと思いました。そうこうしているうちに色んなチャンスを逃しちゃうんでしょうけど(;_;)チャンスが巡ってきたら、進む勇気と決断力の大切さを思い出させてくれる作品です。ギレルモ監督の作品って、装飾の美しい完璧な絵本の世界なんですけど、もう少し意外性があれば、もっと面白いのになと思います。2007年公開。 

 

 

「幸せのショコラ」

ソフィー・スキュート主演他。ピット(ドミニク・ラーケ)はチョコレート製造会社のセールスマネージャーであったが会社の次の重役になる事を決められていた。しかし会社は大きな投資会社に売却され、チョコレート部門の責任者になるはずのピットであったが、責任者が自分ではなくカタリーナ(ソフィー・スキュート)という年が若く、ビジネスマンとしてまだまだ未熟な女性であった。ピットはカタリーナを辞めさせるために、あらゆる手を使って邪魔をする。そんなある日、宿敵であった二人があるきっかけで惹かれあうようになるが、それは予想外の展開の幕開けになるのだった!?超スウィートな“ショコラ×ラブ×コメディ”が出来上がり! 身近なスウィーツであるチョコレートをめぐって繰り広げられるチョコレート戦争!

3点!!うわーやだやだこういう男!子供じみた嫌がらせを本気でして自分の要求が通らなければむくれて逆キレまでして、要求が通ったら、我が物顔でニコニコ。挙句、いつもかつては虐めた自分よりいつも頑張ってる女の子がイイ女だからって、口説ける隙が出来たら口説いちゃう。最悪だ(>_<)女性のお腹にサッカーボール蹴りつけて倒れこませといて謝らないとか有り得ないです(怒)世の中、美女と野獣がいるわけだ。女はダメ男でも、良いところを見つけて伸ばそうと受け入れるけど、男は、女が完璧じゃないと途端に罵倒し背を向ける。何この映画!ガールズムービーの逆ですか?男のロマンティックの為の映画?最後の最後まで男が良いところを見せないなんてありですか?(>_<)カタリーナがピットに惹かれる心情が全く理解出来なかったです。ダメンズ可愛いとかいう性格ならわかりますけど、そうではないと思いますし・・・。ラブ・コメディを超えて、ピットの行動が全部コントに見えてしまいました。ピットに超ムカつきましたが、実際の男ってこうなのかもねと、絶望的な気持ちにもなりました(;_;)2007年公開。

 

 

「恋の終わりのはじめ方」

サラ・ミシェル・ゲラー主演他。マンハッタンの出版社で編集助手として働くブレット(サラ・ミシェル・ゲラー)は、恋も仕事も絶不調。一人前の編集者になるべく努力しているけれど、自分に自信が持てない。新しい上司フェイ(ヴァネッサ・ブランチ)がやってきてからは、特に空回りの毎日だ。そんなある日、彼女は名物編集者アーチー(アレック・ボールドウィン)に出会う。彼の落ち着き払った紳士的な立ち居振る舞い、知らない世界を熟知した大人の魅力、全てを包み込むような包容力にすっかり心を奪われるブレット。上司のフェイを大きく上回るアドバイザーを得たことで仕事もうまく回り出すが、アーチーの援助に頼り切っている自分に気づく。一方、アーチーは自分から離れてゆくようなブレットの真意を理解出来ず、禁酒を破り、別の女性に逃げてしまう。彼も決して完璧ではなかった。愛とは何か。自分はどうしたいのか。悩み抜いたブレットが出した答えとは…? 女の子は、恋して大人になっていく―。 「ブリジット・ジョーンズの日記」に続く世界的ベストセラー小説の映画化!

5点!!ラブコメって枯れ専ものか!! (゜ロ゜) ブレットは、初めからアーチ―への気持ちが、恋よりも憧れや仕事への切符として不可欠な人として理解っていた気がします。「プリティー・ウーマン」みたいに、お姫様扱いされて、甘やかして貰えて、仕事も順調にいく相手から好かれて、嬉しくてフワフワした気持ちを恋だと思い込もうとしてしまっただけかなと。そういう恋って、恋なんだけど夢みたいな時間なので、スパッと卒業しても素敵な時間としてアルバムに遺しておけるんですよね。男性の方は泣いてたくらいだし、引きずるのかな?女性としては、引きずっていつまでも覚えていて欲しいと思ってしまいますが(意地悪かな(^^;))要は、そのスーパーマンみたいな恋人が、危機に陥った時、一緒に立ち向かおうという気持ちになれるかで愛情の深さがわかってしまいますよね。男性目線から見るとなんだか切ない話かも。ライトな感じで重たい話を描きつつ、仕事や恋や家族とあっちこっちに話が飛ぶので、海外ドラマみたいなノリになっちゃっていますが、何も考えないで観られるので、嫌いじゃないです。アーチ―みたいな男性も、むしろ好き(爆)2007年公開。

