
ゆゆ勝手に映画評(2008)
「ハンコック」
ウィル・スミス主演他。不老不死で不死身の身体を持つ、嫌われ者のアンチヒーロー、ジョン・ハンコック(ウィル・スミス)。彼が嫌われている理由は「やりすぎ」だから。コントロールのきかない超人パワーのせいで事件解決の度に街を破壊、いつしか嫌われ者のヒーローになってしまう。そんな孤独のヒーローと出会ったレイ(ジェイソン・ベイトマン)とその家族により、彼は皆から愛されるヒーローになるべく変わっていく…。超人パワーで悪を退治し、街を守る男の姿を描いたヒーローアクション!
9点!!面白くて、切ないです(;_;)マーベルヒーローの様ですけど、違うんですね。そこが良くもあり、欠点にもなっているような気がしました。じっくり描くべきストーリーを、短時間、しかも1本で描き切ってしまっているため、後半の展開の、突然感、尻切れトンボ感は否めません。でも、ハンコックとエミリー(シャーリーズ・セロン)が、何百年も同じ悲哀を繰り返してきてるんだって思うと、泣けました。ウィル・スミスとシャーリーズ・セロンの演技が鬼気迫っていたので、良かったです。他の俳優さんだったら、説得力がなくて陳腐な展開になってしまっていたかもと思います。微妙な立ち位置のレイもカッコいいので、良いです。ハンコックのキャラクターが、愛されたい、人の役に立ちたい、困った人を助けたいけど、やりすぎてしまう、上手くいかない、と言った誰もが抱える悩みの象徴のような人物なので、ヒーローの中でも、かなり愛すべきキャラクターだと思いました。何も考えずに見ても、ジョークも効いてて面白いですし、深く考えるところもあって、ぜひ続編を作って欲しい作品です。2008年公開。
「ブタがいた教室」
妻夫木聡主演他。「ブタを飼おう! 大きくなったらみんなで食べよう!」。新しく小学校に赴任し、6年2組の担任となった熱血新米教師の星先生(妻夫木聡)が、クラスの生徒28人の前でこう言い放った。ブタの飼育を通して、人間が食べることを考え、命を見直そうという試みのもと、スタートしたこの実践教育。大量の餌やりや糞尿の始末など、様々な難問を乗り越え、子供たちは“Pちゃん”と名づけたそのブタをクラスの一員としてかわいがり、200キロになるまで育て上げる。だが、彼らの卒業の日が迫ったとき、最大の問題にぶつかる。それは、一緒に卒業できないPちゃんをどうするかということ。親たちや学校を巻き込み、子供たちによる果てしない議論が始まる!
6点!!実話がベースのこの作品。どのくらいの年齢から本格的に「食育」というものを教える事が出来るのだろうと興味があり、観てみました。やはり、小学校高学年くらいが、生き物への愛情と、それを食べて自分が生きているという事への理解、感謝、拒絶など(それでベジタリアンになる人もいるわけなので。)を、きちんと考えるに、ちょうど良い年齢なのだなぁと思いました。それ以下の年齢だと、「可哀想。」が先行してしまうでしょうし、中学生にもなると「食べ物だから。」と深く考えずに割り切ってしまうでしょうし。でも、タイトルと最初の宣言通り、ラストはPちゃんを泣きながら食べるという展開になるのかと思ったら、そうではなく、どこか拍子抜けです。実話で、そこまでしたら酷過ぎるから、食肉センターに行く事にしたということなのでしょうけど、やはりそれが小学校6年生の限界の決断だったのだとしたら、授業計画を立てる段階で、見通せなかったのかなと思いました。考える事は大切だけど、最初の方向性と違う結論で皆を納得させる形になっていたのは、星先生の計画が見切り発車だったからで、それは結果、良かったとしても、違うのではないかと思いました。日本も、外国のように、農場などに行って、生き物が食べ物になっていく過程をきちんと見てそれを食べて、ディスカッションする事は、必修授業であるべきなのだと思います。今そうでない事自体も含め、日本教育が遅れ過ぎている証拠だなぁと感じる作品でした。2008年公開。
「蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ」
蒼井優主演。蒼井優が新進気鋭のクリエーターとコラボレーション!CMプランナーの高崎卓馬、放送作家の高須光聖、映画監督の山下敦弘・タナダユキと「嘘」をテーマにコラボレートとして創り上げた4章・12篇のストーリー。嘘のさまざまな面を独自の視点から様々なアプローチで描きだします。4通りに彩られたウソの世界を演じる”今まで見たことのない”蒼井優の魅力が、詰め込まれた作品。2008年公開。
第1章 「人生って嘘みたい/高崎卓馬」
チカ(蒼井優)は恋人(加瀬亮)の死という嘘みたいな出来事で自分を見失う。そして嘘みたいな3つの出来事が、ゆっくり、くだらなく、優しく、チカを包む。映画のような、夢のような、舞台のような3部作。1部 西島秀俊、加瀬亮、蒼井優ちゃんのスペシャルコラボです。(豪華!)加瀬くん、登場シーンが少な過ぎて、最初は解らなかったです(ToT) 西島さんの「嘘」みたいな絵が観られます(キャ~)。2部 テーマは「夢」。現実みたいな夢の中に、高橋くん(加瀬亮)が現れます。「これ夢?」って普通に聞く辺りが、シュールで好きです。チカは、高橋くんに会いたいあまり、睡眠薬を使って夢の世界に止まり続けます。そして、段々夢の中が本当の世界だったらいいなと願い出して・・・1部とはうって変わって急激に切ないです。夢の中の高野くんに諭されるシーンと遠くに聞こえる救急車の音が、切な過ぎて泣きそうになりました。3部 高橋くんの死から1年後。可愛がってた飼い猫「よる」が、オジサン(しかも温水洋一)になっちゃうパラレルワールド。「温水よる」の言葉が、心に沁みて、涙が滲みます。あまり「嘘」って感じはしなかったけど、シュールで切なくて、CMプランナーさんらしい作品です。 蒼井優ちゃんは、写真写りがとても絵になるので、嶋本さんのフォトカットも透明感があって良かったです(^-^)
第2章「バライロノヒビ/高須光聖」
走ることで自分なりの価値観を推し量るという、特異な癖を持つ真琴(蒼井優)。毎回、妄想上のテーマを設けて、昼でも夜でもひたすら走り出す。そんな真琴に友人のワタル(新井浩文)は想いを寄せるのだが・・・。1部 自分を、色々な設定に見立てて、走って、その設定に準じて、走行距離を伸ばしていくっていうお話です。○○のマコトちゃんって設定が、とてもユニークで面白いです(^^)2部 ちょっとストーカー入ってる幼馴染のワタル目線の今作。誕生日に真琴をドライブに連れ出す事に成功したものの、ワタルの幸せな妄想な、真琴の一網打尽な一言に打ち砕かれていきます。ラストのちょっと幸せな妄想はウソ?ホント?3部 誕生日の日をきっかけに、自分の中でワタルの存在が大きくなっていく真琴。それはまさに、恋の予感。「バライロノヒビ」。そして、真琴は“自分なりの価値観”でワタルとの関係を定義してみる事にする。ユーモラスで、コミカルで、POPな感じもあって、楽しい作品です♪
第3章「アカバネ三姉妹/山下敦弘」
ひとつ屋根の下に暮らす三姉妹。普段は仲良しの長女松子、次女竹子、三女梅子は、毎回発覚する「小さな嘘」のためにいつも大喧嘩。往年のホームドラマを思わせる設定を3つの演出で描く。1部 昔のコント仕立ての3人姉妹のお葬式の裏やりとりコメディ。コントが苦手な私は、あまり楽しめなかったけれど、蒼井優ちゃんがやっているとコントも自然な演技に見えちゃうから不思議です☆2部 コントに「昼ドラ」を+。姉妹がドッキリでついた嘘が大変な事になってというお話です。蒼井優ちゃん以外の姉妹がメジャーな女優さんを使っていたらそれなりに見れたんだと思うんだけどなぁ(>_<)地味な女優さんたちなので、小劇場の舞台を見ている感じでした。(しかも大して面白くもない。)3部 夏の夕暮れ時に、素麺を啜りながら、SEXについて「ピー」が入るくらい熱く、そしてなぜだかしんみり語るアカバネ三姉妹。平和なお話です。女が3人集まったら当然こうなりますよね(^^)
第4章 「都民・鈴子 -百万円と苦虫女 序章-/タナダユキ」
映画『百万円と苦虫女』から約1年前。短大時代の鈴子(蒼井優)を描く。学友、アルバイト仲間、そして彼氏と自分を取り巻く人間たちとうまく付き合おうとするも、いつもどこかですれ違ってしまう鈴子。ここで起きる3つの誤解をどう切り抜けるのか?1部 「キャンパス・ライフ」。鈴子のキャンパス・ライフです。1部だけで鈴子のキャラクターがとても出ていて、良いです。完成されてます(^^)鈴子って女の子が好きなんですよね(^^)大人の中に幼さが残る女性というか。マイペースながら、周りに巻き込まれているというか。いそうでいない奇妙な女の子で本当に可愛らしいです(^^)
2部 アルバイト仲間編。ふざけたカップル(設楽統・濱田マリ)と巻き込まれる鈴子。まさか鈴子の一言(つぶやき)が二人の人生を変えてしまうことになろうとは。夢を見ているうちが一番幸せかぁ。そうかも知れませんね。大人になる前のまだ将来が夢でいっぱいだった頃は、何もかもが幸せでこれ以上はないと思っていました(笑)でも先に目が覚めるのは女なんですよね。人生を4分の1生きた私から見ると、めでたしというより、切ないかなぁ。
3部 彼氏編。再び、鈴子のふざけた大学仲間登場(笑)鈴子は今だこの子たちと付き合っているのか~(^^;)タナダ監督のライトで深い世界観がラストに出てます。周りに強く言われ続けてしまうと自分の気持ちがわからなくなってしまって、路線変更してみたけど、実際してみると「あれ?違くない?」ってありますよね。そういう時は、きちんと自分だけと向き合う時間が改めて大切ですよね。でも、それをめんどくさがるのが鈴子だなぁと、良いキャラクターしてるなぁと思いました(笑)どの監督も、今後の作品を観てみたいなと思える素敵な作品たちです。
「魔法遣いに大切なこと」
山下リオ主演他。“魔法遣い”が当たり前に存在する現代。正式な手続きさえすれば、誰でも魔法を依頼することができる。16歳の少女・鈴木ソラ(山下リオ)は、人の役に立つ正式な魔法遣い“魔法士”になるために、北海道から東京へ上京してきた。ソラが“魔法士研修”で出会ったのは、同じ夢を追う仲間や先輩魔法士、そして最初は反発し合いながらも惹かれ合う、豪太(岡田将生)。魔法を依頼する人たちの喜びや苦しみを受け止めながら、ソラは一人前の魔法士に成長していく。だが、ソラには哀しい宿命が待ち受けていた・・・。この冬、切ない恋と、奇跡の魔法が織り成す感動のファンタジー。
8点!!ソラの一点の曇りもない真っ直ぐで芯の強い性格は、山下リオちゃんの透明感にぴったりで、好演していました。16歳の少女が受け止めるには過酷過ぎる運命と約束も、爽やかで切ない余韻が残る、ファンタジックさに包まれた世界観で描かれていて、とても良かったです(*^^*)原作は読んでいないのですが、原作の世界観やエピソードをギュッと詰め込んで、大切にしている感じが伝わってきたので、原作も読んでみたいなぁと思わせてくれました。クジラの座礁事故の、水のバルーンのシーンは、美しくて見事でした。独特の世界観のファンタジーで、観終わった後、優しくて温かい気持ちになれる作品です。2008年公開。
「百万円と苦虫女」
蒼井優主演他。「百万円貯まったら、この家を出て行きます」フリーター生活を送る21歳の佐藤鈴子(蒼井優)。親元を離れようと実家を出ることを決意した彼女だったが、友人とのルームシェアを解消されてしまう…。そこで100万円を貯めて、ひとりアルバイトを転々としながら生きていくことを決意する鈴子。海を越え、山を越え、行く先々で誰かに出会っては、その関係から逃げていく中で、少しずつ彼女の中で変化が生じる。くすっと笑って、ほろり涙。人生が愛しくなる、ちょっとビターで憎めない女の子の旅物語。
5点!!ロードムービーは苦手なのですが、テンポと会話がとても良くて、「あ~あるある(笑)」って楽しく観られました。海、山、ちょっと地方都市で、なぜかモテちゃう鈴子。でも、あんなフワフワしててミステリアスな女の子がフラッと現れたら誰でも興味持ちますよね(笑)その辺りも面白かったです。ほんわかしたテンションで、話は進んでいくのかと思いきや、あのラストはなんぞや!(驚)あの後、中島くんと話し合って、上手くいくことを祈ります。じゃないと、すっきりしないです(>_<)2008年公開。
「純喫茶磯辺」
宮迫博之主演他。バツイチ無職の磯辺裕次郎(宮迫博之)、しっかり者の娘、咲子(仲里依紗)。“勢い”で開店した純喫茶。この夏、不器用ながらも幸せを探しているすべての人へ贈る。一杯のコーヒーから何かが変わる。不器用な父娘のハートフル・コメディ。
6点!!ダメ男だけど、お父さんとしては頑張ってる裕次郎、思春期真っただ中で、ただでさえ大変なのに、大人びなければならない咲子、悪女で人の気持ちがわからないけど、わかろうと頑張っている素子(麻生久美子)。登場人物たちが、とても人間じみていて、ハートフルです。この監督お得意の意外な展開もちょこちょこあったりして、何があるってわけではないんですけど、観てて飽きないです。麻生久美子、今回は26歳って言ってたけど、年齢不詳(爆)2008年公開。
「山桜」
田中麗奈、東山紀之出演他。江戸後期。不幸な結婚生活に耐えながら暮らす野江(田中麗奈)は、叔母の墓参りの帰り、山道に咲く桜を見つける。その美しさに惹かれ手を伸ばす野江だが、思いのほか高くて届かない・・・。すると、武士の男(東山紀之)が現れ、桜を手折ってくれた。そして、このたった一度の出会いが、2人の男女の運命を揺るがしていく―。
6点!!再び、会津海坂藩のお話です。ただ、ひたすら静かにストーリーが進んでいきます。でも、人間情緒豊かです。春の桜がさざめく音や雪のシンシンとした音までも聴こえてきそうです。男女のラブストーリーだけかと思いきや、話は、貧窮した村と悪代官様といった解かり易い形式で進んでいき、そんな流れの中で、互いに、引き寄せられていく野江と手塚(東山紀之)は運命的なものがありました。野江も手塚も‘静’のキャラクターなので、もどかしかったです。季節を何度か繰り返し、やっと手塚の想いを受け止め、彼の帰りを祈る野江の健気さ、野花のようなたおやかさ、それに一青窈の主題歌が合っていて、やっぱりラストはグッときました。映像が鮮やかで綺麗なので、大画面で観たい作品です。2008年公開。
「蛇にピアス」
吉高由里子主演他。蛇の舌、顔中のピアス、そして背中に龍の刺青を入れた男・アマ(高良健吾)と出会い、付き合うようになった19歳のルイ(吉高由里子)。だが一方で、ルイは彼の紹介で出会ったサディストの彫り師・シバ(ARATA)とも関係を持ち始める。自らの舌にピアスをあけ、背中に龍と麒麟の刺青を彫り、突き動かされるように身体改造にひた走るルイ。そして2人の男の、2種の愛を受け、痛みと快楽に身を委ねていくが、ある日アマの起こした事件がきっかけで、3人の運命は思いもよらぬ結末へと向かっていく・・・。
6点!!原作に衝撃を受けて、DVDを借りに走っちゃっいました(笑)痛みだけがリアル、ってかなり病んでるけど、凄く理解るから、そこは共感します。映画は、原作の序章の内面部分が、かなりカットされているので、いきなりの展開っぽく感じてしまって、原作を読んでない人は、入り込めないんじゃないかなぁと思いました。ルイの心の声とか、シバの思惑とか伝わりにくいです。主役3人はめちゃめちゃハマリ役だけど、演出がいまいちです。でも、ATARA相手に、体当たり演技を魅せた吉高ちゃんには拍手です。後半にかけての、ルイの、ひとり取り残された絶望、哀しみ、パニックが伝わってきて、泣けてきました。でも原作の、人混みの中に消えてしまいたい虚無感、空虚感みたいな、作品全体の雰囲気が伝わって来なかったので、原作の「蛇にピアス」には到底及ばないというか、原作が凄いんだなぁと、改めて感じました。アマもシバも、性格は正反対だし、猟奇的だけど、二人に強く惹かれてしまう自分がいます。歪めば歪む程伝わる、愛とか束縛を感じます。大衆向けの作品じゃないことは確かだけど、私は観ちゃいます。2008年公開。
「アフタースクール」
大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人出演他。母校の中学校で働く神野良太郎(大泉洋)の元に、かつての同級生だと名乗る探偵・北沢雅之(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。北沢は神野の親友、木村一樹(堺雅人)の行方を追っていた。心ならずも木村探しに巻き込まれる神野。ドタバタ捜索劇は、誰もが予想しない展開に向かっていく―。
9点!!伏線が、とてもしっかり張られていて、面白いです!外さない映画って感じです。前半は、音楽もダサいし、佐々木蔵之助さんの荒廃した演技だけがキラリと鋭いだけで、このままいくとつまんないなって思ったけど、中盤からの畳み掛けるようなストーリー展開には、ついていくのが大変なくらいでした。なぜ、江藤外相まで繋がるのかわからなかったです。実は前半から、もう伏線がいっぱい張られているっぽいので、もう1度観て、謎解きしたいです(^^;)あ~あそことかあそことか、気になる!(笑)2008年公開。
「ラスベガスをぶっつぶせ」
ジム・スタージェス主演、ケヴィン・スペンシー出演他。マサチューセッツ工科大学の学生・ベン(ジム・スタージェス)。ある日、その並外れた数学的素質を教授(ケヴィン・スペイシー)に見出され、ブラックジャックの必勝法を編み出した天才学生チームに誘われる。30万ドルという高額な学費を稼ぐため、チームに参加したベン。仲間とともに日夜トレーニングを続け、卓越した頭脳と巧みなチームワークを駆使してラスベガス攻略を試みる! 天才学生たちがラスベガス攻略に挑んだ実話に基づく物語。
6点!!ケヴィン・スペンシーは数学者の役が多いですね。大金、スリル、美女と、きて落ちない男性が居るのでしょうか?(笑)これは男性の夢ですね。女性で乗る人は、ちょっと少ないかも知れないけど、私はワクワクしました。でも、株と同じような緊迫感が続くし、頭がフル回転し過ぎて、脳の血管がキレそうです(^^;)後半、スリリング度が一気に上がったり、学生らしいやりとりがあったり、どんでん返しがあったりで、なかなか面白いです。でも、華やかなラスベガスの裏で、お金に執着して、友情や将来を失ったり、相手を蹴落としたり、お金を持ち過ぎるのも、悲しいことだなと思いました。2008年公開。
「20世紀少年 第1章 -終わりの始まり-」
唐沢寿明主演他。1969年、夏。小学生のケンヂ(唐沢寿明)は、オッチョ(豊川悦司)やドンキー(生瀬勝久)、ユキジ(常盤貴子)ら同級生と空き地に秘密基地を作った。そこで彼らは、悪の組織や世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方といった空想が描かれた「よげんの書」で遊んでいた。1997年。ロックスターになる夢を諦め、失踪した姉(黒木瞳)の赤ん坊の面倒を見る、冴えない日々を送っていたケンヂは、お得意先一家の失踪とドンキーの死を機に生活が一変する。巷では“ともだち”と呼ばれる教祖率いる教団が出現し、ケンヂたちが子供の頃に作った「よげんの書」そっくりの怪事件が頻発していた。これは、“ともだち”の仕業なのか? “ともだち”の正体は、かつて一緒に遊んだ仲間なのか? そして、「よげんの書」に書かれた人類が滅亡する“その日”がやってくる!3部作の第1弾登場!
5点!!TVで観ました。カメラ回しが早くて、劇場で観たら、長丁場だし、絶対目廻って気持ち悪くなってるだろうなぁって思いました(--;)序章で3時間は長過ぎます。ビジュアル的にもオジサンばっかりだし(爆)若者がひとりもいないと、飽きちゃう(正直ね(爆))あんなにオジサン世代揃えられちゃうと、唐沢寿明とか、常盤貴子とか、老けたなぁって思っちゃいました(爆)これは、ホラー+アドベンチャースペクタクル?“ともだち”が怪しい宗教団体で訳わかんない感じなのと、ラストの地球最後の日というのも、モクモク爆発映像ばかりで訳分かんない感じです。で、いきなりカンナちゃん(平愛梨)登場。原作は、読んでませんが、原作通りなのかも知れないけど、「えぇ~??首疲れた(--;)」って感じでした。でも、出演者が本当に原作そっくりで豪華な顔ぶれなのは、原作ファンにはたまらないんだろうなぁっと。お金出して観なくて良かったです。2008年公開。
「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」
ウエンツ瑛士主演他。雨がしとしと降る丑三つ時に「かごめ歌」を聞いた若い女性が失踪し、その現場には必ず「銀の鱗」が残されているという怪事件が続発していた。そんな中、その事件に巻き込まれた女子高生・楓(北乃きい)と出会い、謎の解明に乗り出す鬼太郎(ウエンツ瑛士)たちは、その原因は千年の時を経て蘇った悪霊の仕業であることを知る。そして、その悪霊の呪いを封印するために必要な古の“楽器”を求めて、鬼太郎たちは古地図に記された「天」、「地」、「海」の場所へ旅立つことに…。だが、この事件の裏側には、無残にも引き裂かれてしまった妖怪と人間との悲しい恋の物語があった―。
7点!!前作よりもアクションが格段にパワーアップしていて、ぬらりひょん(緒方拳)のアジトに行ってからは、かっこ良かったです。砂かけ婆とか「シャー!!」って砂出すのカッコイイです。「ゲゲゲの鬼太郎」は鬼太郎自身よりも、周りのキャラクターの技とかが超凄いです。あとは、恋愛面をもっと濃く!楓との淡い恋をもっと、ちゃんと、恋、そして別れみたいに描いてたらかなり泣けたと思います。やっぱり、寺島しのぶが画面に出てくると、映画の迫力も出来も増すなぁと思いました。切ない恋物語です(;_;)2008年公開。
「闇の子供たち」
江口洋介主演他。“人はお金では買えない”と言いつつも、現実では人間の傲慢さと欲望のにより、幼児売買や臓器密売など、罪のない幼い子供たちが安易に金銭取引されている。そんな中、タイ在住の新聞記者・南部(江口洋介)は、NGO職員・音羽(宮崎あおい)とフリーカメラマン・与田(妻夫木聡)の協力を得て、この現実を取材することに…。だが、横行するタイの“闇”。そして、事実を暴き、傷つけられている“闇の子供たち”を救おうとすればするほど、残酷な現実が彼らの前に立ちはだかるのだった―。
10点!!言葉や知識で知っていても、それも映像で見せつけられるのは、やはり衝撃の度合いが違います。原作を読んで、ワンクッションおいてから観て正解でした。しかも、原作にひけをとらないオリジナルラスト!阪本監督にやられました。この作品はフィクションだけど、極限までリアリティを追及する意志を感じました。原作を読んでないと理解りづらい部分もあります。でも、あとからジワジワとショックが来そうで、心が痛いです。虐待から抜け出せない連鎖、気色悪い日本人、これは私たちに向けられている事が、はっきりわかるからです。これは、日本で、そしてタイで、受け入れてもらえる作品なのかと考えてながら観ていました。でも観て良かった。恵子(宮崎あおい)の「私は逃げたくない。」がすべてだと思いました。2008年公開。
「チーム・バチスタの栄光」
竹内結子、阿部寛出演他。難易度の高いバチスタ手術を100%成功させていた大学病院で、3度連続で術中死が起きた。これは医療ミスなのか?それとも殺人か!?そこで、病院長に内部調査を押し付けられたのが、窓際医師の田口(竹内結子)。適当な報告で仕事を済ませようと企む田口だったが、その矢先、これを一刀両断する男が現れた。名は白鳥(阿部寛)、厚生省から派遣されたキレモノ役人である。ここに田口・白鳥の調査コンビが結成された!
6点!!勝手に伊坂さんの作品だと思ってましたけど、違うんですね。前評では、医療ものだけど、素人にも理解りやすいし、のめり込むと聞いていたのですが、地味に展開が進み、オチそれかよって感じでした。なんか普通過ぎるというか。阿倍さんと竹内結子ちゃんの掛け合いもいまいちだし、テンポ感に欠けてしまうというのは、医療ものでは大きな欠点だと思います。田口が精神科医で、犯人の向き合う場面は、良かったと思います。劇場まで行かなくて良かったです(-~-)2008年公開。
「K-20 怪人二十面相・伝」
金城武主演他。架空都市<帝都>。富裕層のみを狙い、次々と美術品や骨董品を魔法のような手口で盗んでしまう<怪人二十面相>の出現が世間を騒がせていた。人は彼を“K-20”と呼ぶー。日本が生んだダーク・ヒーローが、日本映画の常識を超えるアクション・エンタテイメント超大作をしてスクリーンに甦ります。
8点!!監督が女性なんですね。佐藤嗣麻子監督。大型映画では珍しいのではないでしょうか。それだけでも、観る価値が上がります。原作はよく知らないのですが、映画では、怪人二十面相は悪人みたいに描かれていて、ヒーローという感じではないのが意外でした。勝手にヒーローだと思っていたので拍子抜けしました(-_-;)ストーリーはとても良く出来てると思いましたが、山崎監督が絡んでる作品なのに、すべてハッピーエンドというわけではないのが、ちょっと悲しかったです。良くも悪くも、アンフェアです(笑)意外性高いです。アクションシーンが、予想以上に多いので、7割スタントマンなのではないかと。。。ファンとしては、金城くん自身のシーンをもっと観たかったなぁ(>_<)金城くん、観足りない。2008年公開。
「ティンカー・ベル」
世界で一番有名な妖精の、誰も知らない秘密の物語。ネバーランドにある妖精の谷“ピクシー・ホロウ”。春が来て、花が開き、鳥のヒナが初めて飛び立つ…そんな自然界に起こる素晴らしい出来事は、実はすべて特別な才能を持った妖精たちの仕事。そこにまたひとり、かわいい妖精が誕生した。名前は、テインカー・ベル。自分がどんな才能を持って生まれてきたのか、まだ彼女は知らない。そして、人間の世界の運命が、やがて自分の小さな手に委ねられることも・・・。
7点!!第1部となる今作は、ティンカー・ベル誕生から、彼女の秀でた才能が開花されるまでのストーリーです。昔の絵柄のティンクの方が、個人的には好きですが、それだと今作みたいな綺麗な景色は作り出せないのかな(>_<)どのシーンも、切り取ってポストカードにしたいくらい、ディズニーワールド全開な、お花畑キラキラCGが見事でしたo(*^▽^*)o元々ティンクのキャラクターがしっかりしていて、登場人物が全員可愛い!これならいくらでもストーリーを作れそうだなと思いました。だからこそ、2部目からは、DVDではなく映画館で観て良かったと思えるクオリティーの高さを求めます。2008年公開。
「252 生存者あり」
伊藤英明主演他。新橋駅の崩落によって地下の駅構内に閉じ込められ連絡手段を絶たれた人々と、巨大台風の猛威をついて命がけの救助を続けるハイパーレスキュー隊。その双方向から描かれる、災害現場という究極の状況下での人間ドラマ。見知らぬもの同士が集まった地下では、反目と不満をぶつけ合いながらも不屈の脱出劇が続き、台風真っ只中の地上では、撤退を迫られながら葛藤の捜索作業が続く。絶対に生きて還るという思いと、絶対に助け出すという思い。ふたつの思いをつないだものは、ひとつの数字「252」。実際のハイパーレスキューで使用されるその通信コードの意味はー「生存者あり」。
5点!!新橋で新橋が崩落する映画を観てきました(恐)しかも劇中、救命本部となったホールで(爆)伊藤英明、超体力系!!不死身!?伊藤英明がターミネーターだよっていう映画でした(爆)MINJIが可愛かったです。自然災害、恐いですね~。やっぱり、こうゆう映画観ると、家族のことを考えてしまいます。でも、映像があまりリアルじゃなかったので、勿体ないです。「252」、覚えました。きっと、今後数年の間に、自然災害に遭うだろうから、その時は鳴らそうと思います(>_<)なぜか、涙腺を全く刺激されなかったので、低評価です(=_=)2008年公開。
「ブラインドネス」
ジュリアン・ムーア主演他。突然目の前が真っ白になり、視力を完全に失ってしまう謎の伝染病は、一人の日本人男性(伊勢谷友介)の発病を皮切りに、爆発的な感染力で全世界に拡がっていく。この「白の闇」の脅威に対し、政府は感染者の強制隔離を始める。その場所には唯一目の見える女性(ジュリアン・ムーア)が、盲目を装い紛れ込んでいたー。全世界に放つ超一流の心理パニック・サスペンス、遂に日本上陸!
6点!!あまり怖くなくてホッとしたけど、エグさはかなりのものでした(>_<)秩序が崩れて、恐怖に包まれると、人間は、エゴ剥き出しというか、動物本来の弱肉強食になるんだなぁと思いました。最近、テロとか感染系の映画が急に増え出して、時代を感じるし、人間って本当に弱くて、地球の害でしかないなと思うけど、極限状態で生まれる愛もあると信じたいです。それにしても、サスペンスって本当に終わりがあっけないですね。なんか、もう一捻り欲しいです。。伊勢谷友介、相変わらずイケメン。2008年公開。
「ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日」
ジョージア・グルーム主演。ちょっと“残念”な自分の顔に悩みつつ、それでも理想の恋愛と人生を目指しひたすら前向き。イザという時のためにキスの練習もオシャレも欠かさないけれど、時にはとんでもないドジもやらかすジョージア・ニコルソン(ジョージア・グルーム)。そんな明るくてユニークでちょっとマヌケなジョージアの日常は、時代や世代を超えた笑いと共感を呼び起こしてくれる。主役はあの頃の私たち。UK発、悩める私を励ますビタミン日記!