 

 

「クワイエットルームにようこそ」

内田有紀主演他。28歳のフリーライター、佐倉明日香(内田有紀)は仕事や恋愛や家族関係・・・に行き詰まり、ある日目が醒めたら、「クワイエットルーム」と呼ばれる、見知らぬ白い部屋にいた。女性だけの閉鎖病棟で、様々な問題を抱えた患者と出会う14日間。しかし、その非日常世界で自分と真っ向から向き合い、再び生きる勇気を取り戻していく。明日香はどうしてこんなところにいるのか?そして無事に「日常」に戻ることができるのか!?絶望と再生の14日間を描いたコミカルな人間ドラマ。

10点!!大好きな松尾スズキさんの映画、これも公開時に観たかったのですが、「危険!!」と判断し、回避してた映画です。いやー、笑いの才能も天才的ですけど、心えぐる才能も凄いわー(>_<)お腹の下の方に、でっかい重石ドーンって乗っけられた感じです(>_<)心に太陽が照らされている人が観たらコミカルな映画なのかも知れないですけど、少しでも闇がある人には、「どうなの?あんたはどうなの?」ってビシビシ問いかけてきます。そして、また閉鎖病棟の描写がリアル過ぎ!!自分が入院してるところ、見られてたのかと思ったわ!!(爆)西野さん(大竹しのぶ)と全く同じ境遇の人いた!!娘に勘当されるとか、冗談じゃなく、あるから!!笑えないから!!ミキみたいな子もいたなーあのパターンは、本人はいたって真面目だから、凄く痛々しいし辛いのが、ビシビシ伝染してきます。金原さんみたいな人も毎日目にしてました。笑えないよ!!ごはんがまず過ぎて涙が出てくるのも、看護師との攻防もありますね。ちなみに強化ガラスは椅子で割れます・・・(>_<)ただ、自分が患者だった時に、気づけなかった事がありました。明日香の恋人の鉄雄(宮藤官九郎)の必死の姿や社会制裁を受ける姿を観て、自分が辛いのと同じ重石を大切な人にも背負わせてたんだ、わかってるつもりで全然わかってなかったんだと、本当に申し訳なくなりました。松尾さんの「あんたはどうなの?」が心にビシビシ刺さりました。観るのを延ばし延ばしにしてたけど、外側から見られるようになって、観て良かったです。2007年公開。

 

 

「守護神」

アシュトン・カッチャー主演他。人命救助に全てを捧げ数百人もの命を救ってきたベン(ケビン・コスナー)は、アメリカ沿岸警備隊に所属し、数々の栄誉ある勲章に輝く伝説のレスキュー・スイマー。しかし、ある日大切な相棒の死を目の当たりにし、心と身体に深い傷を負い、現場の第一線から退くことを余儀なくされる。その後、ベンはレスキュー・スイマーを目指す者達の聖地と言われる<Aスクール>の教官として赴任する事になる。そこで、天賦の才能を持つ訓練生・ジェイク(アシュトン・カッチャー)と出会い、無限の可能性を秘めた彼を見守りながら、生きる意義を見いだしていくベン。やがて2人は、過酷な訓練を通じ、衝突を繰り返しながらも父と子にも似た固い絆で結ばれていった。 見事難関を突破し<Aスクール>を巣立ったジェイクだったが、ある任務で転覆した漁船の中にただ一人閉じ込められてしまう。今、救助に向かえるのはベンしかいない!彼は荒れ狂う海の中を最後のレスキューに出動したのだった・・・。伝説のレスキュー・スイマーと、彼に導かれる若き天才スイマーとの心の絆。彼らの栄光に秘められた孤独と葛藤を描いた感動巨編!