5点!!終始ダラダラな展開。始まりも中盤もダラダラと進み、ラストまでいっちゃいました。音楽と演出で、14才の、普通だけど、何でも大事件!な日常を、もっと盛り上げて、笑わせて欲しかったです。14才って、最上位が、家族、友だち、恋人、自分、といつもコロコロ入れ替わるお年頃。恋人は別格だけど☆その辺り、すべて吸収して、全身で人生を成長しているジョージアはとっても可愛いです♪ちょっとイカれてる分、愛すべき女の子度はぐーんとUP↑↑↑ですo(*^▽^*)o原作は、とっても面白くてハマるのでお薦めです。2008年公開。
「ハッピーフライト」
綾瀬はるか、田辺誠一出演他。パイロット・CA・グランドスタッフ・整備士・ディスパッチャー・管制官・バードパトロール・・・etc。フライトを支える様々な“空のプロフェッショナル”たち!愛すべきヒコーキ野郎たちの爽やかな青春群像を、笑いと感動をたっぷり盛り込んで描きます。矢口ワールドの集大成!「飛んでもスゴイ」映画が誕生しました!!
5点!!細かいとこまでチョイスチョイスで描いてるので、飛行機好きにはたまらないかも☆でも、全然「ハッピーフライト」じゃないんですけど!!怖過ぎ~こんなの観せられたら、飛行機なんて一生乗れないです!(元々高いとこ嫌いだけど)綾瀬はるか主演だと思っていたら、完全に田辺誠一メインでした。田辺さん主演って・・・なんか地味でウケる(笑)飛行機に関わるすべての人を、緊迫感たっぷりにごちゃごちゃ詰め込み過ぎてて、観てて疲れました。もうちょっとスマートに、そして笑いを!って感じでした。笑いどころが少なくて、ずっと緊迫感で胃がキリキリしてました。しかも、ホノルル行かないのかよってツッコミがφ(_ _)。oなんかまとまりが微妙な映画でした。2008年公開。
「彼が二度愛したS」
ヒュー・ジャックマン、ユアン・マクレガー出演他。NYの孤独な会計士ジョナサン(ユアン・マクレガー)はある日弁護士のワイアット(ヒュー・ジャックマン)と知り合い、人生が一変する。エグゼクティブのための秘密クラブ。彼は美しく優雅な女性たちとの一夜限りの情事にハマっていく。名前が“S”から始まることしか知らない、ミステリアスな彼女(ミシェル・ウィリアムズ)と出会うまでは―。思考を刺激されるような官能とスリルが、“大人のサスペンス”の世界へと誘います。この秋、上質なラブ・サスペンス映画が遂に公開!
6点!!オジサン好きにはたまらない一作です。o(*>∀<*)oヒューもユアンも脂がのったお年頃で・・・刻み皺がたまらなくセクシーです(>∀<)♪スタイリッシュです。小難しい洋画が観たかったのですが、さえない男が犯罪にひっかけられる話でした(爆)音楽の使い方が絶妙で、ドキドキ&サスペンスな感じを巧く表していました。ワイアットの狂気さを、もう少し前面に出した方がサスペンス度が上がって良かったんじゃないかと思います。後半になってからやっと、どうなるんだろう~って惹き込まれていく感じです。もう少し早く、中盤辺りから惹き込んで欲しかったです。2008年公開。
「コドモのコドモ」
甘利はるな主演他。ただひたむきに、力いっぱい守る。ほんとうに 大切なものだから。春菜(甘利はるな)はイマドキの小学5年生の女の子。ある日、いじめられっこで幼なじみのヒロユキと興味本位でしたのは“くっつけっこ”という遊び。そして性教育の授業を受け「私、妊娠したかも!?」と思い始めます。大人たちに知られないままに、どんどん大きくなっていくお腹をかかえ、春菜と友人たちは結束し、コドモたちだけで乗り越えることを決意しますが…。
6点!!春菜は、イマドキというより、「皆、死ねだし。」とか平気で言っちゃう等身大11才の、勝ち気な女の子。彼女のキャラクター設定と、クラスメイトも含め全員の演技が、とてもしっかりしていたので、ストーリー全体が引き締まって、現実に近付いたものになれていた気がします。大人は起きてしまった事を消そうとするけど、子どもは受け止めてそのまま突き進む。それが、コドモ力ってことですかね。しかし、小学生の妊娠はありえるとしても、この展開はありえない!命の大切さと、コドモ力の凄さを描いたというわりには、逆に、命を失う危険さを無視して、突っ走る子どもたちに、観ている方はハラハラし通し。何も気付かない大人たち、春菜のおなかを見守る子どもたちは映画の中のファンタジーです。大人に言ったら命が消されてしまう、なかったことにされてしまうと感じた子どもたちの心は、現代を象徴していると思います。でも、子どもたちが嫌う「責任」も、やはり大事で、結局、春菜と赤ちゃんは大人たちの保護のもとにこれから育っていくだろうことを考えると、なんだかなぁと思います。その反面、ありえない事なんてひとつもない11才の子どもたちに、命は宝物、命は全力で守られるのが自然なことというのを教えられた気がします。色々考えることが出来る作品。だから映画はやめられません。2008年公開。
「ICHI」
綾瀬はるか主演他。孤独の中で生き、近寄る者を切り捨て拒絶することしか出来ない盲目の女・市(綾瀬はるか)。侍なのに、‘刀を抜けない’男・十馬(大沢たかお)。孤独を生きた2人が出逢い、強く惹かれ合ったとき、思いもよらぬ過酷な運命が彼らに襲いかかる―。愛が見えたら、きっと泣く。何よりも強く、誰よりもひとりぼっち―その女、座頭市。
6点!!エンタテイメント性は低いけど、綾瀬はるか演じる市のストイックさと太刀の豪快さ、細やかな感情の変化の描き方はとても良かったです。笑いどころをあえて作らなかったのが、吉と出るか凶と出るか。辛い過去を背負ったふたりが出逢い、変わってゆく、十馬と市の関係がすごく良くて、ふたりの未来を観てみたかったから残念です。でも、それで「ICHI」が成り立つわけですが。。(>_<)続編作ってほしいなぁ。窪塚くんは、どこか(外国とか)で演技の癖を一から直さないと、もうダメだと思います。2008年公開。
「ブーリン家の姉妹」
ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン主演他。陰謀渦巻く16世紀のイングランド宮廷を舞台に、国王ヘンリー8世(エリック・バナ)と、ブーリン家の姉妹アン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ヨハンソン)が織り成す美しくも哀しい運命の恋物語。断頭台の露と消えた悲劇の王妃アン・ブーリンと知られざる妹メアリー。姉妹が繰り広げた熾烈で華麗な恋愛バトルを通して、エリザベス1世誕生の秘密が明かされます。
8点!!処女王エリザベスの母アンの妹で、王の寵愛を受け、息子までもうけたと、すごい経歴の持ち主のメアリーが史実にほとんど登場しないのは、こういう理由だったのか!と理解りました。やっぱり、王室ものは面白いです。いつの時代も、愛憎劇、欲望、スキャンダル、そして少しの運命の歯車のズレによる天国と地獄で満ちてます。この映画を観ると、エリザベス女王の強さと賢さは、アンの血筋からなのかな?と思ってしまいますが、どうなのでしょう。ナタリーとスカーレットの競演が凄かったです。2008年公開。
「容疑者Xの献身」
福山雅治主演。、柴咲コウ、堤真一出演他。貝塚北警察署の女性刑事・内海薫(柴咲コウ)は、先輩・草薙(北村一輝)と顔が潰され、指を焼かれた絞殺死体が発見された事件の捜査に乗り出していた。だが、捜査していくうちに、この事件の被害者・富樫慎二(長塚圭史)の別れた妻・花岡靖子(松雪泰子)の隣人である石神(堤真一)が、“ガリレオ”こと物理学者・湯川学(福山雅治)の大学時代の友人であることが分かる。それを知った内海は、湯川に事件の相談をする。そして湯川は、“唯一の親友”である石神が、事件の裏にいるのではないかと推理する…。東野圭吾の直木賞受賞作の映画化。TVドラマ化に引き続き、天才ガリレオが完全犯罪に挑む!
8点!!ラブストーリーを観たいと思って観に行きました。原作は、重厚で哀しいラブストーリーです。映画も、原作にほぼ忠実に描かれていて良かったです。ドラマ版は、湯川が主役ですが、今回は、ほぼ石神が主役といっていい位、彼のキャラクターが魅力的です。ラストの、石神が号泣し、崩れ落ちるシーンは、愛する人を守り切れなかった男の無念さ、すべてが崩れ落ちてしまったという感情が伝わってきて、私も号泣でした。人は、愛する人のためになら、殺人をするという事実を、改めて、突き付けられました。堤さんだと、外見的に合わないなって思ってたけど、あの演技は流石です。今回は物理とか全く関係ないし、内海はいなくていいかなって感じだったけど、ストーリーは良かったです。2008年公開。
「レッドクリフ Part1」
トニー・レオン、金城武主演他。ジョン・ウー監督が贈るエキサイティングな「三国志」の世界。曾操軍の圧倒的な攻撃に、天才軍師、諸葛孔明(金城武)と知将、周瑜(トニー・レオン)はいかに立ち向かうのか?「三国志」の中の最大のクライマックス「赤壁の戦い」を2部作にわたる壮大な物語として、ダイナミックな映像で描く。この秋最大の話題作、ついに登場!
8点!!私は「三国志」をほとんど知らないで観に行ったので、策謀に次ぐ策謀&複雑な人間関係&展開についていくのに必死で、観終えたら、若干頭が痛くなっていました(笑)でも、飽きることなく、終始釘付けでした。これが、男のロマンといわれる「三国志」の魅力なのかぁと思いました。何より、主役格はもちろん、脇を固める登場人物たちが魅力的です。関羽、張飛、趙雲のそれぞれの観せ場が、とてもかっこ良かったです。中国武術を超える見事なアクションと、陣を駆使した戦いも圧巻です。2部作ということで、良いところで、間が空いてしまうのは勿体ないと思いますが、その分、「三国志」初心者にもわかりやすいように、丁寧に描かれています。壮大なアクションに魅せられ、人間ドラマに涙する歴史大作です。2008年公開。
「WANTED」
アンジェリーナ・ジョリー主演。ジェームス・マガヴォイ出演他。恋人にも捨てられ、人生にうんざりしているウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。そんな彼の前に突如現れた謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)は、ウェズリーの亡き父が秘密の暗殺組織をけん引するすご腕の暗殺者だった事実を彼に知らせる。しかも父亡き今、ウェズリーは組織を継承する立場にあると言い・・・。その日からウェズリーのさえない日々は一変する。
5点!!これがアンジー史上、興行収入NO.1なの?なんで?感覚の違い?だって、そもそもアンジーじゃなくてジェームス・マカヴォイが主役だったし。アンジーを観に行ったのに、アンジーが足りない!(ノД`)アクションは良いかも知れないけど、謎の織り機に導かれて暗殺をしていくとか、宗教?ウェスリーの性格も、ナヨッとしてて、何をしたいんだかわからないし、信念も感じないし。ラストまで共感出来なかったです(´~`)共感出来ないのは、織り機に従って、誰一人として、自分の意思で道を切り開いていないからです<(`^´)>ウェスリーはこの後、どうするんだろう??。。まぁ、いいか。2008年公開。
「イキガミ」
松田翔太主演他。「国家繁栄維持法」により、国民の“生命の価値”を高めることが、社会の生産性を向上させると信じられている世界―。そこでは、1000人に1人の確率で選ばれた18歳から24歳までの若者の命が自動的に奪われる。政府より発行される死亡予告証:通称“逝紙(イキガミ)”を受け取った者は24時間後に必ず死亡する―。リアルな人間ドラマを描くことに定評のある瀧本監督が、本作でも特殊な設定の中で、生身の感情を見事に描き出しました。
5点!!ダーク&シュールな作品でした。幾らでも続きを作れそうな感じですが。そんなに爆発的ヒットでもない原作を浅くなぞると、こんな出来になるんだと思って観てました。折角、いくつもエピソードを用意しているのに、流れが途切れ途切れなのが勿体ないです。映画だからこそ、すべてリンクさせてナンホ゛なのに(^^;)藤本のキャラ設定も、微妙過ぎ。同じく松田くんの演技も微妙過ぎ。彼は、もう少し演技が出来る人だと勝手に思っていたので、カ゛ックリでした。これにお金は払えないテ゛ス('~`;) 2008年公開。
「P.S.アイラヴユー」
ヒラリー・スワンク主演他。死んでしまった夫から、ある日、突然届いた消印のないラブレター。それが、すべての始まりだった。全世界が涙した500万部のベストセラー純愛小説が完全映画化。
5点!!亡くなった夫からのサプライズという設定は、良いと思うけど、それがストーリーに生かしきれていないような気がしました。ただ、ホリー(ヒラリー・スワンク)&ジェリー(ジェラルド・バトラー)夫婦やホリーまま(キャシー・ベイツ)などを、自分と重ね合わせて観てしまうと、やはりグッとくるものはあります。演出とスパイスが良ければ、確実に泣いていたでしょう。結婚というのは不思議なもので、最愛の人は、同時に、親友でもあり、親でもあり、兄弟にもなると私は思います。そんな人が突然いなくなったら、、、そして自分がいなくなった後も、その悲しみから自分を救ってくれる、それは深い愛以外の何ものでもありません。大切な人に会いたくなる&こんな風に愛し、愛されたいと思う作品でした。2008年公開。
「グーグーだって猫である」
小泉今日子主演他。天才漫画家、麻子さん(小泉今日子)&ぐるぐる巻き模様の猫グーグー、一人と一匹のにゃんだフルライフが始まる!毎日がちょっぴり楽しくなる、明日はきっと幸せになる。
5点!!犬童監督は「ジョゼ虎」が強烈過ぎたせいか、その後の作品は、もひとつパンチが足りない気がしています。でも、日常の中の真実や、見逃しがちな大きなコトを描くのは、相変わらず上手です。普通って、人によって違うと思うけど、その、、普通の幸せを掴むのは限り無く大変だなぁと。近くにいてくれる人は大事にしなきゃなぁと思いました。ただいまって言える人がいるって幸せなコト。猫でも。加瀬亮くんはどんどんかっこ良くなるなぁ♪ギザギザの心が少し丸くなる吉祥寺ムービー。2008年公開。
「パコと魔法の絵本」
アヤカ・ウィルソン主演他。一日しか記憶のもたない女の子・パコ(アヤカ・ウィルソン)。おとなたちはそんなパコの心に“忘れられない”思い出を残してあげようとあることを思い付きます。天使のような女の子のために、本当の天使になろうとした大人たちの感動の虹色エンターテイメント。
8点!!大人になってからの人間関係も、子どもの頃に読んだ絵本と、本質は変わらないのかも知れないと思わせてくれる優しいお話でした。初めは、演出の奇抜さに引きましたが、パコが登場してからは、ストーリーもしっかりしてきて、良かったです。個人的に中島監督の作品は苦手ですが、今回はおすすめです。泣けます。役所さんの演技が抜群に良いのと、それぞれのキャラクターの持つ背景設定や展開がシンプルだけどしっかりしていて感情移入出来るし、素晴らしいです。純粋で真っ直ぐな大貫(役所広司)とパコのシーンは、何度も泣きそうになりました。ちょっと奇抜なイッツ・ア・スモール・ワールドという感じです。2008年公開。
「ハンサム★スーツ」
谷原章介、塚地武雅主演他。心優しい不細工の豚郎(塚地武雅)は、着るだけでハンサムになれるスーツを手に入れ、超人気モデルの杏仁(谷原章介)に大変身!理想の外見を手に入れた豚郎は、憧れの美人アルバイト寛子ちゃん(北川景子)にも好かれるはずだったが・・・。ハンサムになった豚郎の驚きのハンサムライフが始まる!時代は「イケメン」から「ハンサム」へ!笑って泣いて明日の自分が好きになる、スーパードリーム・エンタテイメントの誕生です!
7点!!映画というより、TVエンターテイメントの世界をコテコテに詰め込んだという感じです。主演のふたりが、ばっちりハマり役なので、嫌味なく楽しんで観れました。谷原さんの笑顔って二枚目なのに、ギャグ入ってて最高です(笑)見た目も中身も自分自身を好きでいる幸せの方法ってどこにある?みたいなことも考えられて中身もちゃんとある作品です。一気に元気をチャージしたい人におすすめです♪2008年公開。
「幸せの1ページ」
ジョディ・フォスター主演。ベストセラー冒険小説家のアレクサンドラ(ジョディ・フォスター)には秘密がある。自分が書く勇気あるヒーローとは正反対で、神経質なひきこもりだったのだ。しかし、南の島の少女ニム(アビゲイル・ブレスリン)からのSOSメールで、彼女の人生は一変する・・・!豪華キャストが贈る、この秋注目のハートフル・アドベンチャー。
9点!!子ども向け仕立ての作品ですが、大人も十分楽しめます。むしろ、邦題のせいで(良くない(´~`))子どもがあまり観なさそうなことが、勿体ないです。アビゲイルちゃんの天真爛漫さと、ジョディ・フォスターの名演技が良かったです。ジョディ・フォスターは、コメディの才能もあったんですねo(*^▽^*)o構成も、ストーリーも、登場人物のキャラ設定も、全部◎です。動物たちも可愛い☆小さな女の子と、大人の、特に強くもない女性によるアドベンチャーって意外と今までになかった気がします。ニムの火山にもスタスタと登ってしまう勇敢っぷりには、拍手!o(*^▽^*)o“成せば成る”かぁ・・・見習いたいです(>_<)2008年公開。
「デトロイト・メタル・シティ」
松山ケンイチ主演他。とっても地味だが心優しき青年(ゴボウ男)・根岸崇一(松山ケンイチ)は、オシャレな渋谷系ポップソングミュージシャンを夢見て田舎町から上京。渾身の甘いポップソング「ラズベリーキッス」でデビューを目指すが、ふとしたことから奇抜なメイクと演奏で人気を博す悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーⅡ世」(クラウザーさん)として活躍する羽目に・・・。「ボクがやりたかったのは・・・こんなバンドじゃない!」そんな根岸くんの苦悩とは裏腹にクラウザーさんはどんどんカリスマとなっていく・・・。理想と現実にもがき苦しむ悲劇(喜劇?)のヒーローの大活躍が、いま始まる!
6点!!なんだか劇場、拍手喝采だったのですが・・・B級?C級?映画でした。でも面白かったです。デスメタル×家族のあったかエピソードやら恋愛やらが、絶妙に噛み合っているのがスゴイと思いました。カメレオン松山ケンイチ、さすがです。クネクネしてました(笑)クラウザーさんも、笑えます。カワイイです。松山くんの作品選びはやっぱりアタリです。2008年公開。
「アクロス・ザ・ユニバース」
1960年代。リバプールから父を探しにアメリカにやって来たジュード(ジム・スタージェス)。自由な大学生マックス(ジョー・アンダーソン)に出会い、2人はNY・グリニッジ・ビレッジを目指す。彼らを待ち受けていたのはエネルギッシュな気質溢れるカウンター・カルチャー。ミュージシャン仲間達との新しい生活が始まり、ジュードはマックスの妹ルーシー(エヴァン・レイチェル・ウッド)と恋に落ちる。しかしベトナム戦争が激化し、一人は戦場、一人は反戦活動へ、一人はプロのミュージシャンへと、仲間達はバラバラになっていく。混迷の渦に巻き込まれた彼らが再び心をひとつにするときはくるのだろうか?全編ビートルズの曲を使ったオリジナルミュージカル!誰も観たことのない宇宙規模のラブストーリーに酔いしれる!
5点!!人に薦められるかと問われたら、私は薦めません(^^;)色とアートをふんだんに使った異色作です。主演のジム・スタージェスは、セクシーで、歌も上手くて注目株です♪ストーリーに関係ないアートなシーンは、眠くなるのでいらないと思いました。でも、イチゴ爆弾とベトナム戦争の映像を合わせたシーンは、斬新で凄いなと思いました。私もイチゴは潰れるイメージを持っていたので。アメリカ史上、最悪な戦争のひとつといわれるベトナム戦争下、必死に足掻き、愛を見つける若者たちの物語です。基本がラブストーリーだったので何とか最後まで観れましたが、違かったら寝てました。宇宙規模というのは、ビートルズの曲が宇宙規模という意味でしょうか?それなら納得出来るのですが。。。2008年公開。
「ダークナイト」
クリスチャン・ベール主演。ヒース・レジャー出演他。ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)とデント地方検事(アーロン・エッカート)に助けられながら、バットマン(クリスチャン・ベール)は街で起こる犯罪撲滅に成果を上げつつあった。だが、ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る犯罪者の台頭により、ゴッサム・シティは再び混乱状態に陥る。ジョーカーは、バットマンにとって最強の敵。この新たな脅威を葬り去るため、彼はあらゆるハイテク武器を駆使し、信じるもの全てと衝突しなければならなくなる…。再び、バットマンの激しい戦いが始まる!
9点!!ジャパンプレミアに行ってきました。ビギンズでは終始爆睡していた私ですが、今回は凄い見応えがありました。前半は退屈でしたが。アメコミの範疇を超えて、正義とは?道徳とは?まで問う作品でした。人間の切なさ満載です。先の読めない展開と、何度も訪れるクライマックスで、2時間半という時間を全く感じなかったです。とはいえ、お金とハイテクをフル稼働させるバットマンの戦い方は格好いいとは思えませんが。ブルースの感情面を、もう少し丁寧に描いて欲しかったです。エンドロールのヒースのクレジットのところで拍手が起きました。彼の演技が圧倒されるものだっただけに、もう観れないかと思うと、しんみりと涙が出そうになりました。本当はすごい美形なのに特殊メークだし(;_;)彼に敬意を表する意味で+1点。2008年公開。
「近距離恋愛」
パトリック・デンプシー主演。性格も生い立ちも違うトム(パトリック・デンプシー)とハンナ(ミシェル・モナハン)は、些細なことをきっかけに大学時代から今や10年来の大親友。恋愛、家族の事情などお互いの日常を知り尽くしている2人だが、突然のハンナの婚約にトムは初めて自分の気持ちに気付く。トムは、花嫁の付き添い人になって彼女の心を掴もうと最後の挑戦をする。恋人よりも大好き。それでどうして友だちのまま?大人の恋心を切なく描く、この夏最高のロマンティック・ラブストーリー。
10点!!「グレイズ・アナトミー」「魔法にかけられて」のパトリック・デンプシーは、完璧な2枚目じゃないところが、キュートで○です。こんなに近くじゃなかったら良かった、でも一番近くにいたい。近過ぎると相手の大切さに気付きにくいし、気付いても伝えるタイミングを失ってしまう、そんな身近に起こり得るストーリーに、程よく笑いがMIXされていて、完成度の高い作品でした。NYからスコットランドに舞台を移してからは、壮大な景色とか騎乗のシーンもあって、都会の現実からプリンセスストーリーにパッと変わったみたいで素敵でした。使われていた音楽も聞き慣れたものばかりでホントに身近に感じられるロマンティックコメディで、とても面白かったですo(*^▽^*)oスウィート&ヒ゛ターで、笑えて、是非!デートにおすすめです☆2008年公開。
「ベガスの恋に勝つルール」
キャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー主演他。フィアンセにこっぴどくフラれたバリバリのキャリアウーマン、ジョイ。(キャメロン・ディアス)父親が経営する工場を解雇されたジャック。(アシュトン・カッチャー)気晴らしに出かけたラスベガスで出会ったふたりは意気投合して派手に飲み明かし、勢いで結婚してしまう。翌朝、正気に戻って結婚を取り消そうとしたものの、ジョイの25セントをジャックが投入したスロットマシーンで300万ドルが大当たり!財産の取り分をめぐって“仮面夫婦生活”を送るうち、衝突ばかりしているジョイとジャックの関係に変化が訪れる・・・。ありえない恋のはじまりと、ハイテンションなバトルに思いっきり笑って元気をチャージ。笑いと涙にあふれたハッピーなロマンチックコメディの決定版。
7点!!ハイテンションで酔っ払うキャメロンは、素かと思いました(爆)彼女は結構イイ歳のはずなのに、それを感じさせない満面の笑顔とオーバーリアクションがとても可愛いですo(*^▽^*)oアシュトンは、どんどんゴツくなっていってショックだなー(>_<)たまにはシリアスな作品にも出て欲しいです。それはともかく、作品自体はハイテンションコメディで可もなく不可もなく。デートで観たら、元気を貰えます☆ふたりのキャラクター設定がしっかり生かされたストーリーと、ふたりの関係の変化の流れが、とても自然だったところが良かったです。2008年公開。
「ドラゴン・キングダム」
ジャッキー・チェン、ジェット・リー主演。現代アメリカの青年ジェイソン(マイケル・アンガラーノ)が迷い込んだ、呪われた古代の帝国<キングダム>。呪いを解くカギを握る「如意棒」を持つ、ジェイソンのもとに集う運命の仲間たち。最強の2人の師匠に鍛えられ、邪悪な敵に挑む闘いの旅がいま始まる!!
10点!!チームJJ&如意棒&孫悟空というだけで、ストーリーどうこうより、もう観るしかないでしょう。ハス゛レ覚悟でしたけど、予想を裏切り大当たりでしたo(*^▽^*)o序盤からいきなりジェット・リーvsジャッキー・チェンのフル拳法対決!ジェット・リーのアクションは華麗で美しい!ジャッキーはユニークで強い!酔拳は、初めて観たんですけど、超カッコイイ!!ジェット・リーもよく見るとかなりイイ男だし♪始めからこんなに魅せちゃって、後続くの?って思ったけど、ラストまで目を見張るアクションの連続で画面に釘付けでした。二人の美女も私好みだし♪アメリカが描いた西遊記+αというのが、逆に良かったのかも知れません。アドベンチャー+ファンタジーでかなりスカッとします☆もうこれがドラゴンボールってことでいんじゃない?と思いました(爆)大画面で、ぜひこのアクションエンターテイメントを堪能してほしいです。2008年公開。
「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」
市原隼人、関めぐみ主演他。平凡な高校生、山本陽介(市原隼人)の前に現れた制服の美少女・雪崎絵理(関めぐみ)。彼女が夜な夜な戦うのは、チェーンソーを振り回す不死身の大男。何のために戦っているのか分からない。が、「とにかく奴を倒さないと世界に希望は無い」らしい。目的の無い青春の日々を埋めるように“チェーンソー男”との戦いに没頭していくふたり。「彼女を守ってカッコ良く死ねるなら、それでオールオッケー!」思う陽介と、絵理との距離は、次第に近づいていく。しかし陽介の想いとは裏腹に、チェーンソー男との戦いは非情な最終戦に突入しようとしていた…。
5点!!陽介のダラダラとした青春の1ページに現れたチェーンソー男。だが、チェーンソー男が現れてもダラダラとした日々(夜以外)と陽介のヘタレっぷりは続く。ここまで、ヘタレだと、ヘタレNO1っぽくってもうどうでもよくなってきます(--;)絵理の悲しみが作り出したっぽいチェーンソー男ですが、彼は一体何?どんどん巨大化していくし。ウルトラマンの敵かと思いました。しかも喋れるんですか?!w 「恋空」直後の三浦春馬くんはかっこ良いです(^^)それなりな感じでダラダラしてるので、チェーンソー男と関めぐみのすごいアクションを期待してしまうと拍子抜けなので要注意。一風変わった青春映画です。2008年公開。
「クライマーズ・ハイ」
堤真一主演他。1985年8月12日。御巣鷹山に日航空機墜落、死者520名―。地元が現場となった、航空機事故の全権デスクに任命されたのは、組織から一線を画した悠木(堤真一)だった。モラルとは?真実とは?新聞は<命の重さ>を問えるのか?プレッシャーに押しつぶされながらも信念を貫き通そうと必死にもがいた悠木が見たものは?あの夏、命を追った記者たちの壮絶なる1週間。
10点!!クライマーズ・ハイとは、登山時に興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことをいうそうです。その状態の新聞記者たちと日航空機事故の話です。ドキュメンタリーのような、を通り越して、臨場感・緊迫感があり過ぎて怖かったです。夢に出る(怖)ずっと胃がギリギリいってました。某誌で、人間を描いたスペクタクル映画と紹介されていたけれど、まさにそれ。凄いです。重くて、熱くて、硬い映画です。特に、堤さんと遠藤さんのやりとりが見応えあります。堺雅人さんがカッコイイです(爆)映像も、新聞社のシーンの撮り方も、すごくリアルな効果が出ていて良かったです。観て下さい(熱)2008年公開。
「スカイ・クロラ」
押井守監督作品。何度、君と出会い、何度、空で戦い、何度、君と愛し合ったんだろう─。「最初は誰も知らなかった。知っていても、信じなかった。でも、だんだん噂が広がっていく。戦死しないかぎり死なない人間がいるって」物語の舞台は、いくつかの大戦を経て、つかの間の平和を手に入れた、今とよく似た時代。かりそめの平和を実感する為に、人々は「ショーとしての戦争」を求めた。現代を生きる私たちが、テレビを通して戦争を「観戦」するように。戦闘機のパイロットとして戦うのは、《キルドレ》と呼ばれる子供たち。彼らは年をとらない。思春期の姿のまま、永遠に生き続ける─空で死なないかぎりは。
5点!!予告ストーリーを読んで、これは久々に観たいアニメだと思って観てきましたが、私向きではなかったです。テーマがしっかりしていて、問題提起もわかりやすいけど、最終的に「だから何?」「その先はないの?」と思ってしまいます。映画でやる以上、その先の劇的な驚くべき展開を期待してしまうというか。だから「AKIRA」とか「イノセンス」とか、こういう系の作品は楽しめないんだと思います。ナンタ゛カンタ゛いって、作品に入りこめなかっただけですが・・・。でも、「ショーとしての戦争」は、悲しい現実に通じるものがあるし、終わりのない愛も切ないし、良いか悪いかでいわれると、とても難しいと思いました。一緒に行ったアニメ好きな友人には好評価だったので、押井監督の作品の深いテーマの良さはあるみたいです。2008年公開。
「花より男子ファイナル」
井上真央、松本潤主演他。盗まれたティアラを追って、F4、そしてつくし(井上真央)が、世界中を駆け巡る!ふたりの愛は、永遠なのか―そしてF4の未来は?!あの“花男”がスクリーンで、遂にファイナル!