5点!!映画「海猿」のハリウッドリメイク版です。「海猿」シリーズ1がモデルなのかなと思いましたが、途中までは伊藤淳史さん的立ち位置の人とかも出てきて、この流れでいくのかな?と思って観てましたが、見事に裏切られました。いや、悪い意味で・・・。日本の海保は自衛と人命救助の両方を担っていて、アメリカは、自衛は軍隊、沿岸警備隊は人命救助と別物で、違うのかも知れないですけど、沿岸警備隊が遭難者を見失った上に、上官に「助けてーもう水がいっぱいに!」とか言っちゃ駄目だよ!何の為に何分も潜れる訓練してるの?そこは日本だったら、「上官、もう駄目ですから行ってください!」じゃないの?と余りの展開にドン引いてしまいました(>_<)よりリアルにって事ですかね?違いますよね。でも、アシュトンは顔的に好きなので、チャラチャラした作品ばかり出てないで(失礼)こういう作品とか、ミニシアター系でも良いので、しっかりした作品に出て欲しいなぁと思います。紐を切る切らないにしても日本とアメリカじゃ精神論がだいぶ違うのだなぁ、遭難者の扱いも乱暴だし、日本の海保に助けてもらいたいなぁと心から思いました。2007年公開。

 

 

「アフター・ザ・レイン」

メリル・ストリープ主演他。中国からの奨学生であるリゥ・シン(リウ・イェ)は、物理学を専攻する学生で、前途有望な青年だ。ライザー教授(エイダン・クイン)のもと、優秀な宇宙論を展開していく。仕送りをしてくれる故郷の親を呼びよせ、アメリカ人の彼女を見つけ、科学者として、ノーベル賞をとることなど、夢は膨らんでいく。そして、大学の後援者であるジョアンナ(メリル・ストリープ)との出会い。すべてが順調かに思えた。やがて、失恋にはじまり、その優秀さが仇となり教授により未来を閉ざされてしまう。そして、誰にも止められない歯車は悲劇的な結末へと突き進んでいくのであった・・・。衝撃のラストに涙が止まらない!!実際に起きた出来事をベースに大胆に映画化。大学側と教授の政策によってノーベル賞に値する研究をしていた中国人大学生がその機会を奪われ、身も心も崩壊していく姿を描き、その生徒を支える良き理解者との傑作ヒューマンドラマ。

3点!!メリル・ストリープが出てるので、もっとドラマティックだと思ってました。アメリカのミニシアター系でよくある「こんな酷いことがあったんだよ。」という類のお話です。リゥ・シンが感情を表に見せる子ではなかったので、どういう風に感情がやさぐれていったかがわからなくて、事件が唐突に起きた感じも否めなかったです。一つ一つ詰んで追い詰められていく感じはあったのですが、失恋とか(そもそも付き合ってないし)、同期の出世とか、直接彼らがリゥ・シンに酷いことを言ったりしたわけじゃなくて、悪いのはライザー教授一人なのに、なんでそうなるかな?だから「突然キレて銃乱射」とか言われちゃうんじゃないかな?と思いながら観てました(>_<)でも、ジョアンナの立場を考えると辛いのは解かります!自分がホストマザー的な立場で面倒を見ている子の中に、将来ノーベル賞を獲るかもしれないくらいの研究をしている優秀な学生がいて、そこの子が教授の嫉妬というネガティブな感情だけで未来を絶たれてしまったら?と、そして自分にもどうしてやることも出来なかったら?と考えたら、私だったら「ふざけんな!」って乗り込んでいくくらいはしちゃうかも知れないです(^^:)中国の高い知能が欲しいくせに彼らの勤勉さを嘲笑うなんてどれだけ上から目線なんだよって腹が立ちましたし、同時にきっとアメリカにはそういう人もたくさんいるんだろうなとゲンナリしました。とにかく、ネガティブになって口直ししたくなる映画(苦笑)これで面白ければ泣いたりできたのでしょうけど、そんなに面白くなかったからね、残念です。2007年公開。

 

「秒速5センチメートル」

声:水橋研二、近藤好美主演他。どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか―小学校の卒業と同時に離れ離れになった遠野貴樹(水橋研二)と篠原明里(近藤好美)。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。そんなある日、大雪が降るなか、ついに貴樹は明里に会いにいく・・・。貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」からなる連作短編アニメーション。