7点!!すごい微妙でした。物凄い面白さを期待しているならハズレです。目の保養としても、F4の見せ場があまりないです。松潤の無人島ヌードくらいしか大画面の価値がなかったというか(爆)皆、脱いじゃえばいいのに(爆←ウソです。気の迷いです)てゆうか、無人島編が長過ぎて、中だるみして先が見えちゃったのは、失敗だったと思います。あとは、ドラマと比べると随分小学生向けになってました。まぁ、花男祭りだからいっか。映画のプロモーションTVだけで目の保養の元は十分取れたし(爆)2008年公開。
「噂のアゲメンに恋をした!」
デイン・クック、ジェシカ・アルバ主演他。“一度でもセックスして別れれば、次に出会う人と結婚できる”という嘘ともつかぬ噂を立てられ、次から次へと一夜限りの関係を求める美女たちに迫られる羽目になった、歯科医のチャック(デイン・クック)。そんな彼の前に、魅力的なペンギン飼育係・キャム(ジェシカ・アルバ)が現れ、チャックは本気で彼女に惹かれていく。だが、彼女と一線を越えたら、自分とは別の運命の相手が彼女の前に現れてしまうのか…!? 呪いを断ち切るべく、チャックの恋の奮闘劇がいま始まる!
9点!!lightだけど、しっかり楽しめるデートムービーです。ただしR15なので、一緒に観る相手は考えた方がいいかも(笑)ドジなジェシカも、小悪魔なジェシカも、表情も仕草も、まさに「こんなジェシカに会いたかった!」です☆まぢ可愛過ぎ!!デイン・クックのコメディアンぶりも、友人スチュのウザさも(笑)声のでかさもかなり笑えます。設定とかありえないのに、笑えて、LOVE&HAPPYを味わえる、これだからラブコメディはやめられません ヾ(≧∇≦*)ゝでも、親友のラブビデオは観たら後悔するよネ(^_^;) 2008年公開。
「ナルニア国物語第2章 カスピアン王子の角笛」
ナルニア国の運命をかけた白い魔女との戦いから1年―元の世界で平穏に暮らしていたペベンシー兄妹は見えない力に引き寄せられ、再びナルニア国に舞い戻る。この国ではあれからすでに1300年の歳月が流れており、不思議に満ち全てが美しかった魔法の国ナルニアは、戦闘民族テルマール人の暴君ミラースの悪政によってすっかり荒廃し、ナルニアの民は歴史から葬られていた。やがて兄妹は、ナルニアの正統なる王位継承者で、ミラースに命を狙われているカスピアン王子(ベン・バーンズ)と運命的な出会いを果たす―。英国ファンタジーの至宝をディズニーが空前のスケールで映画化した第2章。
7点。ナルニア国物語自体、チェスの駒を動かしているような、ナルニア国という国の歴史の一部を覗き観ているような感じです。なので、○○史っぽくて、その国に興味がないと、「ああ、そう。」という感じで流れていってしまいます。4兄妹の個性や、キーポイントになるカスピアン王子とアスランの見せ場が、きちんと確立されていれば、もう少しメリハリのあるストーリーになると思います。アクションシーンが、一章より、中身のあるものになっていたから観れたけど、世界ファンタジーだとしても、私の好みではないです。美男美女じゃないし(爆)2008年公開。
「僕の彼女はサイボーグ」
綾瀬はるか、小出恵介主演。21歳の誕生日。僕(小出恵介)の目の前に突然現れたのは、1年前に一目惚れした女性と全く同じ姿をしたサイボーグ(綾瀬はるか)だった。僕と彼女の、奇妙で予測不能な共同生活。一体彼女は、どこから、何のためにやってきたのか・・・。「私、実はすごい遠い未来から来たの。100年も先の!」彼女に、確実に恋をし始めた僕。でも、その涙、その微笑み、その勇気は・・・愛なのか、プログラムなのか。100年の時を超えて、時を、そして運命をも変えるほどの恋の力が生み出す、驚きのラスト。その結末は、恋人にも秘密です。
9点!!公開を知った時から、ずっと楽しみにしていた作品です。現実世界で、現実離れしたストーリーを描く天才クァク監督ですが、今回もお見事!だが、しかし、私の予想以上にぶっ飛び過ぎてて、あんぐりw(☆o◎)w(特に映像面が。)号泣準備していたのに、恐過ぎて泣けなかったょ(ΘoΘ;)でも、とても良く出来ていて期待を裏切らない作品です!o(*^▽^*)oアジアが描く日本の勘違いな部分も、普通ならダサくなってしまうと思うけど、主役のふたりのユーモア溢れる演技で、ぴったりハマっている感じです。この監督の作品が好きか嫌いかで、評価は分かれると思うけど、私的にはお薦めテ゛ス☆2008年公開。
「痛いほどきみが好きなのに」
マーク・ウェバー主演。初めて知った恋の痛み―それは誰もの記憶をくすぐる、甘くほろ苦い感覚。NY。若手俳優としてまずまずの生活を送っているウィリアム(マーク・ウェバー)。21歳の誕生日を前に彼は一人の女性と出会った。名前はサラ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)、シンガーソングライターを目指してNYに来たばかり。自分でも信じられないくらいウィリアムは彼女に恋をする。しかし、純粋過ぎる二人の恋は、お互いを傷つけていく・・・。イーサン・ホークが自伝的恋愛小説を自ら映画化!
5点!!映画というより、イーサン・ホーク。イーサン・ホークジュース。だから、マーク・ウェバーは演技は上手いんですけど、やっぱり若い頃のイーサン自身に演じて欲しかったです。父親役として登場するのもアリだとは思うけど。原作を読んだ時も思ったけど、イーサン・ホークにあそこまで想われるというか、あんな情熱的なイーサン・ホークはやばい、素敵過ぎ。ナルチズムの塊みたいなのに、それでも、やっぱりセクシーな彼の魅力がぎゅうぎゅうな作品です。誠実に物語を描く態度が伝わるから、展開はないともいえるのに、ラストまで観れてしまいます。イーサン・ホークが好きならば(爆)アクビ何度もしたけど(爆)2008年公開。
「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」
松本潤、長澤まさみ主演他。強者が領地を奪い、弱者が強きを倒すチャンスを狙う戦国の世。覇権拡大に野心を燃やす山名の圧倒的な軍勢によって、国境を接する小国にある秋月城が陥落した。しかし生き残った雪姫(長澤まさみ)と莫大な軍資金・黄金百貫は城から消えていた…。そのお宝を探す、逃亡中の金掘り師の武蔵(松本潤)と木こりの新八(宮川大輔)は、偶然にも秋月の隠し金を発見する。だがその直後、2人の前に真壁六郎太(阿部寛)が出現。かくして手を組むことになった彼ら。それぞれの思惑を胸に、一行は山名領へと踏み入る―。痛快無比、理屈抜きの壮大なアドベンチャーが今、幕を開ける!
5点!!すべてまぁまぁです。松潤の上品さが抜け切れない演技も(私は好きだけど)、長澤まさみの舌ったらずな喋りも、目を瞑れる範囲でした。椎名桔平は、時代劇の悪役が定番になってきたなぁっと(笑)主題歌は○。水戸黄門的な娯楽映画で、海外ウケも良さそうです。でも、これにお金は払いたくないなぁ。オリジナル版を見てみたいです。2008年公開。
「NEXT -ネクスト-」
ニコラス・ケイジ主演他。予知能力を持つ男、クリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)。だが、彼に見えるのはたった2分先だけ、しかもそれは自分に関わる未来のみ。そんな折、テロリストグループがLA市内に核爆弾を仕掛けるという史上最悪の事件が勃発。FBIのカリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)は、この大量殺戮を防ぐため、クリスの予知能力を利用しようとする。果たして、彼に運命を変えることができるのだろうか?今、未来はこの男に託された。
10点!!序盤から大型映画感たっぷりで、ラストまで緊迫感&スピード感を緩めず、一気に楽しめます。これはGWのメインディッシュになりそうです♪設定は現実離れしているのに、主人公クリスが共感出来る人間なところが良いです。でも、2分先しか見えなくて、それをフル活用出来るって、相当頭が切れる&瞬発力がないとムリ(笑)経験からだとしても、クリス凄いです(笑)ジェシカ・ビールが可愛かったです。なんで、ニコラス・ケイジの相手役っていつも最新美人なんだろう(爆)私はニコラス・ケイジの顔が苦手ですが、それを差し引いても、彼のキャスティングとアクション、ストーリーは◎でした。スカッとしたい時にオススメ☆2008年公開。
「さよなら。いつかわかること」
ジョン・キューザック主演。イラクから届いた妻の戦死を幼い娘たちに伝えなければならない。現実に苦しむ主人公(ジョン・キューザック)と、時間をかけて立ち直る家族の旅路を描いた感動作。笑うとき、目覚めるとき、眠るとき、海を眺めるとき、必ずママを思い出します。
5点!!なかなか自分では観に行かない&借りないタイプの作品なので、試写会で観れて良かったです。内容もしっかりしているし、親子の感情が静かな中にも強く伝わってきます。グッとくる場面が多々ありました。父と長女の性格がそっくりで、二人とも真面目、繊細、不器用な所が良かったです。家族にとって、母・グレイスがどういう存在だったのかが、一度も出てこないのによくわかりました。家族、戦争、辛い出来事を乗り越える術、色々考えながら観てました。私も辛い事を知る時は、家とか、街の雑踏の中じゃなくて、ガラリと環境が違う場所がいいなぁ。その方が、乗り越える心構えが少しは早く出来そうだから。2008年公開。
「チェスト!」
高橋賢人主演他。主人公は、「うそつき」と「弱虫」と「ひねくれ者」。愛すべきお調子者たちが、力を合わせ絶対4キロ泳ぎきると誓った。それを見守る先生や家族・・・雄大な鹿児島の自然の中で、子どもたちが自分自身を乗り越えるグローイングアップムービー。
2点!!舞台挨拶に行ってきました。「中学生日記」の小学生&特別版みたいだな~演技たどたどしいな~と思いながら観てましたが、やはり子ども&青春力は強し。学校で上映したら、「良かったね。」という感じで帰れそうな作品です。(映画館ではちょっと・・・(^^;))困っている人がいたら出来る人で助け合う、友だちだから助ける、という基本的なことを当たり前に出来る小学生を見習うべきだなと思いました。子どもたちが出来るんだから、大人も頑張ろうよ、と。でも、これほど、意外性がひとつもない映画も珍しいな(^^;)2008年公開。
「スパイダーウィックの謎」
フレディ・ハイモア主演他。森の奥に放置されていた屋敷に引っ越してきた3人の姉弟たちが、屋根裏部屋で、ある“謎の書”を発見する。その書には、かつてそれを記したアーサー・スパイダーウィックの“決して読んではならない”という警告のメモが・・・。しかし、その書を開いてしまった瞬間、普段は人間には見えない妖精たちが姿を現し始める。静かに潜んでいた様々な邪悪な妖精たちが目覚め、次々に襲いかかってくる。一体、なぜ!?さあ、覚悟を決めろ!その「謎」に挑め!!
8点!!手に汗握る妖精アドベンチャー!中盤まで、ホーンテッドマンションばりの妖精ホラー&後半、家族愛にホロリです。古めかしい一軒家が舞台で、映画自体も、比較的こじんまりした作りなのに、壮大ささえを感じてしまいました。すっかりジャレッド(フレディ・ハイモア)の目線で、ミステリアスな妖精世界を観ていたからだと思います。GWに家族で観たら、絶対楽しめる作品です。お勧めです☆2008年公開。
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」
市原隼人主演他。1979年。とある田舎町―。青春真っ只中の主人公ママチャリ(市原隼人)率いる“ぼくたち”7人は気ままな高校生活を送っていた。ところが、ある駐在さん(佐々木蔵之介)の登場により、両者の熱き血潮を燃やす闘いが幕を開けた!原作は、アクセスランキング20ヶ月連続No.1(記録更新中)の大人気ブログ小説で、現在も毎日更新中!そう今、イタズラ大戦争のゴングが鳴る!
6点!!「逆境ナイン」の脚本家だというので、期待してなかったのですが、なかなか面白かった上に上手くまとまっていました。この数年で、スコ゛イ実力上がったナ!みたいな。物語というより、本当にコントの連続みたいな作品です。本気で爆笑ではなくて、軽いスナックを食す、くらいの気持ちで観たら良いと思います。コワモテな佐々木蔵之介は初めて観たけど、相変わらず絶妙な演技でした。2008年公開。
「うた魂♪」
夏帆主演他。合唱部の萩野かすみ(夏帆)は、歌声とルックスに異常な自信を持つ女子高生。ある日、イケメン生徒会長(石黒英雄)から「歌っている姿をとりたい」と写真のモデルを頼まれ有頂天に。ところが写っていたのは予想外の自分の姿!ショックのあまり退部を決意したかすみの前に、番長・権藤(ゴリ)率いる不良合唱部が現れる。彼らの熱くソウルフルな歌に感動したかすみは、「合唱」の真の魅力に目覚めていくが・・・。“合唱”ってスゴイ!きっとあなたも歌いだす、感動のハーモニー!!
3点!!リハウスガールに外れなしというけれど、夏帆はただの美少女で終わってしまうのか?元々サラリとした口調なのかわからないけど、演技に抑揚がなさ過ぎて観ていてキツかったです(>_<)深夜の次世代アイドル発掘ドラマの延長みたいでした。ゴリは良かったけど、ゴスペラーズがベタ過ぎるところで登場し過ぎるのも痛いし。サイドの女の子たちの方が演技上手いし(爆)こういう映画って「青春」とか「歌」のパワーである程度何とかなるものだと思っていたけど、全然ナントカなってませんでした。イタイ{{(+_+)}} 2008年公開。
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
ノラ・ジョーンズ主演。ジュード・ロウ出演他。あなたに近づくための、5,603マイル。失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)を慰めてくれたのは、ジェレミー(ジュード・ロウ)が作るブルーベリー・パイだった。しかし、失恋から立ち直れないエリザベスは、旅に出る。そして、半年後、ジェレミーの元に一通のハガキが届く。「あなたのブルーベリー・パイは世界一おいしい」。ジェレミーは、エリザベスを探し始めるのだが・・・。
5点!!期待してなかったし、ロードムービーみたいなのって大の苦手だけど、意外と観れちゃいました。主演のノラ・ジョーンズに比べて、脇役たちがかなり魅力的だったからかな。でも、心してかからないと絶対寝ますφ(_ _)。o○どんなに辛いことがあって、たくさん泣いて、回り道をしても、前に進む一歩さえ踏み出せば、道は拓ける。問題なのは、前に踏み出したい何か=理由が見つかるかどうかだけど。それが見つかったエリザベス、待っていてくれる人までいるっていうのは、失恋から救ってあげようとする神様からのラッキーハプニング?2008年公開。
「Sweet Rain 死神の精度」
金城武主演他。ミュージックをこよなく愛し、おだやかでクールだけど、ちょっぴり天然でチャーミング。そんな怖くない、カッコいい死神・千葉(金城武)。人間の人生や死には何の興味もないが、死神としての仕事はそれなりに真面目にこなしている。その仕事とは、ターゲットを7日間観察し、“見送り(生かす)”か“実行(死)”か決めること。今回のターゲット・藤木一恵(小西真奈美)は、愛する者が次々と死んでいく薄幸な女性。当然“実行”にするはずだった。だが、彼女の、ある一つの才能が、千葉の心を動かし、やがて人間に対する見方も変わっていく・・・。ミュージック好きの死神の前に映る、素晴らしき人間の世界とは?やさしく、せつなく、心癒される、スウィートな感動作!