7点!!何だか凄いものを観て、色々な汚れがデトックスされました!(爆)絵コンテとかキャラクターデザインは下手くそと言っていいほどで、空の蒼も「オーロラ?いくら島でも日本ではあれは見えないよ。」と思うのに、話が進むにつれ世界観に、二人の行方に、引力の様に惹き込まれました(*^^*) 主役の二人の13歳という年齢設定が肝ですね。強く迷いのない想いや強さはあるのに、それを保つ術はまだ持たない、時間の速さを知らない若い二人の姿に、ノスタルジーにどっぷり浸ってしまいました。13歳だもんね、不安だよね(>_<)新海さんの「蒼」はありえない色使いの連続なのですが、それが潔いくらいに綺麗で、「新海ワールド」だと認知するには良いと思いました。あの色合いに理由付けが出来たら素晴らしかったと思います。「コスモナウト」の花苗も良かったです。ドキドキしながら待ち伏せして話すだけで胸が苦しくて・・・そういう経験がある大人たちの心を、一気に中学生まで戻してくれます。全体にわたって光の差し込み方があやふやで柔らかで、暖かくて、素晴らしかったです。ワンシーンに何か所からも色々な光が差し込まれているんです。これが新海ワールドか~と納得しました。音楽・山崎まさよしの「One more time,One more chance」の使い方も、もう作品の3割くらいを音楽に背負わせちゃっていて潔くて逆に素晴らしい!(笑)「~one more chance」とか言われちゃってたら、「もしかして!」って最後まで食い入るように観てしまうじゃないですか!(^^;)桜も綺麗だったなぁ、「桜が印象的な映画」にランクインしてくるくらい。実写でも成立しそうな世界なのですが、それだと相当上手い訳者さんを揃えなければならないので、アニメーションなんだなって思いました。それくらい、実写にしてもおかしくないくらい素敵なショートストーリーです。岩井俊二監督と少し似てるかな?岩井さんの「自分の作りたい美しい世界観を映画にしたら、周りも認めてくれた。」という状況に近い気がします、新海さん。これを2007年にリアルタイムで観ていたら物凄く驚いたと思います。新海さんの作品DVDは部屋を真っ暗にして観るのが鉄則です。2007年公開。

 

 

「ONCE ダブリンの街角で」

グレン・ハンサード主演他。ある日、ダブリンの街角で、男(グレン・ハンサード)と女(マルケタ・イルグロヴァ)が出会う。男は、穴の空いたギターを抱えたストリートミュージシャン。女は、楽器店でピアノを弾くのを楽しみにしているチェコからの移民。そんな2人を音楽が結びつけた。彼が書いた曲で初めてのセッションに臨み、意気投合する2人。次第に惹かれあうものの、彼らは互いに断ち切れぬ過去のしがらみを抱えていた。もどかしさを胸に秘めたまま、2人の気持ちが揺れ動いていく・・・。この音楽に世界が沸いた!ふたりをつなぐ、愛より強いメロディ。たった一度の大切な出会い。切ない思いを名曲に乗せて描く、珠玉のラブストーリー。

4点!!ジョン・カーニーがブレイクしたきっかけの作品。「はじまりのうた」「シング・ストリート」からの本作だったので、ストーリー的には少し物足りないものがありました。フェイク・ドキュメンタリーに近い、長めのMVという感じでしょうか。音楽はアイルランドの空気感とか民族性みたいなのを感じつつ、イギリステイストなところもあり、シンプルで素晴らしかったです。グレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァが元々コンビを組んで歌っている二人なので、初めて合わせた瞬間から嘘みたいに綺麗にしっくりハマるのも、“音楽の奇跡”を目の当たりにした感じで惹き込まれました。ただねー、グレンが普通のおじさんなんですよね。歌ってる姿とか格好良くないんです(>_<)姿だけアダム・レヴィーンに脳内変換して観てました(失礼)。マルケタ・イルグロヴァはとんでも可愛いけど、イシューを配っていたり、なぜか掃除機を街中にペットの如く引っ張って来る登場だったため、「可愛いけど、ちょっとヘンテコ少女」という印象が最後まで離れず、設定ミスだったと思います。二人とも過去に引きずられながらその日暮らしな感じで、アイルランドってそんな人でも普通に生きていける国なの?と疑問が浮かんでしまいました。あとはメインの曲を繰り返し流し過ぎかな。80分くらいの短い映画なのに、最後の方は曲に対して食傷気味でした。伏線もきちんと回収していて、音楽も素晴らしいのに、アマチュア感を出し過ぎていて、勿体ない作品です。でも、才能の原石なのは人目でわかるので、これをジョン・カーニーの初めの作品として観てたらやっぱり注目してたかな。2007年公開。

 

 

「バレエ・シューズ」

エマ・ワトソン主演他。夢に生きる。それが、少女たちの誓い。30年代のロンドン。一風変わったバレエ学校に入学したポーリーン(エマ・ワトソン)、ペトロヴァ(ヤスミン・ペイジ)、ポージー(ルーシー・ボイントン)の3姉妹は、貧困の中それぞれの夢を目指して奮闘する。「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役でお馴染みのエマ・ワトソン主演によるハートフルドラマ。