9点!!東野圭吾さんの次に映像界を賑わすのは、伊坂さんだと思います。死という重いテーマなのに、ファンタジックで、優しく、そして切ない物語でした。絶望的な程にネガティブで地味な一恵と死神・千葉との出会いは、一恵と、あるはずのなかった運命を、稀有なものへと変えていきます。その辺りの場面展開と物語の繋ぎ方が、とても丁寧で上手いです。音楽の使い方も私が好きな感じですo(*^▽^*)oラスト、温かくてちょっぴり切ない気持ちに包まれるやわらかな作品です。2008年公開。
「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」
オドレイ・トトゥ主演。しがないウェイター(ガド・エルマレ)が、玉の輿狙いの小悪魔に恋をした。彼女(オドレイ・トトゥ)を振り向かせるために必要なのは、リゾートホテルの超豪華スイート、一流ブランドのドレスに最高級のジュエリー。でも本物の愛はお金では買えない・・・はず!?ロマンティック・コメディの条件をすべて満たした極上の恋愛映画!
5点!!中身が薄っぺらなラブコメディです。会話も、設定も、小物使いも、適当な綺麗さを散りばめた感じに、観る側も適当にしか観る気がおきません。DVDだったら、確実に寝ます。物質至上主義イレーヌの背景が全くわからないので、感情移入しにくいからかも知れません。オドレィの冒頭のセクシーなドレス姿だけが印象的な映画です。2008年公開。
「人のセックスを笑うな」
恋におちる。世界がかわる。地方都市で暮らす19歳のみるめ(松山ケンイチ)。彼の通う美術学校に、39歳の非常勤講師ユリ(永作博美)が赴任してきた。気まぐれで自由奔放な彼女の魅力に、吸い込まれるように恋に落ちるみるめだったが、ある日、思いもよらぬ現実を知る―。恋する切なさ、楽しさ、滑稽さを、丁寧に映し出し、観るものすべての胸をしめつける。せつなさ100%の青春恋愛映画。
6点!!みるめくん=松山ケンイチ、松山くん=みるめくんがうわぁ、可愛い。+可愛いじゃ収まりきらない色っぽさに、ドキッーです(笑)あれは、触ってみたい(笑)真っ赤なカーディガンのユリも可愛い。永作博美、なんであんなちっちゃくて可愛いんだろう。いいなぁ。「みるめくん、みるめくん」って子犬みたいに恋してるえんちゃん(蒼井優)も可愛い。くすぐったくて照れちゃうシーンがいっぱいでした。複雑な恋愛で悩んでる人に純愛ゴコロを取り戻させてくれるはずです。断トツおすすめ!ってわけじゃないけど、家で流していたくなるBGMムービーですo(*^▽^*)o 2008年公開。
「ジャンパー」
ヘイデン・クリステンセン主演他。自分の行きたい場所に“ジャンプ=瞬間移動”できる、そんな究極の能力を手に入れた男デヴィッド・ライス(ヘイデン・クリステンセン)は“ジャンパー”だけが味わえる自由を謳歌していた。だが、ある日、“ジャンパー”を抹殺することを使命としている組織“パラディン”の存在を知り、自分が追われていることに気づく。その時から、世界を股にかけた彼の冒険は意外な方向へ。そして明らかになる驚愕の事実。もう一人のジャンパーとの奇妙な同盟関係を結んだ彼は、何千年も続く熾烈な戦いの渦中へと投げ込まれていく―なぜ追うのか、なぜ追われるのか、二つの種族に隠された秘密とは・・・?
10点!!シンフ゜ル&クールで、私の好きなタイプの作品です。ジャンパーの能力が、ジャンプ以外になく、故に頭脳や経験に頼らざる得ない戦いをするところが○です。パラディンがなぜそこまで執拗にジャンパーを追い回すのかはまだ謎ですが、母親(ダイアン・レイン)とデヴィッドとの関係、ミリー(レイチェル・ビルソン)との恋、グリフィン(ジェイミー・ベル)との友情(?)もこれからどうなっていくのか、とても楽しみな作品です。主要キャスト全員美男美女だし♪久々に続編を観なきゃ!と思いました。2008年公開。
「魔法にかけられて」
アニメの世界のプリンセスが迷い込んだのは―現代のニューヨーク!?愛を語る歌も、ヒラヒラのドレスも止められ、魔法も効かないこの大都会から、<おとぎの国>に戻ることはできるのか?それは、ディズニー史上最も“アリエナイ”魔法。
9点!!TDLに行く時間(ヒマ)がない人はこの映画を観ればバッチリ☆初めから終わりまで、ディズニーのショー&パレードを観ているようでした。一瞬NYの高層ビル群が、シンデレラ城に見えてしまいました(笑)ディズニーの数々のプリンセスストーリーのパロディ、しかもクライマックスの重要な所がすべて織り込まれているから、これで面白くないはずがない!!o(*^▽^*)oそれも全然パロディを感じさせない素晴らしい出来です。プリンセスストーリーの中では、最強、もしくはジョーカー的な映画です。本当にアッという間の2時間です♪しかし・・・ディズニー世界において、カップルチェンジはありか?なしか?私はなし派なので惜しくも9点です(・ω・;)2008年公開。
「ペネロピ」
クリスティーナ・リッチ主演他。裕福な名家のお嬢様に生まれながら、先祖が魔女にかけられた呪いのせいで、豚の鼻を持って生まれてきたペネロピ(クリスティーナ・リッチ)。両親は何とか結婚させて呪いを解こうとするが、やってくるのは財産目当ての男たちばかり。しかし、そんな彼らもペネロピの姿を見ると、窓から飛び出して逃げていく。そんな中、唯一自分の姿を見ても逃げなかったマックス(ジェームズ・マカヴォイ)と出会うが、またも裏切られてしまう。傷ついたペネロピは、自分の思い通りに生きていくことを決意して、家を飛び出す。果たしてペネロピの呪いは解けるのか・・・?
9点!!昔のよくあるおとぎ話を捩ったものかと思いきや、古き良きイギリスの魅力ごと現代にタイムスリップしたかのような可愛い、でもピリッとスパイスの効いた素敵なお話でした☆☆☆まるで、小さな宝箱に宝石たちをギュッと詰め込んだよう。この映画の最大の魅力は、豚の鼻でも消すことの出来ないクリスティーナのキュートさと、彼女演じるペネロピのか弱い外見からは想像も出来ない強い心と純真さです。大人になるまで誰とも会えず、外にも出れず孤独に育ったのに、王子様を待つ可哀想なプリンセスという感じではないところが良いです。ペネロピの周りの人物たちも同じくらい魅力的&個性的な人たちでいっぱいです。ジェームズ・マカヴォイのブルーの瞳は相変わらずカッコ良いし♪従来のおとぎ話のパターンから一歩抜き出た上質なおとぎ話。必見です☆2008年公開。
「L change the WorLd」
松山ケンイチ主演他。新世界の神になろうとしたキラこと夜神月(藤原竜也)と熾烈な戦いを繰り広げたもうひとりの天才・Lを主人公にした、『DEATH NOTE』のスピンオフムービー。最も信頼を寄せるパートナーであったワタリ(藤村俊二)亡き後、L(松山ケンイチ)にさらなる難事件が降りかかる。これまで卓越した頭脳を駆使してあらゆる事件を解決してきた彼が、自らの手を下さなくてはならない初めての事件。その鍵を握る少女と少年が現れ、Lは彼らを守るため、絶体絶命の状況に陥る。彼に残された時間は23日間。果たしてLに何が起こるのか…?
8点!!「DEATH NOTE」のLというよりは、Lというカッコイイ人のワンエピソードです。Lなのに、頭脳戦がなくて物足りないという意見もありそうですが、私的には松山くんの思わぬアクションシーンが観られて大満足です(笑)予想通り(以上↑(>_<))の細菌とか血みどろとかホラーシーン満載でさすが中田監督(by「リング」)、勘弁してよって感じでした。夢に出そう((o(;△;)o))前作同様、期待を裏切らないオリジナルテイストありのLストーリーです。2008年公開。
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」
ニコール・キッドマン、ダコタ・ブルー・リチャーズ出演他。あなたの知らない、平行世界(パラレルワールド)の物語。12歳の少女ライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)の周りでは、次々に子どもたちが行方不明になっていた。自分のダイモン(守護精霊)であるパンダライモンと共に、学校を飛び出し捜索に乗り出すライラ。彼女はまだ知らない。その旅の行く末に、底が抜けるような驚きと、引き返せないほどの恐怖が待っていることを。そして自らに課せられた運命を―。かつてないストーリー、かつてない世界観、そして驚愕のラスト。今、未来への扉を開く!
7点!!原作の解りづらい部分が、冒頭からしっかり補足されていたので、物語の世界に入りやすかったです。例えるなら「オズの魔法使い」のイメージ。大型ファンタジーランクでは、現在4位くらいです(笑)子ども向けなストーリーの割には、謎に包まれた部分が多過ぎて、惹き込まれにくいのが難点です。大型ファンタジーにありがちな、ファンタジーを重視するがゆえに、人間味を描ききれていない感じになっていたので、今後、ニコール演じるコールター夫人とライラの関係が楽しみです。2008年公開。
「奈緒子」
上野樹里、三浦春馬主演。長崎県波切島。喘息の療養のためにここに訪れた小学生の奈緒子は、走ることが大好きな少年・雄介と出会う。だが出会って間もなく、過って海に落ちた奈緒子を助けるために雄介の父が命を落として以来、2人の時間はそのままに止まってしまった。そして6年の月日が流れ、奈緒子(上野樹里)は高校陸上界で天才ランナーに成長した雄介(三浦春馬)と偶然再会する。2人の複雑な事情を知った陸上部の西浦監督(笑福亭鶴瓶)は、奈緒子をマネージャーとして歓迎。こうして奈緒子と雄介、そして高校駅伝長崎代表を目指す部員たちの忘れられない夏が始まった―。
6点!!同監督作品「ロボコン」とテイストは同じですが、青春映画ってナンタ゛カンタ゛で観れちゃうものですね♪お金を払うほどのものではないですが、ドキュメンタリータッチな駅伝と、小粋なストーリーはなかなかです。序盤、上野樹里ちゃんの存在感に、グィっと引き込まれたので、「演技上手くなったなぁ。」と驚きました(実はあまり期待してなかった(爆))。爽やか過ぎるので、夏に観たい高校生ムービーです☆2008年公開。
「犬と私の10の約束」
田中麗奈主演他。ある日、14歳のあかり(福田麻由子)の家に一匹の子犬がやって来る。前足の片方だけが靴下を履いたように白いゴールデン・レトリバーに、“ソックス”と名前をつけたあかりは、母から犬を飼う時にする「10の約束」を教えてもらう。その日からあかりとソックスのかけがえのない日々が始まった。世界中が涙した短編詩「犬の10戒」から生まれた、犬のソックスと少女の絆を描いた感動作。
8点!!この映画のモチーフとなった短編詩「犬の10戒」を初めて読んだ時、ガツンとやられた思いがしました。それは私が、今まで接していた犬たちに対して、深く考えて接してこなかった証拠。それ以来、この詩は深く心に刻まれるものになりました。誰かを本当に大切に想った時、自分を大切に想ってくれている人に気付く、気付かせてくれる温かい作品でした。わんちゃん可愛い!!っていう映画ではなくて、大きな事件があるわけじゃないけれど、日々楽しいことや悲しいことを通し、成長していく物語。そして隣りにはいつもわんちゃんみたいな。ほんわかとお勧めします♪2008年公開。
「ウォーター・ホース」
第二次大戦中のスコットランド。父親がいないアンガス少年が、湖で不思議な卵を発見する。中から生まれてきたのはスコットランドに古くから伝わる伝説の生き物、ウォーター・ホースだった。少年の心の穴をうめ、孤独なもの同士は絆を深めていくが、彼らの友情は大人には理解されなかった。少年が新友を守るために起こした最後の行動は―。ネス湖に眠った、ひとりぼっちの二人の想い。あの有名な“一枚の写真”に隠された、壮大な感動秘話。
7点!!スコットランドの幻想的な自然の美しさと、本当に魔法が起こりそうなネス湖の壮大さと、戦争の現実を、上手い具合に絡めていると思います。絵本にあるようなおとぎ話調で、少し子ども向けではあるけれど。。。ウォーター・ホースのクルーソーがとても可愛かったです♪出てきた瞬間に「カワイイ!」って思いましたo(*^▽^*)o展開は丸読み出来るけど、迫力ある映像である程度カバー出来てます。ラストはツッコミを入れました(笑)だって繰り返すの?(^^;)2008年公開。
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
ジョニー・デップ主演。19世紀の英国ロンドン。無実の罪で投獄され、その首謀者に妻も娘も奪われた男が、名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。15年ぶりに再開した理髪店、そこで腕を振るうのは、殺人理髪師スウィーニー・トッド(ジョニー・デップ)。胸には復讐、目には狂気、そして手にはカミソリを―。残酷で猟奇的、なのにコミカルで、どこまでもピュア。ブロードウェイの傑作ミュージカルを、人々を魅了するティム・バートンならではのオリジナルな世界観で描き出す。
8点!!ティム・バートンの作品は、いつも無理やりアトラクションに乗せられてしまったよう。私の中では出来れば融合させたくない恐怖とファンタジーを、いつも併せてしまう彼の作品は、苦手だけど、完成度はとても高いです('~`;)殺しのシーンに楽しい音楽。殺してパイ焼いて売って殺してパイ焼いて売って♪今回のジョニー・デップは技巧的。そしてシェークスピアの古典小説のような悲劇!「嗚呼、何てことなの!」という具合に、ストーリーを転がり落ちていきます。(ティム・バートン作品を)嫌いなのに目を離せない(>_<)それにしても、なんて青い空と海辺が似合わない二人(デップ&ヘレナ)なんでしょう(笑)ティム・バートンファンは必見です!2008年公開。
「シルク」
マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ主演他。19世紀、フランス。戦地から戻ったばかりの若き軍人エルヴェ(マイケル・ピット)は、美しいエレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と出会い恋に落ち、やがて二人は結婚する。そんな矢先、村で蚕の疫病が発生し、エルヴェは、美しい絹糸を吐く蚕の卵を手に入れるため、海を渡り、砂漠を越え、遥か極東の国―日本へ。そこで彼は、もう一つの運命の出会い―、絹のように美しい肌を持つ、少女(芦名星)と出会う。“人は生きて、何にめぐりあうのか?”という儚くも切ない人間の運命を壮大なスケールで描いたエピック・ラブロマン。2008年公開。
4点!!メッセージが伝わりづらい・・・。「バベル」同様、日本の使い方を意味のないものにしてしまった典型ですm(--)m別に芦名星でなくてもいいんでない?もっと若手の演技派でいるだけで光るタイプの女優さんじゃなきゃあのシーンは保たないです(--;)どんでん返しも何もなくエンドロールを迎えてしまったらどうしよう(汗)というダルさと不安の中、ラストにやっと小さな返しが。。展開読めてたけどね(^^;)エレーヌ、良く出来過ぎた女性です!2008年公開。
「陰日向に咲く」
岡田准一、宮崎あおい主演他。冴えない、情けない、カッコ悪い・・・でもどこかオカシクテ愛おしい。一組の男女の出会いを軸に、陰日向で懸命に生きている人々の人生が交錯していきます。ちょっぴり笑えて、泣けて、そして抱きしめたくなる登場人物たちに気がつけばエールを贈りたくなります。そんな不器用な人々の思いをタペストリーのように綴った心温まる感動のエンターテイメント。
5点!!期待していたより、面白くなかったです。設定とキャストを揃えているのに、掴みが出来てない&脚本が甘いです。いっその事、ちょっとした話ではなく、泣ける話の連続にした方が、この映画のテーマにも沿って(というか分りやすい)盛り上がるのではないかと思います。タイトルも良いのに、もったいない(>_<)2008年公開。
「アイアンマン」
ロバート・ダウニー・Jr主演他。億万長者で発明家の軍需産業会社社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、視察に訪れた軍のキャンプでテロリストの奇襲に遭い、胸を負傷してしまう。やがて自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている衝撃の事実を知ったトニーは、自ら戦闘用のスーツを作り、“アイアンマン”となってテロリストに闘いを挑む。自ら開発したハイテクの鎧を身にまとい、“アイアンマン”として悪と闘う男の活躍を描くアクション超大作。
5点!!「アベンジャーズ」で「アイアンマン」を観たことがなくて、アイアンマン=自己中なおっさんというイメージしかなかったのですが、大人向けのストーリーで、面白かったです。そんなに自己中じゃなくて、思いやりのある天才というイメージに変わりましたし(^^)最初からスーパーマンみたいに完璧に飛べたわけではなくて、飛ぶ練習をしているところとか、改良を重ねているところとか、本当にアイアンマンは機械で、もう少ししたら作れるのでは?と夢のある話だなぁと思いました。ヒロインのグヴィネス・パルトロウがもういい年齢なので、あまりヒロインとしては魅力的でなく、ドレスを着てもパッと目を惹く美しさにはならないですし(昔は綺麗だったのに。)、キャラクター的にも、控えめさんだったので、彼女の魅力が伝わってこなかったです。マーベルとしては、やはり地味で、オジサンとオバサンのカップル頑張るという印象がどうにも抜け切れませんでした。2008年公開。
「リアル鬼ごっこ」
石田卓也主演他。“佐藤”姓の人々が相次いで亡くなるという奇妙な出来事が起こっていたある日、高校生・佐藤翼(石田卓也)は、敵対する不良グループに追われ、全力で走っていた。追い詰められて捕まりそうになった瞬間、気がつくと彼はなんとパラレル・ワールドの別の日本にいた。そこでは独裁的な国王が、佐藤姓を持つ人々を標的に、捕まれば死刑という究極の鬼ごっこを強要していた。佐藤姓を持つ翼は果たして逃げ切れるのか?そして国王の狙いは!?