1点!!これは日本で公開されなかった理由がわかります。C級過ぎる(>_<)設定がファンタジー過ぎるし、貧困っていうけど、3姉妹は我儘言い放題だし、泣きわめくし、共感性ゼロです。今ある環境に不満たらたらだけど、孤児で拾ってもらえた上に、お屋敷に住んで養育環境もあって、バレエ学校に通えるって相当お嬢様だと思いますけど(爆)本当に貧困だったら、ドレス代の捻出のために頑張ったりしないし(爆)エマのメイクも酷過ぎて、人相違う感じになってます。古き良きイギリスでファンタジーめいた音楽と雰囲気でエマが出てれば良いんでしょ?というハリポタに乗っかる感じが見え見えで、それで面白ければ良いのですが、つまらないので目も当てられないです。あと、あのエンドロールの速さ、何?昔のドラマ風?最後まで観にくい作品でした。2007年日本未公開。

 

 

「マリー・アントワネット」

キルスティン・ダンスト主演他。恋をした、朝まで遊んだ、全世界に見つめられながら。わずか14歳で単身オーストリアからフランス王家へ嫁ぎ、18歳で即位した王妃マリー・アントワネット(キルスティン・ダンスト)・・・歴史の大舞台にあがるには、あまりにも幼かった少女。どんなに着飾っても、飾れなかった心。この上なく優雅に見える暮らしの中で、王妃として、妻として、母として、そしてひとりの女性として何を感じ、何を思ったのか?ソフィア・コッポラが描く、誰も知らない、誰も知ろうとしなかったマリーの“心”の奇蹟に新たな光をあてた14歳で結婚、豪華なヴェルサイユに暮らす孤独な王妃の物語。

6点!!コッポラの作品の代表と言える作品で、時代背景を無視した音楽や華やかな衣装から伝わる楽しさと、同時に、美は一瞬であるという儚さ、満たされない虚しさが伝わってくる作品です。結構、批判された作品みたいですが、アントワネットの高潔さや無垢な美しさ、国民を想う気持ちは十分に伝わってくるので、そんなに批判される内容ではないと思います。誰もが知っている話を追っているだけなので、ストーリー的な楽しさはありませんが、絵とキルスティン・ダンストの下手ウマな演技に最後まで惹きつけられて、あっという間です。14歳はさすがに無理があったけど、表情とか髪型や綿のドレスの幼さとか、キルスティン・ダンストの可愛さが際立っています。脇役の女性陣も知っている女優さんばかりだったので、飽きずに観られましたが、俳優にもコッポラにも興味がない人は寝ちゃうかも。2007年公開。

 

 

「トランスフォーマー」

 

 シャイア・ラブーフ主演他。中東のカタール米軍基地を謎の巨大ロボットが襲撃。ロボットは軍用ヘリに姿を変え、まるで意志があるかのように攻撃を仕掛けてきた。かつてない緊急事態に、敵の情報収集を急ぐアメリカ政府。そのころ、アメリカの冴えない高校生サム(シャイア・ラブーフ)は中古のカマロを手に入れる。しかし、そのカマロは宇宙の彼方からやって来たロボット生命体“トランスフォーマー”の一員で、宇宙征服を企む悪の“トランスフォーマー”メガトロンを追って地球を訪れたことを知り・・・。地球の危機を救ったのは、少年の勇気と、変形する愛車だった。巨大ロボット同士のド迫力バトル!VFXの歴史を変えた変形シーン!驚異の映像革命を目撃せよ!

 

6点!!今さら初見です。「バンブルビー」がやるので予習しておこうかと。なんかざっくり過ぎるプロローグからスタートして、舞台が中東やら軍やらサムの高校生活やら色んなところに飛ぶなぁと思いながら観ていましたが、結局最後、マギー(レイチェル・レイラー)とか放置されているので、色々拡げ過ぎだと思いました。あと主人公はオプティマス・プライムだと聞いていたのですが、サムの相棒はバンブルビーなような?続編以降、オプティマス・プライムの活躍が増えるのかな?アクションシーンは長いし、ロボットと人間の話す声、アクションの爆発音などが入り乱れて、本当に聞き取りにくかったです。ロボットの低い声なんかほぼ聴きとれなかったですもん。ロボットの形状が敵も味方も似すぎているので、戦場だと誰が何をしていて、人間も何をしているのか全然よくわからなかったです。あとは、ロボットと物質の大きさの比率がおかしいとか、色々ツッコミどころも多かったです。でも、味方のロボットチームは皆どこか可愛くて、その可愛さが楽しみで観れるところが大きかったです。あと、ミーガン・フォックスがやたらとイケイケでイイ女過ぎる。あんな高校生いるのか?と思う程、胸元開いてるし、グラビア体型過ぎるし、セクシーでした(^^;)2007年公開。