1点!!原作読んでます。映画として成り立たせるため、起承転結を無理やり作ったら、物凄く薄っぺらい内容になっていて、びっくりです(>_<)原作の持つ、スピード感、主人公が持つ、逃げる中にも、爽やかな疾走感が、皆無でした。俳優陣は、主役の石田くんに加え、谷村美月ちゃん、大東俊介、柄本明と演技派を揃えてきたんだけどなぁ~如何せん内容が・・・(>_<)しかし、柄本さんに怖い役演じさせたら本当に怖いって、改めて思いました。マスク取った方が、数倍怖いって(>_<)映画版2に続く完全な続きで終わりましたが、原作の世界観壊れすぎなので、見たいとは思えませんね。2008年公開。
「ゲット スマート」
スティーブ・カレル主演他。スマート(スティーブ・カレル)は、未知のエージェント“86”として極秘任務に就くことになる。 自ら成し遂げた肉体改造、敵を惑わす東洋武術、分析官時代の膨大な情報、フル回転する頭脳 ―そして本人の意思とは関係なく炸裂する天然のユーモア! そう、まさに彼は、最後にして最強の切り札だった!コンビを組むのは、整形手術によって新しい顔を手に入れたゴージャスボディの女性エージェント99(アン・ハサウェイ)。ふたりに与えられたミッションは、盗み出された核物質の行方を突き止め、世界規模で進行中の破壊工作を阻止すること。 次々に襲いかかる絶体絶命の危機、息をのむノンストップ・アクション、そんな緊迫の状況に、頻繁に舞い降りる笑いのゴッド。この秋、マクススウェル・スマートが、本格的アクションと超絶エンターテイメントをひっさげて、スパイ・ムービーに革命を起こす!
4点!!スティーブ・カレルって、私の中では、いつも余計な一言を言うオジサンというイメージです。そして笑いが古典的。今回の作品もそうで、どの作品でもそうなので、彼の意向か何かが反映されてるんですかね(?_?) 私の好みの笑いとは違う方向なので、能面の様に見つめてました。ドタバタコメディー過ぎて、スパイ技術の凄さや今何のミッションをやっているかがわかりにくいですが、アン・ハサウェイなんかは、結構凄いアクションやってくれてます。テレビシリーズが元になっているそうですが、クライマックスの見せ場までのダラダラしたアクションシーンが長い長い。このまま終わっちゃうのかと思うくらい長かったです。スティーブ・カレルって何をやっても、凄く見えないので、この役だと損だと思いました(^^;)後半のギャグなんか、Mr.ビーンに見えてきちゃいました(爆)テレビシリーズが元なせいか、脇役たちも個性的な面々が勢揃いなのに、生かされきれてないのが、残念でした。2008年公開。
「フレフレ少女」
新垣結衣主演他。読書が趣味で、物語の中の空想の恋に夢中になっている女子高生・桃子(新垣結衣)は、ある日偶然野球部のエースに出会い、初恋に胸をときめかす。彼に夢中になって見守りたくなった桃子は、廃部寸前の応援団へと入部するが、ひょんなことから応援団長に仕立て上げられてしまい、厳しい練習の日々を送ることになってしまう。感動を与えてくれる選手たちへのリスペクトのカタチである「応援」というキーワードをテーマにし、ポップな青春群像を描いた、共感と感動のグローイングアップ・ストーリー。
3点!!青春ラブコメの定番あるあるを幾つ見つけるか数えてしまったくらい、冒頭からベタベタの連続でした。ボールにぶつかって一目惚れとか、ロッカー開けたら、ラブレター、ザザッーとか、夜明けを見つめながら語り合って絆が生まれるとか、いつの時代だよって軽く突っ込んでしまいました(^^;)それでも、染谷くんと柄本くん(弟の方)が出てると作品として成立してしまうので、あの二人は凄いです。事あるごとにガッキーの無邪気なスマイルが可愛くて、もうラストなんか、反則の笑顔で、ファンにはたまらない作品だと思います。アイドル映画みたいになっていますが、高校生が一生懸命応援する姿は、自分の高校時代の自分が祈っても叶うわけじゃないけれど、ハラハラしながら「お願い届け届け!!」と部活の応援をしていた事を思い出して、懐かしくなりました。2008年公開。
「母べえ」
吉永小百合主演他。1940(昭和15)年の東京。父と母、娘の初子と照美の野上家は、お互いを「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と愛称で呼び合う仲睦まじい家族だ。しかし、小さな家庭の穏やかな日常は、文学者である父・滋が治安維持法で検挙された朝から一変する。戦争に反対することが、国を批判するとして罪になる時代だった・・・。何もなくても、母の手があった。悲しくても、母の胸があった。巨匠・山田洋次監督最新作。
6点!!父親が逮捕されてから、戦争中、ひたすら帰りを待つ日々で、特に何も起こらないので、辛かったですが、治安維持法で、検挙された家族がいる家庭が、当時どのようなものか、丁寧に描いているので、勉強になりました。でも、2時間にまとめて欲しかったかな。山田監督、同じ人使い過ぎて、時代背景も似てるので、流石に、マンネリ気味です。台詞回しも、いつもの独特な感じと間で、誰が言っても、山田節になっちゃうので、つまらないです。合間に、山田喜劇の小さな笑いが起こるやりとりがあるのは、ホットして良かったです。吉永小百合さんは、彼女が上手いと思ったことは、今までなかったのですが、今作では、やつれきった顔、はっとした顔、泣くのをこらえる表情など、「母べえ」にハマりきってて、素晴らしかったです。でも、どの映画でも、かなり年下の男性が吉永さんを好きになって、その気持ちを知ってるのに、触れないで、傍に置いてて、それは、どうなのよ?と思います。ご近所さんも皆優しくて、支払を待ってくれてて、夫が検挙されているのに、新宿にバターを買いに行くくらいの金銭的余裕はあって、結構お金持ちなのかな?と思いました。母子家庭で戦時中ってもっと、切り詰めてギリギリなのだと思ってました。ひたすらに悲しい話ですが、当時の世情を知ることが出来るという意味では、観る価値ありです。2008年公開。
「愛のむきだし」
西島隆弘主演他。敬虔なクリスチャン一家に育ったユウ(西島隆弘)。優しかった神父の父は、ある出来事を境にユウに懺悔を強要する。心優しいユウは父の期待に応えるべく懺悔のために毎日「罪作り」に励むようになる。いつしかユウの罪作りはエスカレートし、気づけば女性の股間ばかりを狙う天才的な盗撮のカリスマとなっていた。そんなある日、運命の女、ヨーコ(満島ひかり)と出会いユウは生まれて初めて恋に落ちる。しかし二人の背後には謎の新興宗教団体の魔の手が近づいていた・・・。ここからは息つく暇もない怒涛のストーリーが展開し、想像もできない衝撃的でドラマチックなクライマックスへとなだれ込んでいく!237分の衝撃―。実話をベースに描く、無敵の“純愛”エンタテイメント!
9点!!自分とは?世界とは?愛とは?を全力で問いかけぶつけ合う、青春突っ走りムービーです。十代の満島ひかりの瑞々しさハンパないです。海でのクライマックスのアップでの場面、凄い惹きつけられました。可愛いのですが、可愛い以外のもので惹きつける魅力が凄い溢れ出ていました。西島くんも、燃え上って燃え尽きてまた燃え上る、こんなに凄い演技が出来る俳優さんだって知らなかったです。初めは「みんな、エスパーだよ!」みたいなコメディータッチなのかと思っていたら、後半の熱いうねりを持った純愛ものへのギアチャンジが、見事でした。安藤サクラは、言葉では語らないのですが、演技で過去に囚われて足掻いている女性を表現しているのが、凄まじい迫力がありました。4時間弱は流石に長すぎるだろうと思いますが、クライマックスに向かってどんどん加速していくので、飽きずに観る事が出来ました。「ヒミズ」よりも純愛、恋に特化していて、ユウとヨーコ以外、親とか要らないくらいの世界観でした。脇役に綾野剛とか松岡茉優ちゃんとか出てて、こんなところに!と発見出来て面白かったです。2008年公開。
「ファム・ファタール」
ソン・イェジン主演他。凶悪事件を扱う韓国のFBI<広域捜査隊>のベテラン刑事チョ・デヨン(キム・ミョンミン)は、ヤクザと繋がりを持つ企業型スリ事件を担当するよう指示されるが、彼にはスリをめぐって忘れられない記憶があった。デヨンは、スリ組織の実態を把握するため潜伏中に、華麗な容姿と神技に近い技術を持つ国際的スリ組織のリーダー、ペク・チャンミ(ソン・イェジン)を偶然、救出。互いに一目惚れをしたふたりの禁断の恋が始まった・・・。清純派女優ソン・イェジンが妖艶なファム・ファタール役に挑む犯罪アクション!ベテラン刑事と美貌を誇る国際スリ団の女ボスとの禁断の恋が始まる!
2点!!韓国の映画って警察かマフィアかチンピラか区別がつきませんよね(>_<)冒頭、入り乱れてのアクションシーンがあったのですが、誰が味方で誰が敵かもわからなかったです。チャンミがスリに固執している理由もわからなかったです。誰に強いられているわけじゃないのだから止めようと思えば止められる立場なので、それで禁断っていうのは韓国映画にしては軽いです。命がかかった韓国映画だとラストは運命を感じさせるような感情の波やどんでん返しがきたりするのですが、それもなくてただの美男美女のつまらないドラマを観ているようでした。なんだろう?ソン・イェジンがただの綺麗なお姉さんって感じで上手に観えなかったからかな?デヨンのお母さん役のキム・ヘソクさんがめちゃめちゃ上手くて主演の二人を食ってました。チャンミの相棒役をやっていたシム・ジホも美形過ぎました。彼のチャンミへの秘めた思いが語らないけどにじみ出てて良かったです。しかし改めて韓国の警察怖い。日本で韓国人の集団スリとか怖かったです。でも描写やストーリー展開が昔の日本のインディーズ作品に似てました。2008年公開。
「ベルリン陥落1945」
ニーナ・ホス主演他。赤軍侵略!ナチス終焉の時―1945年 4月。ドイツ軍にかつての昂揚感はなく、国全体を暗い喪失感が覆っていた。陥落間際のベルリンでは、ドイツ軍が姿を消した後もそこに住み続けていた女性達が、略奪・レイプを繰り返す暴虐なソ連軍の格好の標的となっており、主人公のジャーナリスト(ニーナ・ホス)もその例外ではなかった。しかし、彼女はその犠牲者になるまいと、自らソ連軍の将校の愛人になることで安全を確保する。激変する時代に翻弄されながらも、偽りの愛で結ばれた男女の間に、それ以上の感情が芽生え始める。一方で、荒廃した街中では、ドイツ軍の生存者と占領軍が戦争の爪痕を露呈するかのように醜い争いを繰り広げていた。そして、事態は思わぬ方向へ展開していく・・・。原作は世界20カ国以上で、出版された大ベストセラー! 原作『A WOMAN IN BERLIN』は著者マルタ・ヒラーズ(ジャーナリスト)が1945年のベルリン空襲時に手記した日記。
8点!!ヒトラー周辺もしくはヒトラーを取り扱った作品以外、戦争中のドイツを取り扱った作品を見たことがなかったので、勉強になりました。終戦前後の、しかも女性目線でのベルリン。女性は強いというけれど、果たして自分が同じ立場になった時、あんな風に男性をこき下ろして女性同士で励まし合えるだろうか?と自分だったらと考えてしまう辛い映画でした。女性は強いと書いたのは精神面での立ち直りのことで、やはり男性に無理やり引きずられて行きたくもない場所、したくもないことをさせられて、その場をやっと愛し始められたらまた無理やり引きずられて、パワーがものをいう世界になったらそうするしかないのでしょうか?ヒロインと将校アンドレイが最後に手を固く握りあうシーンは泣きそうになってしまいました。正しく生きようとする者が損をする戦争。アメリカに占領された日本も女性はだいぶ酷いことになっていたけれど、この映画だけ観た印象だと、ベルリンの方がもっと凄まじかったのですね。当時のソ連に女性兵士がいたことにも驚きました。あんなに野獣化した男性兵士の中にいて、それこそ、彼女はなぜ大丈夫なのだろう?と不思議に思いました。自分が大丈夫でも同じ女性を陵辱した同僚と普通に接するとか無理だと思うのですが・・・。あの若いカップルの背景が知りたかったです。綺麗な男の子だったので(爆)原作を読めば寝食のことなど細かいところまで描かれてそうで読んでみたいなと思いました。(2008年日本未公開。)
「ブレス」
チャン・チェン主演。パク・チア、ハ・ジョンウ出演他。吸い込む息が憎悪ならば吐き出す息は愛だ―刑の執行が間近となった死刑囚チャン・ジンは、自殺を図った。自ら死期を早めようとする努力もむなしく、彼は声だけを失ってふたたび刑務所に帰って来る。夫と幼い娘と一緒に、裕福でモダンな家に暮らす主婦のヨン。何の不満もないように思えた彼女の人生は、夫の浮気を知ったことで狂い始めた。そんなある日、偶然テレビのニュースで死刑囚チャン・ジンの自殺未遂を知ったヨンは、彼に不思議な同情を覚え、彼に会うために刑務所へ向かった・・・。見知らぬ女の突然の面会に戸惑うチャン・ジンに、ヨンは幼い頃に経験した死の瞬間を告白する。チャン・ジンのために自分が何をしてあげられるか探し始めたヨンは、彼に四季をプレゼントし出す。それは、死ぬこと以外に何の希望もなかった彼にとって、生の温もりを吹き込む行為へとなっていった。やがて、繰り返される出会いを通じて、二人には単純な欲望以上の感情が芽生えていく。しかし、死刑間近のチャン・ジンにとって、ヨンを愛することで生まれた死への恐怖は、まさに生き地獄ともいえる苦痛であった。さらに、二人の関係を知ったヨンの夫が、二人の愛を邪魔し始める・・・。キム・ギドクが贈る世界を震わせる衝撃!美しくも哀しいラブストーリー。
2点!!チャン・チェンの枠を本当はオダギリジョーでいきたかったらしいです。台湾の俳優チャン・チェンは和製ジュード・ロウみたいで格好良いし、彼を好きな男性囚人を演じたカン・イニョンは坂口健太郎みたいに美形だし、ハ・ジョンウはヒットメーカーだし、男性陣は言うことないのですが、パク・チア~。今回はチア名義で出演してますが、キム・ギドク監督は実力でキャスティングするので可愛くない女優さんなことは多いですが、痩せたいとうあさこみたいな・・・(爆)アジア映画は女優さんが可愛くないと感情移入出来ない私には厳しかったです。とにかく、純愛を求めてというキャラクターではない、そして歌も下手。3回しか会っていない中で、何度も自殺未遂を冒していた死刑囚の心を開いちゃうくらいなんだよ?もっと歌が上手くないと。大抵の人たちが愛と感じているのはしょせんは欲望と嘲笑うかのような展開。でも解説ないとわからないくらい観客に丸投げな作品です。世界観的には北野武の「Dools」を思い出しました。結局、あの主婦が何がしたかったのかわからないし、あのテンションで現れられたら、いくら百戦錬磨の死刑囚でも「やばい女がきた。」って引くと思います。そこはサラリとクリアで話が進んでいくのについていけませんでした(>_<)いつものキム・ギドクのどぎつかったり、驚くような展開はない、1時間半の愛のまぼろしの物語。2008年公開。
「崖の上のポニョ」
崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介(声:土井洋輝)は、ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子ポニョ(声:奈良柚莉愛)に出会います。アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたポニョを、宗介が助けることから物語が始まります。「ぼくが守ってあげるからね」と宗介。そんな宗介のことを好きになったポニョが、人間になりたいと願ったため、海の世界は混乱に陥り、宗介たちが暮らす街をまるごと飲み込み、海の中へと沈めてしまいます。少年と少女、愛と責任、海と生命。神経症と不安の時代に、宮崎駿がためらわずに描く、母と子の物語。
8点!!アンデルセンの「人魚姫」がモチーフなのですね。ジブリ作品は原作があっても、独自の世界観がきちんと作られているところが毎回凄いと思って観てましたが、本作は結構アンデルセンに引っ張られている印象です。みんなが知っている原作なので余計に。人間になりたいとか、泡になってしまうとかが突然出てくるのがそう感じた原因かも。あと、津波描写が凄い。東日本大震災前だったからOKでしたが、リサの津波の中でのあの行動はそれでもいかがなものかと思ってしまいます。決断力と無鉄砲は違います。あと、宮崎さんが描いているので、宗介の髪型とか、いつの時代?っていうくらい古めかしいです。ポニョは人間になるととても可愛いですが、半魚人の時はあまり可愛くありません。宗介の5歳の勇気には胸が熱くなります。真っ直ぐに利害関係なく人を好きになれる宗介の年齢だからこそのポニョとの信頼関係は、素敵だなと思いました。原作をアンデルセンからというところを抜きにすれば、何だかんだでよく出来ているし、クライマックスに向けて感情が高まっていく良作です。2008年公開。
「私がクマにキレた理由(わけ)」
スカーレット・ヨハンソン主演他。ステキな仕事についてエリートになる!はずだったアニー(スカーレット・ヨハンソン)は、ひょんなことからマンハッタンの超ゴージャスなセレブの家で息子の世話をする“ナニ―”として働くことに。雇い主は、美しく高慢な“ミセスX(ローラ・リニー)”。自由なニューヨーク生活を夢見ていたアニーは、勝手なセレブ親子に24時間振り回されっぱなし。言いたいことも言えない、プライベートもない、恋もできない、そんな仕事なんて辞めてやる!本音を爆発させ、キレてしまったアニーが見つけた未来とは?“未来が見えない”そんなあなたに見て欲しい!爽快サクセス・ストーリー!
2点!!私の苦手な働く女子系ムービーでした。タイトルにdiaryとついてるものは要注意ですね(>_<)スカヨハの相手役としてクリス・エヴァンスが出ているので、スカヨハがいつブラック・ウィドウになってX夫妻をぶちのめすのかと思っていたけど、最後まで生ぬるい感じのお話で(>_<)スカヨハは笑顔よりクールビューティーな方が似合う不思議な女優さんなので、本作みたいに自分探しをしている普通の女の子役だとスタイルがやたら良いけどパッとしない娘さんになってしまいます。子役のニコラス・アートがめちゃめちゃ可愛くて、こんなに可愛くて頭も良い子に目もくれない親ってどういうことだろう?と思ってしまいました。可愛くなくて悪い子なら気持ちもわかりますが(爆)ナニーの労働条件もアメリカはずっとおかし過ぎます。やる人がいるから改善しなくて良いという問題ではないですし、子どもが一番近くで見て育つ人が「大卒がやる仕事じゃない」なんておかしいって気付かないのかな?男尊女卑ってまだ日常の至るところにあるんだなぁって溜め息が出てしまう全然サクセスじゃない作品でした。2008年公開。
「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」
ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマン主演他。探してください。信じる心だけに見える、宝もの。一歩足を踏み入れれば、大人も子供も時を経つのを忘れて夢中になってしまう店―それが、“マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋”だ。勝手に動き回るおもちゃ、風もないのに空を飛ぶ飛行機、絵本から飛び出す本物の動物たち―まるで魔法の国に迷い込んだような驚きと興奮の連続で、おもちゃ屋は連日、大盛況だ。そんなある日、おもちゃ屋の店主マゴリアムおじさん(ダスティン・ホフマン)は、支配人として働く25歳のモリー(ナタリー・ポートマン)におもちゃ屋を引き継がせ、魔法のバトンを渡すことを決意。ところがその日から、おもちゃたちが荒れ始める。みんな、マゴリアムおじさんの引退が不満なのだ。すっかり自信をなくして落ち込むモリー。果たしてモリーは、みんなが大好きなおもちゃ屋を守ることができるのか?世界でただひとつの特別なおもちゃ屋を継いで欲しいと頼まれたモリーの冒険を描く、心温まるファンタジー。
3点!!ファンタジーゾーンを曖昧にぼかし過ぎて、ストーリーとしての緊迫感や喜怒哀楽、間までぼんやりしてしまい、なんで主役の大物2人はこの作品に出たんだろう?とまで思ってしまいました。色々素敵な要素や俳優陣が揃っているのに、大人向けでも子供向けでもない曖昧過ぎる出来。マゴリアムおじさん、4時って言ったのに先延ばしに出来るのはどうよ?モリーはピアニストだし、おもちゃ屋にはピアノを置けるステージまであるのに、ピアノを生かさないラストはどうよ?と難点ばかりが目についてしまいます。あれだけコミュニケーションを取れるおもちゃたちなのだったら、モリーともっとコミュニケーションを取ってすねたり悲しんだりして欲しかったです。95分くらいしかないけど、それでも長いなぁと何度も時計を観てしまう作品です。2008年公開。
「シークレット・サンシャイン」
チョン・ドヨン、ソン・ガンホ主演他。ふりそそぐ陽射しをどれだけ浴びたら、あなたの悲しみは消えてゆくのだろう。シネ(チョン・ドヨン)は事故で亡くなった夫の故郷で再出発するため、息子(ソン・ジョンヨプ)とソウルからミリャンに引っ越して来る。車が途中で故障しレッカー車を呼ぶと、自動車修理工場を営むジョンチャン(ソン・ガンホ)が現れる。彼の好意でシネは無事にピアノ教室も開き、順調に新生活を送っていたが、ある日息子が殺されてしまう。心にぽっかりと穴が空いたシネはやがて別の救いを求めるようになる。まだシネは気づいていなかった。この世で独りぼっちになった彼女を、ひたすら不器用に愛し続けるジョンチャンが今も寄り添っていることを。誰もしらないふたりの秘密の関係に、陽が差し込む日は訪れるのだろうか・・・。「スキャンダル」チョン・ドヨン×『グエムル 漢江の怪物』ソン・ガンホのW主演。世界中に驚嘆と喝采をもたらした、魂をゆさぶる感動作!
3点!!とても評判の良い作品ですし、ソン・ガンホ好きなので観ましたが、チョン・ドヨンが2時間半やつれたすっぴんでいて男性を惹きつけられるほどの魅力の持ち主にしては、随分年齢が上なとこいったなという感じでした。渡辺真起子さんみたいな感じ。あとは、韓国に広く普及しているキリスト教徒がなぜか韓国だと非常に怪しい宗教みたいになっていて、途中から違う方向性の映画になりかけていました(爆)最初にシネが駆け込んできたのをカラオケをしていたジョンチャンが気付いていたなら何か変わっていたのだろうか?息子の命は?宗教で「御心」といってしまえばそれまでなのでしょうが、そんなものに振り回されないようにするために、個人の自己があるのだし、苦しくても喜怒哀楽があるのだと思いました。それに耐えられるか耐えられないかは別として。ジョンチャンのシネへの態度は献身そのものだったけど、それ以上も望んでいたのに、掴みにいこうとはしなかった。あんなに自分をなくしてまで寄り添ってくれるのに、いざ目の前にいても手は出さない、女からすればそれは少しイラッとするんだろうなぁと思ってしまいました(^^;)本当にすごく長いスパンで一緒にいて人生の最後にありがとうってなってしまう(笑)この話はキリスト教を挟まないで綺麗な若い男女のストーリーだったなら、普通に良いラブストーリーになった気がします。でも、この二人だからこそリアルで味が出たのも事実なのですが。面白いか?と言われると長いし、短編で収まってしまうような話なので、うーんですが、余韻が残る作品ではあります。2008年公開。
「落下の王国」
13の世界遺産、24ヵ国以上のロケーション。目も眩む勇者たちの旅の<ものがたり>が生きる力をくれた。映画の撮影中に大怪我を負い、病院のベッドに横たわるスタントマンのロイ(リー・ペイス)は、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、腕を骨折して入院中の少女アレクサンドリア(カティンカ・ウンタルー)。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を少女に盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせ悪に立ち向かう【愛と復讐の叙事詩】。少女を操るための他愛のない寓話は、少女に希望を与え、やがて青年自身をも救う壮大な物語へと育っていく・・・。万華鏡を覗くような<映像美>と魂に響く<物語>のチアkら。誰も見たことのない極彩色のグランド・オペラ。
3点!!絶望と決まっていたはずの結末を少女が強引に介入しひっくり返す純粋なパワーが素敵だなと思いました。絵本向き?映像は綺麗なのですが、物語と現実の世界に驚くような展開はないので、抽象的な美以外に評価するところがない・・・。大人目線で観ても子ども目線で観ても、続きが気になったりワクワクしたりする展開がないので、良いお話で終わってしまうかな。。。2008年公開。
「ミスト」
トーマス・ジェーン主演他。この子と約束した。必ず守ると―。のどかな田舎町を襲った嵐が過ぎ去った後、不審な深い霧がゆっくりと街中を包んでいった。霧に飲みこまれていく街を見つめながら、身動きが取れずにスーパーマーケットに取り残された人々。デヴィッド・ドレイトン(トーマス・ジェーン)と幼い息子ビリー(ネイサン・ギャンブル)もそのなかにいた。時が経つと共に霧の中に“何か”がいることがわかり始めた。それは、この世のものとは思えない生物。生き残るためには、店内にいる人々が団結するほかに術はない。デヴィッドは彼の賛同者たちは、霧に潜む凶暴な生物の群れと戦うと同時に、絶望に陥った人々の心を徐々に魅了していくミセス・カーモディとも、対峙しなければならなかった。デヴィッドと彼の賛同者たちは、かすかな希望を抱いて最終決断をする。それは彼らにとって、最良の選択だったのか?それとも呪われた運命だったのか?衝撃のラスト15分・・・絶望の果てに待っている、映画史上かつてない驚愕の結末とは?スティーヴン・キング×フランク・ダラボン監督「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続く衝撃の最新作。
10点!!すっごいパーフェクトなイヤミス。流石スティーヴン・キング。パニック・スリラーなのに、内容はパニックしてなくて、諦めた者と諦めなかった者の境界を見事に描ききっています。潔い結末が素晴らしい。息子に「僕を怪物に殺させないで」と誓った約束を守っていれば・・・。人間だって怪物なんだよ。ビリーから見た大人たちは間違いなくそう映ったことでしょう。絶望の1秒先には、もしかしたら希望があるのかも知れない。けれど、それを信じることの難しさ、人間という生き物の強さと弱さをラスト、見事な対比で見せています。スピード感あるパニックものなのに、「もしあの時・・・」と振り返る場面が何度もあり、追い詰められた(=自らが追い詰めている)人間がどうなるのかを冷徹に体感出来る作品です。2008年公開。