「サンタクロースになった少年」

ハヌ・ペッカ・ビョルクマン、オットー・グスタフソン主演他。フィンランド、ラップランドの寒村。事故で両親と妹を失った幼いニコラス。村人たちは1年交代で彼の世話をすることに。毎年クリスマスはニコラスが新しい家族の元へ移る日。彼はイブの晩、世話になった家の子供たちに手作りの玩具を置いておくのが習慣となった。だが6年後、村は飢饉に見舞われ、どの家族もニコラスを引き受けるのが難しくなってしまい・・・。極寒の地で孤児になった少年が歩んだ長い道のり―心温まるサンタクロース誕生秘話。

5点!!子どもの「サンタクロースってどこにいるの?」はよく聞くけれど「誰がなぜサンタクロースを始めたの?」という盲点をついたお話。80分のファミリー向け中短編でフィンランドの素朴な雪景色とシンプルなストーリーが絵本を読んでいるかのようで、クリスマス気分を高めたい今時期にピッタリです。でも、赤い衣装に大きなトナカイ引き連れてベルまで鳴らして目立つと思うけどなぁ~(^^;) 色々突っ込みどころをふわっと通り過ぎるところは絵本の世界ですね(^^;) ニコラスと同世代の子どもからニコラスを引き受けることになった大人世代、見守る立場になったおじいさん世代、どの世代でも共感できるクリスマスのショートストーリーです。2007年日本未公開作品。

「パフューム ある人殺しの物語」

ベン・ウィショー主演他。それは、昨日まで人だったもの。舞台は18世紀パリ。悪臭立ちこめる魚市場で一人の子供が産み捨てられる。名をジャン=ヴァチスト・グルヌイユ。親の愛すら知らぬ彼に神が唯一与えたのは、あらゆるものを嗅ぎ分ける驚異的な嗅覚だった。一切の体臭を持たない特異な体質と、その嗅覚による奇行から周囲に疎まれ続けるグルヌイユ。ある時、街で偶然出会った女の芳しい体臭に取り憑かれてしまった彼は、その香りを手に入れるために調香師となり、日々香水造りに没頭してゆく。非凡な才能から生み出される数々の香水は、瞬く間に人々を魅了するが、それは彼の求める香りではなかった。やがて、パリを震撼させる連続殺人が発生する。被害者はすべて若い娘で、髪を刈り落された全裸死体で発見される・・・。「その香りが欲しい」―犯罪史上最も純粋な動機が彼を狂気へと駆り立て、そして物語は、かつて誰も目にしたことのない驚愕の結末へと向かってゆく―。本年度アカデミー賞最有力!「羊たちの沈黙」を凌ぐ禁断の衝撃作。

9点!!ベン・ウィショーがほとんど台詞なしで黒く濡れた瞳で語りまくる古典文学みたいなお話。フランスの有名な死刑執行人一族サンソン家のジャン・バチストと同じ名前なのは偶然なのだろうか?グルヌイユは実体を持たない、香りのハンターそのもので、根っからのハンターに誰も道徳観を教えなかったのが、運の尽き。バルディーニ(ダスティ・ホフマン)が香りだけでなく、道徳観を教えれば良かったですね。そうすればサイコパスではなく、罪悪感のある殺人者になれたかも。最後、果物の香りで赤毛の少女の香りに引き戻され、生の香りに勝るものはないと愛の破片に触れて、涙を流したのではないのだろうか?作りたいものを作り出したことで精魂尽きてしまったのだろうか?私は前者なのかな?と感じましたが・・・。でも、ずっと香り以外の何にも確信を持てずにオドオドしていたグルヌイユが死刑台でいきなり、ジャジャーンと自信たっぷりに香りを振りまき、それに対する市民の反応は、ちょっとコントかと思ってしまいました(^^;) まさに伝説の男。しかし、誰もが天国に上るようで我を失い、後には二日酔いって、それドラッグじゃん!ってツッコミが・・・(爆)ベン・ウィショーのすべてに魅了された2時間半でした。2007年公開。

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